百夜優一郎
ひゃくやゆういちろう
本名は「天音優一郎」。愛称は「優」。しかし、かつて上位始祖だった鬼の四鎌童子やノ夜からは「ユウ」と呼ばれている。
アホ毛のある黒髪と緑色の瞳を持ち、その容姿は「ユウ」と瓜二つ。
《終わりのセラフ》の被験体の一人。
人間でも鬼でも天使でもない、存在自体が禁忌の存在。
両親から「悪魔の子」と呼ばれ、父親には包丁で殺されかけ、母親は焼身自殺を図る。母親の死後、百夜教に記憶操作された後、クリスマスの日に斎藤に連れられ百夜孤児院を訪れるも、その直後世界が崩壊してしまい、孤児院の仲間達と共に吸血鬼に拘束され、地下都市・サングィネムに連行される。
孤児院の仲間とは四年間共に暮らしていたが「家族」とは認めておらず、事あるごとに否定していたが、孤児院仲間達を殺され、ただ一人地下都市から脱出した際に初めて彼らを「家族」と呼び、地下都市脱出後「預言」により優一郎を待っていた一瀬グレンに日本帝鬼軍へと導かれ、吸血鬼への復讐を誓う。
以降、日本帝鬼軍に所属するも、過去のトラウマからか、協調性が欠けており、幾度となく謹慎をくらっていたが、謹慎中第二渋谷高校で出会った、監視役の柊シノアや自身の同じように吸血鬼に復讐を誓っている早乙女与一、研修室で出会った君月士方、隊編成の際出会った三宮三葉と共に吸血鬼殲滅部隊月鬼ノ組・柊シノア隊に入隊し、仲間を得た事によって本来の根が優しく、仲間思いで真っ直ぐな性格が現れる。
一方で上司や先輩への不遜な態度も目立ち、グレンを「馬鹿グレン」呼ばわりし反抗的な態度を取るも、恩義を感じているため利用されようとも百夜ミカエラの救出を条件についていく姿勢を見せる。その性格から、シノア隊のメンバーやグレンや鳴海真琴からは、「馬鹿」と呼ばれながらも信頼されており、シノアと三葉からは好意を持たれている。
仲間との出会いやミカエラとの再会以降は、仲間(=家族)を守るために力を求めるようになる。
「終わりのセラフ」をその身に宿しており、新宿ではグレンに渡された特殊配合の薬の効果で人為的に覚醒。しかし、終わりのセラフが持つ「人間を皆殺しにする」思想からシノアを殺そうとするも、ミカエラにより阻まれ、さらにグレンの指示でシノアが抱きついた事により暴走は止まったが、本人は暴走中の記憶がない。
名古屋編では、鳴海隊と合同で吸血鬼第十五位始祖ルカル・ウェスカーと交戦。全員無傷で討伐し、鳴海から「良くやった」と評価される。
その後、一瀬グレン隊と合流し、人質をとった第十三位始祖クローリー・ユースフォードと彼の従者であり、第十七位始祖の二人チェス・ベルとホーン・スクルドと交戦するも、その実力の差から人質を全員解放した後、グレンを見捨て撤退するよう命令が下るが、優一郎は見捨てる事が出来ず鬼呪促進剤を二錠飲み、その際心臓が破壊するも天使により無理矢理生かされ、阿朱羅丸から制限付きで力を貸りる事に成功。単独でグレン救出に向かうが、制限時間をオーバーした事により鬼となりかけ、駆けつけた君月の鬼籍王の能力で強制的に連れ出されると同時に鬼化を解除される。
その後、シノア隊が優一郎をミカエラに託した事により一時隊から離れる。その際ミカエラに血を飲ませ、彼を完全な吸血鬼へとさせ、共に名古屋空港にてシノア隊と合流する。しかし、そこで暮人により行われていた《終わりのセラフ》計画によって目覚めた君月未来に宿る《終わりのセラフ》第五ラッパ『悪魔アバドン』から家族を救う為に自身も《終わりのセラフ》を発動させ、撃退。その後、シノアの判断でシノア隊・鳴海・ミカエラと共に日本帝鬼軍から離脱する。
帝鬼軍から離脱後は、鬼と人間の人格を行き来しながら、生き残った人間から住む場所を提供してもらい、彼らをヨハネの四騎士から守っていたが、仲間になろうと言う吸血鬼フェリドとクローリーが現れた事によりその場を離れるも、逃げ切る事は不可能と判断し、フェリドの提案を受け入れる姿勢を見せる。しかし、その直後フェリドから茜の首を見せられ、再び鬼となって暴走しかけるが、フェリドが持っていた薬で暴走は止まり、仲間達の判断でフェリドに同行。その最中、グレンの秘密を耳にする。
その後、仲間と意見をまとめ、大阪湾まで同行すると、そこにはサングィネム奪還とクルルを罰する為に日本へ来日したウルド・ギールスとレスト・カーを始めとした多くの吸血鬼達が現地におり、フェリドを疑うが彼の緊張からその疑問に対して身を引いた。
その後、裏切り者とされ日光拷問を執行されることとなったクルルとフェリドを救出する為、フェリドの館へ入り、その後やって来たグレンに彼自身の過去と目的を聞きただし、ついていく事を決断。《終わりのセラフ》を中心として、シノア隊、鳴海、ミカエラ、グレン隊、クローリーで日光拷問を担当する第五位始祖キ・ルクと交戦し、クルルの救出は不可能だったが、フェリドの救出に成功。
フェリド救出後に訪れたグレンの実家で、拘束されている第六ラッパの少年と出会い、交戦。
戦闘の最中、第六ラッパ吹きの少年にも鬼が取り憑いている事に気付き、薬を投与する事で《終わりのセラフ》状態を止め、第六ラッパ吹きの少年から出てきた十字架の子劔「罪鍵」を持って、日本帝鬼軍に帰還。
帰還後、柊暮人との面会中にシノアが倒れた事と目を覚ました事を聞き、彼女の元へ向かう最中、柊暮人に取り憑いていた四鎌童子に精神世界を侵入され、シノアの指摘からおされていた阿朱羅丸を救出・共闘(その最中、四鎌童子に「過去の記憶」について触れられる)。四鎌童子を一度は退けるが、退けたと思われた四鎌童子に背後を取られ、阿朱羅丸諸共手にかけられそうになる寸前の所でシノアが乱入。彼女が今まで保っていた心の扉を開けた事でその場を回避するも、その影響でシノアの吸血鬼化が始まり、自責の念に駆られるが、四鎌童子が己の過去を知っている事から自身の「過去の記憶」に鍵があると考え、暮人に自身を実験体にする事を条件にシノアの救出を求める。
その後、三葉に見守られる中、液体を射ち込まれ意識を失った直後、百夜教の構成員に阿朱羅丸諸共連れ去られる。
現在はミカエラに助けられ、グレンと交戦中。
優一郎の「愛」と「憎悪」の矛盾した感情を気に入り、彼と契約する。
憑依と具現の両方のタイプを持っており、いくつもの日本刀を具現させる「阿朱羅観音」と言う技を持つ。
終わりのセラフ | 第二ラッパ 『塩の王』 |
---|---|
能力 | 塩で形成された剣は鬼呪装備の戦闘力を遥かに凌駕するとされ、同じく《終わりのセラフ》である悪魔アバドンさえも一撃の下に斬り伏せた。 |
ヨハネの黙示録 | 8章8節ー8章9節 |
解説 | 『ヨハネの黙示録』巨大な山のような火の固まりが海の中に落ち、海の三分の一が血に変わり、海の生き物の三分の一が死に、すべての船の三分の一が壊される。 |
最大禁忌・《終わりのセラフ》の被検体の一人で、その中でも最優秀と言われている実験体。
鬼呪装備を上回る再生能力と、禁忌に触れる人間を皆殺しにする思想を持つ。
グレンが渡した特殊配合の薬を飲んだ際、突如左目が赤く染まり、精神世界で空からラッパが表れ、音色が奏でられると、現実世界で目から血のような物を流し、片方の背中から禍々しい翼のようなものが生えた。
名古屋では自分の意思で覚醒。両目が黒く染まり、瞳の色は黄色くなり、両翼の黒い翼を生やし飛行が可能となり、《終わりのセラフ》第2ラッパの能力の行使が可能となり、同じ《終わりのセラフ》を撃退する。しかし、その人格は天使のもので優の意識は皆無状態だったが、大阪湾にて《終わりのセラフ》の力を引き出した後、鬼呪装備で呪を張り巡らせてギリギリコントロールできる状態へとなる。
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