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概要

耳なし芳一は、平氏怨霊伝説をモチーフとした、日本怪談

かつて壇ノ浦の戦いに沈み滅亡した安徳天皇ら平氏一門を供養する、山口県下関市の阿弥陀寺(現在は赤間神宮という神社)を舞台とする。小泉八雲ラフカディオ・ハーン)の『怪談』に紹介されたものが特に有名。

曽呂理物語の耳切れうん市などの似た話(おそらくもとネタと思われる)が、日本各地に分布しており、善光寺(長野県)に伝わるものは、「イケメンの法師うん一が、死後ストーカーと化した尼僧幽霊に無理矢理連れ込まれたという話である。

有名な話なので、「全身に経文を描かれたもの」「耳が取れてるもの」の絵にはこのタグがつけられる。

「先達野の耳なし地蔵」とい話もルーツの一つなのではという説もある。

ストーリー

かつて、源氏平氏の決戦が行われ、多くの平氏の武将や貴人が海に没した壇ノ浦の戦い。その平氏一門の供養のため、壇ノ浦を望む海辺に建てられた阿弥陀寺という寺に、芳一という若い琵琶法師が住んでいた。芳一は盲目であったが、平曲の弾き語りでは右に出るものはいないと評判で、特に壇ノ浦の段を最も得意としていた。

ある夕暮れ、芳一が寺の縁側でひとり琵琶の稽古をしていると、誰かが庭先に入ってきた気配がある。「どなたですか」と芳一が尋ねると、武士らしき男の声で「拙者はある高貴なお方に仕える者。わが主は芳一どのの琵琶の評判を耳になされ、ぜひお聞きになりたいとご所望です。どうか私についてきて、その腕前を披露しては頂けませぬか」という。

芳一が男に請われるままについていくと、目には見えないが周囲の気配からたいそう立派な屋敷に入ったようで、通された広間の左右には多くの家来らが控えているようである。すると正面から主人らしき人物の声がする。「芳一どの、よくぞ参られた。ぜひ存分にその腕前を聞かせてもらいたい」芳一が平曲の弾き語りを始めると山場ごとに周囲からは感嘆の声が聞こえ、特に弾き語りの最大の山場である壇ノ浦の段では、多くの人がすすり泣く声さえ聞こえてきた。芳一はあまりの自分への評価の高さに内心驚いたが、主人とこれから七日間、同じ刻にこの場所で弾き語る約束をして寺に帰った。

それから芳一は、毎日夕方になるとどこからともなく現れる武士に連れられ、屋敷で弾き語りをしては夜更けに寺に帰ることを繰り返した。しかし、数日がたった頃、阿弥陀寺の和尚は芳一の異変に気づいた。目の見えない芳一が毎晩外に出歩くだけでも不審だったが、その芳一の顔色が日ごとに青ざめ、ほおが痩せこけていくのである。不審に思った和尚は六日目の夕方、寺を出て行く芳一の後を寺の召使いの男に命じてつけさせた。すると、芳一は平氏一門の墓所に入っていくではないか。そして墓場で寺男が見たのは、安徳天皇の墓石の前で無数の人魂鬼火に囲まれて平曲を語る芳一の姿だった。

寺男から事情を聞いた和尚は芳一を問い詰め、ついに芳一は全てを打ち明ける。「芳一よ、お主を呼び寄せたのは平氏一門の怨霊じゃ。明日、最後の七日目も出掛ければ、お前は間違いなく取り殺されてしまう。しかし、怨霊を鎮めるのは普通の方法では無理じゃ。わしに任せておきなさい」

七日目の朝、和尚は芳一を裸にさせると、寺の小僧らと手分けして、芳一の全身に般若心経を書き込んだ。般若心経の加護によって、怨霊には芳一の姿がわからなくなるのである。そして、和尚は芳一に怨霊に話しかけられても決して返事をしないように固く言い含めた。

そして夕方、いつものように芳一を呼ぶ声が現れた。「芳一どのよ、今日がいよいよ最後の日じゃ。どこにおられるのか」しかし、怨霊にはそこにいるはずの芳一の姿をとらえることができない。怨霊の声は次第に恨めしく、恐ろしいものとなる。「芳一!出て参れ!芳一ぃぃぃぃ!!」芳一は恐怖にじっと耐え、心中で般若心経を唱え続けた。

すると、武士の怨霊はあることに気がついた。芳一の耳だけが空中に浮かんでいるのである。なんと、小僧が芳一の耳にだけ経を書き忘れていたのだ。「芳一がいないのならば仕方がない。間違いなくこの場に来た証に、この耳だけでも持ち帰らん……

明くる朝、和尚が見つけたのは両耳の跡からおびただしい血を流し、しかしその激痛にも耐えて返事をせず、ついに気を失った芳一の姿であった……。

芳一が死亡してしまうバージョンもある

次の日から、怨霊が芳一を呼びに現れることはなくなった。芳一の耳の傷は治療によって癒え、この不思議な出来事から琵琶の腕前がますます評判を呼び、「耳なし芳一」と呼ばれて不自由なく生活することができた。

平氏一門の墓石は、今も芳一が生涯を過ごした阿弥陀寺の境内に残されている……。

余談

上述した曽呂理物語を始め元ネタと思われる話は琵琶法師が女性の幽霊にストーカーされるという内容で、これはこれで人気が出そうな話なのだが、芳一の話に比べてマイナーである。僧侶が怪異の女性にストーカーされるという話は安珍清姫や僧侶ではないが、雨月物語の蛇性の淫と共通している。その事からうん市らの物語が霞んしまったのと同時に、芳一は平家一門の幽霊という独自性あった事や琵琶法師と平家は関係が深く結び付きに整合性があった事、平家一門は武士として叩き上げで身を起こすしておきながら同時に文化人でもあり、それでいて悲劇的な最期を遂げると言う日本人好みの一族だった(「耳なし芳一」でもその悲劇性は描かれている)事などから埋もれなかったのだと思われる。

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  • リヴァエレ 『耳なし芳一異聞』

    リヴァエレ 『耳なし芳一異聞』 その弐

    こんにちは、皆様ごきげんよう。 本日は、今朝全米テニスにおいて錦織圭選手が決勝進出を決められたそうで、大変喜ばしい限りであります。 明け方原稿書いてる最中、ちょろっとTwitter見たら、タイムラインがその事で埋め尽くされておりました。 次の相手は世界ランキング1位さんだそうで(名前覚えてない)、どんな試合が展開されるのか楽しみですね。 ところで。 いつもいつも、小生の拙作を読んで下さる方々、尚且つ評価・ブクマ・タグ・フォローして下さる慈悲深い方々、ほんに心癒されております。まことに有難う存じます。 さて、今回は「第二夜」をお届け致します。前回よりも量が少ないですが、少しずつでもUPしていこうと思った次第です。 前回から少しずつ二人の距離が縮まっております。ふっふっふっ、時代劇なんで書くのは大変なんですが、ある意味とても楽しいです( *´艸`) 作中の江蓮の眼の色に関しましては、高校の頃、古文の先生からお聞きした実例を参考にしました。先生のご友人のお話だったんですが、その方は怪我で片目を失明して色が青く変わってしまったそうです。それでその事を酷く気にしていて、他人からからかわれると酷く激昂して殴りかかる程だったとか。あ、先生もご友人も男性で、戦中(か戦前)生まれの方です。 なので、今と違ってカラーコンタクトとかありませんし、昔の人って結構簡単に人を揶揄したり差別したりしてたので、そんな事になったのだろうと思います。教育って大事だな。 また「僧尼令」については「養老律令」より以前の「大宝律令」で制定されている、という事なんですが、大宝律令が現存してませんので、一応当時の規制法令(とっくに形骸化してるが)である養老律令の方を採りました。 また私は文章中、中学生辺りが読むにはちょい難しいかも…と思う漢字には読み仮名入れてるんですが、煩わしいとお感じの方おられましたらご容赦下さい。 また中高生の方で、「この漢字読めぬ…」というのがありましたら、おっしゃってくだされば次回から読み仮名入れるようにします。 「中学は、はるか遠くなりにけり」な私ですので、どこからが高校で習った漢字か最早判らぬのですよ(-_-;) どうぞ宜しくお願いします~(^_^)/ 次回は李梅の身の上(の一部)が明かされます。そして江蓮が寺を出たがっている理由も。 でも書くの大変なので頑張らねば…(; ・`д・´) あ、因みに扉絵ですが、こちら本物の『平家七盛塚』の写真となっております。変なモノ写っていても見なかったフリして下さいませ。 それではもう一つの「耳なし芳一」、どうぞ続きをご覧下さい。
  • リヴァエレ 『耳なし芳一異聞』

    リヴァエレ 『耳なし芳一異聞』 その肆

    ※タグ注意!! Hello, everybody! 既に新しい朝ドラに脳を侵蝕されつつある小生でございます。エリー可愛いですねw 但し、同時に朝からラスボス(オカン)も目に入る仕様になっておりますが(´-ω-`;) 第四回を迎えた今作では、私のあまりにもコアな趣味についてゆけず、読者様がどんどんふるいに掛けられて離脱して行っております。 最終回には果たして「アル〇ノア・ゼロ」ならぬ「読者様・ゼロ」になっているやもしれぬ…そんな予感さえする今日この頃です。 さて、話変わって今回のタグ。R-15です。 そして他のタグを見て「おい」と思われた方、はい、そうです。鬼畜と言われても弁解の余地がございません。 「リヴァエレ」で「エルエレ」で「モブエレ」です。江蓮総受けです。 しかも何だ、この長さ…Orz 内容については…中身を読んで下さいませ。 でもきっと予想してた方は多いかと存じます。「稚児」の二文字を見た瞬間に 「キターーーーーーーーーーッッッ!!!」 と心中思った方もおられたのではないでしょうか。 これは少なくとも「エルエレ」があると。 御期待に反してはいけませんので、ちゃんと入れました。「稚児ネタ」。 「稚児クラスタ」の方、如何だったでしょうか。 そして最終回には「平家物語」タグまで付く予定です。…私は一体どこへ行こうとしているのでしょうか。。。 そんな私を見捨てず今回も読んで下さる読者の皆様、いつもいつも評価・ブクマ・フォロー、そしてタグやコメまでつけて下さる御腐人の方々、まことにありがとうございます! お陰様でどうにか今回、ちょっとだけオイシイ場面のあるお話を上げる事が出来ました。 …何?こんなものでは全然足らぬ? はい、重々承知しております。一応その辺りは色々考えておりますが、需要の問題もありますので今しばらくお待ちください。 そしてこの度もPixivで自称地元「下関・観光マグマ大使」の私はしっかり宣伝しております。 作中触れております『先帝祭』の「上臈道中」。YouTube動画サイトのリンク載せておきますので、興味のある方は是非ご覧下さい。太夫が綺麗ですよ~(*^▽^*) ・しものせき海峡まつり ~豪華絢爛、艶やか、勇壮~ https://www.youtube.com/watch?v=yMdpiW4eMRk  ・2011 下関・赤間神宮の先帝祭 上臈参拝・振袖太夫(上アングルからの動画) https://www.youtube.com/watch?v=AUr4pRYWIh8  【くーみんの部屋】 さて今回は時折やってる小コントをひとつ。 くーみん:出演者さん、お三方に登場して頂いて、今回の感想などお訊きしてみましょう。  ではリヴァイさんからどうぞ。 兵長「エルヴィンてめぇ、人のもンに手ェ出しやがって…たとい役でも腹が立つ」 団長「何を言ってるんだリヴァイ、この場合、人のモノに手を出しているのはお前だろう。江蓮は私が先に手を付けたんだ。なぁ、エレン」 エレン「えっ!?いやあの、役!役ですよねこれ!オレと団長、何でもないですから!」 団長「おやおや、何でもないとは。役とは言え、あれ程可愛がってあげたのに。エレン、意外とつれないな(笑)」 エレン「え!?いや、ですからあれはっ只の役でっ/////」 兵長「おい、黙ってろエルヴィン。エレンよ、そんなこたぁ解ってる。けどな、やっぱ見てる方は腹立つんだよ。だからな…」 エレン「え、な、何ですか兵長(イヤな予感…)」 兵長「ちょっとこっち来い。部屋で“躾直し”だ」 エレン「ええ!?あの、ちょっと兵長っ!?ちょっと待っ…あのっ…ちょっ…」 ズルズルと引き摺られて退場。 団長「やれやれ、あの程度で嫉妬とは。あいつも大人げないな。という事で、第三夜の後編、少々長いが、お暇な方はどうぞお付き合い下さると嬉しいな。では」 くーみん:お後がよろしいようで。それでは皆様、本編をどうぞご覧下さいませ。 10/2 言葉の用法の間違いを訂正しました。    「役不足」⇒「お役に立たぬ」  近年では『役不足』を「役に立たない」事と意味を取り違えている人も多いのですが(そして私も何気に間違えてチェックをスルーしてました)、未だ辞書では「役不足⇒当人の力量に対して当てられた役が軽い」事とされておりますので訂正いたしました。 10/4 最後のページ、15行程加筆修正しました。 フォッ!? なんか凄いタグがついてる!? それにブクマと評価も! ありがとうございます! .
    23,901文字pixiv小説作品
  • 耳なし芳一リスペクト作品

    君の音色にみとれる武士の彼 ~彼を霊と知る前夜~

    ご使用、改変自由です 耳なし芳一は子供のころ絵本的なのと三分程度の紹介動画を拝見した程度ですのであくまで耳なし芳一を元としたそれっぽい作品です あぁ付き合いたての惚気と気まずい感じが良いのです
  • リヴァエレ 『耳なし芳一異聞』

    リヴァエレ 『耳なし芳一異聞』 その伍

    ※タグ注意!! 皆さんどうも、お久しぶりです。儲かってまっか? 朝ドラが大坂弁なんで、ちょっと便乗してみました(*^_^*) 因みに只今「遺留捜査」のドラマスペシャルを見ながら、これを書いております。 「気になりませんか?」「3分だけ僕に時間を下さい」(←絶対に3分で済まない) そんな糸村警部補のマイペースさに心癒される私でございます。 さて前回、UPした3日後に思う所ありまして15行程加筆修正致しました。今回の話にも出て来る李梅の設定に関する内容ですので、加筆前に前回をお読み頂いた方、宜しければ最後の頁をお読み頂けると有り難いです。加筆ページはこちら。4ページ目です。 http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=4374920#4  さて第五回の四夜目でございます。 今回は更に「平家物語」色が強くなっております。李梅の正体が何者なのか。少しずつヒントを出しております。そんなに大した謎でもないので、既に見当ついてる方も居るやもしれませんが、どうぞ最後までお付き合い下さいませ。 また、李梅の主に関するヒントも出しております(^^) そして今回もR-15です。 でも生ぬる~いR-15ですので期待してはいけません。が、李梅にほんの少し頑張ってもらいましたので、その辺は赦してちょんまげ。 しかしながらこの話、「ホラー時代劇」だった筈なのに、今や「ホラーちっくなハーレクインロマンスin時代劇」となりつつある様に感じるのは私だけでしょうか…。 そして今回も桔梗さん(のお口)が大活躍しております。その内容は…中身をご覧下さい。 恵瑠壜は…いい人なんだけどねぇ。。。この一言で察してやってくだされ。 そんな心底腐った私を憐れんで今回もお読み下さる読者の皆様、いつも評価・ブクマ・フォロー・タグ・そしてコメや感想メール下さるお嬢様方、と殿方(がおられるらしい。ビックリドッキリンコw)まことに感謝に堪えません。お陰様で今回も頑張ってお話を上げる事が出来ました(*´ω`*) それでは、「耳なし芳一異聞」第四夜目、お暇がありましたらどうぞご覧下さいませ。 10/31 挿絵を1枚追加しました!(*'▽'*)ノ゛ .
    16,059文字pixiv小説作品
  • リヴァエレ 『耳なし芳一異聞』

    リヴァエレ 『耳なし芳一異聞』 その参

    皆様ごきげんよう。 なんか最近この言葉に脳内を占拠されているくーみんです。 先ずはお詫びを。 スミマセン、前半しか書いてません。第三夜。 どんだけ細分化したら気が済むんだお前、との声が聞こえそうです。しかも予告の半分しか達成してません。 団長の登場待ってた方、本当に済みません。次回は必ず出ます。ホントです。だからどうか待ってて下され。……出しても却って怒られるかも知れないが。 さて、いつもいつも某(それがし)のスーパー駄作を読んで下さる読者の皆様、評価・ブクマ・タグ・フォロー下さるお嬢様方(今作は読者様の平均年齢が高いようです。が、たとい戸籍年齢80歳でも心は17歳なのよ☆)本当にありがとうございます! 皆様のお陰で何とか頑張って書いております(ノД`)・゜・。 ところで。 先週は中秋の名月でスーパームーンでしたが、皆さまお月見出来ましたでしょうか。 今年は旧暦の8月15日が月齢13.5でしたので、翌日が満月だったんですよ。更にその翌日は月齢15.5だったので、三日近く満月状態が楽しめた計算になります。とはいえ、流石に三日目はほんの少し下側が欠けておりましたが(;^ω^) 作中の主役二人の格好ですが…イラスト無いので言葉で説明付け加えさせて頂きますと、 李梅は源平合戦の武者姿(戦闘中では無いので頭は兜無しの萎烏帽子(なええぼし)のみ)で、江蓮は寺の稚児ですのでポニーテール姿を想像して頂けますと宜しいかと存じます(#^^#) ヘタな私のイラスト付けるより、皆様の脳内で最高に美しい二人を想像して下さいませ。 ちなみに私の場合、江蓮の手を取り歩く李梅と、それについて歩く江蓮。脳内に浮かぶその姿は熱々デート、若しくはもはや社交ダンス(特にワルツ)を踊る為にホール中央へ赴くカップルとなっております( *´艸`)(←妙な方向に腐ってる)。 それから、今回平清盛が造らせたと言われて来た『袖の湊』に関して参考にしましたのは、以下のページです。これ読んで、私は大慌てで李梅の設定変更して内容書き直しました(T_T) 平清盛にも興味のある方は是非覗いて見て下さい。 ★福岡市博物館 アーカイブズ「袖の湊」展 記事  http://museum.city.fukuoka.jp/archives/leaflet/424/index.html  それでは「進撃なんちゃって時代劇」、お暇のある方はどうぞ見て行って下さいませ~(∩´∀`)∩ 9/19 ブクマ・評価・フォロー、そしてブクマコメント、まことにありがとうございます! 続きも頑張ります!(ノД`)・゜・。
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  • リヴァエレ 『耳なし芳一異聞』

    リヴァエレ 『耳なし芳一異聞』 その壱

    Pixiv内のお小さい紳士淑女の皆様、ごきげんよう。(花子さん風) 先ずは、小泉八雲さんごめんなさい そして小泉八雲ファンの皆様、大変すみません。 そして更に芳一殿、誠にすみません。 かの名作を、こんな腐った話に変えてしまうだなんて。反省しております。でもその分、色々頑張ったので許してちょんまげ。 という事で、前回予告しておりました、リヴァエレ版「耳なし芳一」その壱でございます。 はい、スミマセン、壱です(-_-;) またかよ、という呆れた声が聞こえそうです。そうですね、私もそう思います。 本当は「前篇」としようかと思ってたんですが、過去の事例がありますので、ここは危険予知の観点から壱とさせて頂きました。 そして前回は全20話という長編にも拘わらず、最後まで読んで下さり、しかもブクマ・評価・タグ・フォローまでして下さった方々、誠に誠に有難う存じます。今後とも精進してまいりますので、今シリーズもどうぞお引き立ての程宜しゅうお願い申し上げます。(ってそりゃ話の出来具合だよね、うん。頑張れ私) そしてまた、今シリーズも私は地元下関の“観光マグマ大使”となっております。 そりゃあ地元の話なんやけぇ、しょうがないやん。うち、高校三年間、朝夕壇ノ浦をバスから眺めて通学しちょったんやし。 という事で、上手く小泉八雲と我が地元の観光資源を絡めてスタートしました今回(自画自賛)、関係各所のHPアドレスを記載しておきますね。 ・旧下関英国領事館 http://www.kyu-eikoku-ryoujikan.com/ ・下関観光ホームページ http://www.city.shimonoseki.yamaguchi.jp/kanko/index.html ・春帆楼 http://www.shunpanro.com/ ・八雲会(真面目な小泉八雲研究会です) http://yakumokai.org/  念の為、「耳なし芳一」ご存じない方はこちらをどうぞ。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%80%B3%E3%81%AA%E3%81%97%E8%8A%B3%E4%B8%80#cite_ref-4]]。   先に本家のあらすじをお知りになってからの方が楽しめると思いますので、ご覧下さい。 また作中出て来ます琵琶弾き語りについて 平曲と薩摩琵琶との違いの解るよう両者の動画サイトアドレスを記載しておきます。興味のある方はどうぞご覧下さい。ご参考まで。 ・平曲「那須与一」 https://www.youtube.com/watch?v=FqoXsZY1uDo ・西原鶴真 古典薩摩琵琶「壇の浦」ダイジェスト版  https://www.youtube.com/watch?v=HfOA20OY1fk おまけ(琵琶弾き語り「壇ノ浦」) ・Roving Ronin Report Presents Japanese Biwa Player  https://www.youtube.com/watch?v=vnIQl5CZRr8&list=RDHfOA20OY1fk&index=5  外国人による琵琶弾き語り紹介動画ですが、奏者が袿に緋袴という出で立ちの上、演奏中に雷雨に見舞われるという劇的展開に結構燃えます(笑) それでは、なんちゃって進撃時代劇、お暇のある方はどうぞご覧下さいまし。 8/30 評価・ブクマ・フォローありがとうございます!(*^▽^*) 続き頑張ります! 9/8 なんか凄く有り難いタグが2つも! ひゃああああっ(≧▽≦)嬉しいです!ありがとうございます!
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  • リヴァエレ 『耳なし芳一異聞』

    リヴァエレ『耳なし芳一異聞』 その陸

    ※タグ注意!! 皆様こんにちは、お寒いですね! インフルエンザが例年よりも一か月くらい早く流行っているそうです。感染らない様に、また感染さないように、マスクと手洗いと部屋の湿度保持に気を付けましょう。 世間では、先日12/3に「はやぶさ2」の打ち上げがありましたね。無事天へ召され…あいや飛び立って行くのをJAXA公式のUSTREAMで眺めつつ、おめでとうTLをした私です。 天気も良くて最高の打ち上げでした。 ただ打ち上げまでに流れていた説明画像の中に超小型衛星が三つあったんですが、その中の一つがUNKに見えてしまったのは私だけでしょうか。 どうも芸術作品が衛星軌道上を周回する事に意義があるとか何とかいう話をしていたような気がしますが、芸術作品というものは人により様々な解釈が成り立つ辺り、個人的に微妙なものを感じる次第であります。 さて第六回の五夜目でございます。 物凄く、もんのすご~く苦しみました。で、この体たらくです。ごめんなさい。 今回はBGMをずっとYouTubeで「蟲師OST」をエンドレスで流し乍ら作業しておりました。気分的にピッタリです。お持ちの方は、このシリーズ読む時は「蟲師」の音楽流しながらお読み頂けると宜しいかと存じます。 そして今回は内容的に「平家物語」が出張ってますんで、とうとうタグ付ける事にしました。ああ、これで平家クラスタの方がこれ読んだら怒りの投げ文が放り込まれるかもしれぬ…とガクガクブルブルです。 こんな蟲のような人間をよもや闇討ちなどする者が居る筈もあるまいに、被害妄想に浸る私を憐れんで今回も引き続きお読み下さる読者の皆様、いつも評価・ブクマ・フォロー・タグ・そしてコメや感想メール下さる雪の女王のような(ん?)女神さま方、と殿方(ドキドキw)いつも感謝しております。お陰様で今回もどうにかお話を書き上げる事が叶いました(*´ω`*) 前回は後から挿絵を描いて入れました。如何でしたでしょうか。今回はありませんが、気が向いたら描いて入れるかもしれません。 『平家物語』の古文と現代語訳を両方読めるサイトがあります。 「日本古典文学摘集」http://www.koten.net/  嵯峨本が底本となっています。「`」マークをクリックするとお互いの原文と対訳文へ飛ぶ、というとても便利なサイトです。訳だけで文法や解説はありませんが、通読するには良いと思います。 また「祇王」について。その実像に迫ったWEB新聞のサイトがありましたのでご紹介しておきます。 『滋賀報知新聞』 http://www.shigahochi.co.jp/info.php?type=article&id=A0006486  それでは、ホラーチック・ハーレクインロマンスin時代劇「耳なし芳一異聞」第五夜目、お暇がありましたらどうぞご覧下さいませ。 .
    15,431文字pixiv小説作品
  • オンボロ探偵、語ります

    目の見えぬ奏者

    今日探偵が語るのは盲目の奏者の前に現れた一時の恐怖と痛みのお話 見たい人だけ寄っといで

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