概要
『ドラゴンクエストⅥ』で初登場した特技。『ドラゴンクエストⅦ』以降は「メタル斬り」表記であることが多い。
メタル系スライムに使用するとほぼ確実にダメージを与えることができる。『ドラゴンクエストⅥ』発売前に大々的に紹介された特技だった。
しかし、発売後は「まじんぎり」に立場を奪われてしまった。
「メタルぎり」は命中率が高くてもメタル系スライムに1~2ダメージしか与えられないのに対して、「まじんぎり」は当たりさえすれば「かいしんのいちげき」が出るため一撃で葬れるのである。
そのうえ「まじんぎり」の方が習得に時間がかからない&命中時のダメージ量の大きさと効果音の心地よさが段違いであることが拍車をかけている。
一応、はやぶさのけんを装備してメタルぎりをすれば2~4ダメージほど与えられるようになり、はぐれメタルくらいの体力のメタル系スライム相手ならば「まじんぎり」よりも効率よく倒せるようになる。
メタルキング以降は体力が高いので素直にまじんぎりを使用した方がよい。
『ドラゴンクエストⅧ』からは習得が早くなったり、「まじんぎり」のスキルパネルがオノに変更されるなど、特技の調整が入り使い道が増えたが、『ドラゴンクエストⅨ』や『ドラゴンクエストⅪ』ではメタル系特効武器+複数回攻撃特技がライバルとして登場している。
また、『ドラゴンクエストⅨ』からはブーメランスキルとして「メタルウィング」という類似特技が登場。メタル系に確実にダメージを与えられるうえ全体攻撃なので複数のメタル系が現れたときに便利な技である。
初登場の『ドラゴンクエストⅥ』では、実はメタル系スライムだけでなく他の金属生命体のようなモンスターにもメタルぎりが有効。
以降の作品では基本的にメタル系スライムなどの経験値が多い敵のみがメタル系になっている場合が多い。
リメイク版『ドラゴンクエストⅥ』では敵と味方で耐性が共通になった影響で、味方モンスターのはぐりん(はぐれメタル)にも「メタル斬り」が特効になる。
大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL
勇者の下必殺ワザ「コマンド選択」で選ばれるワザの一つ。
普通に当てても約1%のダメージしか与えられないが、メタル化orアストロン中の相手に当てると即撃墜する。
とはいえ、メタル化している相手に遭遇することは少ないし、最初からメタル化しているステージでは抽選率が落ちるため、出番は少ない。
対戦では名前の「斬り」の部分だけを見て、「かえん斬り」「マヒャド斬り」「まじん斬り」と間違えてこれを選んで使う勇者がたまに見られる。