プロフィール
概要
南太平洋の柱を守護する海将軍。作中ではアンドロメダ瞬と対戦。
上半身は乙女で下半身は6種の獣の力を宿したスキュラの鱗衣から6種類の聖獣拳を放ち、技も豊富だが瞬に順々に技をかけたが、技を見せびらかす様に手加減を加えたのが仇となり、「望みの技でとどめを刺す」としたところ、同じ技は二度通じない聖闘士である瞬に技を次々と見切られカウンターで技を逆に受け続け、遂にはチェーンで拘束されてしまう。
しかし、彼もまた瞬と同様に纏う鱗衣を失い己の肉体で技を放つ時に最大にして真の力を発揮する戦士であり、鎖を引き千切って瞬に攻撃を仕掛ける。
真面目ではあるが青い面があり、柱を倒すことだけを優先してイオを拘束するだけで止めをさす気のない瞬に呆れて敵の立場も忘れて「ここをどこだと思っている、君にとって戦場だぞ!」などと説教をするなど、妙に人のいいところがある。
しかし瞬が天秤座の聖衣の双節棍で柱を砕いたときに柱を守ろうと縛られたまま飛び込んで直撃を受け、瞬に「敵に止めを刺せぬ甘さがある限り君も必ず死ぬ」と忠告して絶命した。
実際、瞬はその後カーサ戦や冥王編では冥界でカロンやルネと相対した際に上記の忠告通りの結果を受けることになる。
海皇再起では、他の海将軍と分断されながらバイアンと行動を共にしており、飄々としたバイアンとの掛け合いが多め。瞬との敗北を糧にしたのか、海将軍として職務に徹して詰めの甘さは抜けており、鱗衣の技の多さから来る戦術の幅の広さを活かしている。
ネメシスの神殿に辿り着き、バイアンとのタッグで英霊士のアイネイアースとの戦いでは、その技の多彩さを活かしてバイアンとの連携で次々と技を繰り出し、矢継ぎ早の攻撃で追い詰め、最大の拳ビッグトルネードを放つが、アイネイアースには通じず、反撃を受けて形勢が逆転。それでも、食らいつくべく大蛇の力で羽交い締めにし、バイアンに自分ごと撃てと覚悟を決めるが、逆にバイアンが味方への攻撃を躊躇している内に今度はゼウスの雷を操ったアイネイアースの反撃で失神してしまう。
漁師の息子で、父の仕事を手伝いながら生活していたが、学校に通う年齢となり都会に行く予定だったが、その前に海将軍として選ばれた。
バイアンとは対照的に入学前、人の俗世に触れる前に海将軍に選ばれて純粋さを強く残していたが、瞬との敗北を経てもそれを糧に汚れず成長している。
技
6つの獣を模した技は、それぞれが鱗衣の部位に対応している
海皇再起では、作者の須田氏はスキュラの鱗衣の性質を詰め、ギミックを活かした格闘術と補完している。
霞網を模したキャスティングネットに絡め取られ、破られた。
トラバサミを模したワイルドトラップに挟まれ、砕かれた。
- クインビーズスティンガー
- 女王蜂の毒針のように鋭い刺突技で、狙う場所を選ばないスカーレットニードルに近い。対応部位は右手。
蜘蛛の巣を模ったスパイダーネットに捕らえられ、粉砕された。
螺旋を描いて巻き付くスパイラルダクトで逆に締め上げられた。
- バンパイアインヘイル
円の動きで背後から奇襲を仕掛けるブーメランショットまでは見切れず、撃墜された。
- グリズリースラップ
- ビッグトルネード
瞬も初見は喰らったものの対抗策を見出した聖獣拳はもちろん、奥の手のビッグトルネードを受けても黄金の血で強化されたアンドロメダの聖衣には傷一つついておらず、イオを撃破した瞬は余力を残したまま次の柱に向かったことから、バイアン同様に決め手に欠けるきらいはある。
ただし、イオは技を見せびらかす様に手心を加えていた上、蜂、大蛇、吸血コウモリの3種は聖衣が強化されていても、その隙間を突ける技のため、初手から手加減せずに、仮に倒しきれなくても建て直す暇も与えずにとどめを刺しに行けば勝機はあっただろう(技の多彩さから、戦略の幅が広い)。