概要
『スーパーマリオブラザーズ3』で初登場したパックンフラワーの一種。
サイズからしてプチパックンがクッパによって改造されたのかもしれない。
そのため、ファイアボールはおろか無敵マリオの体当たりも効かず、くつマリオやヨッシーで踏んでも倒せない。敵キャラというよりはトゲやファイアバーなどの障害物に近い扱いである。
容姿
その名のとおり花びらが黒く(地下エリアでは黒だと背景に紛れて見えないため、6-9の地下では茶色、7-パックン1とパックン2の地下では紺色となっている)、『スーパーマリオブラザーズ3』及び『NewスーパーマリオブラザーズWii』以降では白い目玉がある。一方『スーパーマリオワールド』では目玉がない。
「ブラック」パックンという名前の割に、『スーパーマリオコレクション』や『スーパーマリオアドバンス4』では、何故か花びらが茶色(氷の国では青)になっていて、目玉も黒色になっている。
『スーパーマリオメーカー』では、ある条件を満たすことで追加パーツとして登場。本作の仕様に合わせ『スーパーマリオブラザーズ』仕様のブラックパックンも新たに描き下ろされた。また、羽根をつけることで本作未登場のプチパックンの代わりとして使うことができる。
振ることによる変化はないものの、黒い霧のようなものが噴出してハエたたきゲームのハエが出やすくなる。
性質
基本的に無敵で、上下左右どこから触ってもダメージを受ける。ヨッシーに乗っている、くつマリオである、無敵状態のマリオである場合は倒せはしないが上に乗って歩く事はできる。
初登場の『マリオ3』と『マリオアドバンス4』では、内部システムでは「触るとダメージを受けるブロック」と言う扱いのようで、Pスイッチでコインに変化するという性質を持つ。そのため、これを利用し進むコースも存在する。
また、横からしっぽで叩くとブロックに変化する。これが事実上ブラックパックンを倒す唯一の方法。
『3』には土管から出てくるタイプもいるが、ポーズ画面でもその動きを止めることがないため、上手くすれば危機を回避することができる。
『スーパーマリオメーカー』ではPスイッチでコインに変化しなくなったが、敵キャラと障害物の性質を併せ持った特殊なキャラとなっており、ギミックの作成には常連のキャラとなっている。
『スーパーマリオメーカー2』ではシーソーが登場した事により、各敵キャラ・アイテム・仕掛け等の『重さ』が意味を持つようになった。
本当に「鉄」でできているのかとても重く、殆どの敵キャラやアイテムは2個まとめないとブラックパックンとは釣り合わない。巨大ブラックパックン以外でブラックパックンより重いのは、巨大砲台とある程度以上長いキラー砲台くらいしかない。
敵キャラとしての性質
- 羽を付けた場合、通常のパックンフラワーと同じようにジャンプするようになる。土管から出るタイプのものに羽を生やした場合も通常パックンと同じように土管から飛び出て戻る。
- 自ら移動はしないが、バネで飛び跳ねる。横向きバネに接触すると横に跳ねる。
- 他の敵キャラと同じく、重ねてタワーにすることができる。
- 乗っている足場が破壊されると下に落下する。
- リフトや動く足場に乗る事ができる。
- Pスイッチの上に落下するとPスイッチが踏まれて作動する。
- ドッスンと同じ性質を持つらしく、メット甲羅を被って下から突き上げたり、リンクのダッシュ盾タックルで退かせられる
障害物としての性質
- トゲメットは地形と認識してブラックパックンに沿って曲がり、すり抜けない。
- 落下するブラックパックンの下に踏まれる、レールに沿って動くブラックパックンと壁に挟まれるなどすると、ブロックに挟まれたのと同じ状態になる。ボム兵は即座に爆発し、マリオは無敵状態であっても死ぬ。アイテムが挟まれた場合は消滅する。
- 横に向かって進む甲羅やメットがぶつかった場合、跳ね返る。
倒す方法
- POWブロックの振動で倒す。
- ハイヒールのヒップドロップの振動波で倒す。