ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

青梅線

おうめせん

立川と奥多摩を結ぶ路線。中央線の支線的存在。 全区間東京都内の運行。
目次 [非表示]

曖昧さ回避編集

  1. JR東日本の一路線。立川駅(東京都立川市)~奥多摩駅(東京都西多摩郡奥多摩町)間を結ぶ。ここで解説する。
  2. 東京電力パワーグリッド株式会社の基幹送電線。電圧275kv、2回線の送電線で、豊岡線と青梅変電所を結ぶ。

概要編集

全線にわたり、多摩川に沿って路線が敷設されている。

立川から東青梅までは複線であるが、東青梅以遠が単線のため一駅だけ単線になる青梅行きについては最大のネックになっている。そのため拝島行きや河辺行きを運行して対応している。利用客は、立川~拝島間が多く次に拝島~青梅間が多い。

運行系統としては、東京~青梅間【中央線直通】と立川~青梅間、青梅から奥多摩間に分割されており、かつては早朝深夜にかけて立川~奥多摩間、1、2本程度だが早朝に奥多摩始発東京行きが存在した。データイムには青梅特快【青梅線内は各駅停車】が運行されているが、かつては一部の青梅特快が五日市線武蔵五日市始発(休日のみ)や八高線の高麗川始発のものもあった。

また、土休日にはホリデー快速【特快に相当】おくたま号(下り新宿始発・上り東京行き)が運行されており、かつては直接奥多摩まで乗り入れていた。


この他、平日には特急「おうめ」が朝に上り1本、夜に下り1本運行されている。

かつては青梅ライナー【E257系が担当】が運行されていたが、青梅線内では上り列車(東京行き)に限りライナー券を手売りで発売していた(中央ライナーなどのほかのライナーは専用の券売機がホームに設置されているが、青梅線内には券売機が設置されていないため。なお、青梅ライナーの下り列車のライナー券は当然ながら中央ライナーの券売機で購入可能)。


立川~青梅間は中央線の支線的存在でもあるため、中央線内でダイヤが乱れた場合とばっちりを受ける場合が多い【青梅特快の運休・中央線への乗り入れを中止して線内往復など】。


青梅以遠は完全なローカル線で4両編成の列車が毎時1~2往復程度に減じ、奥多摩駅を除くすべての駅は無人駅となるが、かつては石灰石運搬列車でにぎわっていた(1998年に廃止)。なお、2018年9月14日より、沿線に自然の中でアウトドアやアクティビティを楽しめる行楽地がおおく存在することから「東京アドベンチャーライン」という愛称がついた。


2023年3月のダイヤ改正より青梅〜奥多摩間がワンマン化され、対応車両には八高線同様に各車両の側面四隅に監視カメラが取り付けられている。E233系では初のワンマン化でもある。また、この影響により「ホリデー快速おくたま」は青梅止まりに変更。青梅〜奥多摩間は臨時列車での運行とし青梅での乗り換えが必要となり、東京から奥多摩への直通が廃止された。

更に中央快速線のグリーン車連結による12両編成化対策で青梅駅ホームが増設(奥多摩側は行き止まり式)、両端が踏切に挟まれホーム延長が困難な東青梅駅は棒線化、河辺駅に単式ホーム(東京行き発着専用)を増設して2面3線化するなど対策を行われた。これにより、複線区間は立川駅から東青梅駅手前までに短縮された。


略歴編集

もともとは青梅地区および奥多摩地区の石灰石輸送のために生まれた私鉄路線であった。ここでは国有化までの略歴を記す。国有化・民営化以降の出来事はWikipediaを参照されたし。


1894年 立川~青梅間に青梅鉄道として開業(軌間762mm)。

1895年 青梅~日向和田間開業(当初は貨物駅、後に旅客化)

1908年 国鉄直通のため1067mmに改軌。

1920年 二俣尾まで開業

1923年 電化(直流1200V)

1929年 青梅電気鉄道に社名変更・御嶽まで延伸

1930年 架線電圧を1500Vに昇圧

1944年 国有化。子会社・奥多摩電気鉄道【現・奥多摩工業】によって延伸工事が行われた御嶽~奥多摩【開業当時・氷川】間も完成と同時に国有化


余談編集

国有化されても法人としての青梅電気鉄道は1995年まで清算会社としてひっそりと存続していた。本社は法人消滅まで青梅駅の駅舎内【駅舎地下】にあった。戦時買収された路線の買い戻し運動の際の受け皿として存続していたが、叶わず清算会社に転換後長い時を経て消滅した。


子会社の奥多摩電気鉄道は奥多摩工業に社名変更して石灰石工業会社として長年にわたり青梅線の貨物輸送の大荷主となった。

また、バス部門は奥多摩振興に社名変更後、後に西東京バスとなった。


唯一の貨物支線が福生駅から多摩川の河原まで伸びており(福生駅~福生河原貨物駅間1.8㎞)、砂利採集を目的に運用されていたが、1959年に廃止となった。


奥多摩電気鉄道の当初ルートは現在とは大きく異なり南側をトンネル・鉄橋を多用して通過する予定だった。(参考


駅一覧編集

駅番号駅名おうめ青梅特快普通乗り換え路線備考
JC19立川
  1. 中央快速線/中央本線
  2. 南武線
  3. 多摩モノレール
JC51西立川
JC52東中神
JC53中神
JC54昭島
JC55拝島
  1. 五日市線/八高線
  2. 西武拝島線
JC56牛浜
JC57福生
JC58羽村
JC59小作
JC60河辺12両編成化対策で単式ホームを増設、2面3線化された。
JC61東青梅12両編成化対応で棒線化された。それまでは列車交換可能であったが、複線区間は当駅立川寄りで終わる事に。
JC62青梅駅舎はかつては旧青梅電気鉄道本社も兼ねた。12両編成化対応でホームが増設され2面3線化された(うち1線は奥多摩寄りが行き止まり)。
JC63宮ノ平
JC64日向和田
JC65石神前
JC66二俣尾1面2線で交換可能。
JC67軍畑難読駅名として有名。「いくさばた」と読む。駅のすぐ近くにある奥沢橋梁は鉄道写真の撮影スポットとして有名。
JC68沢井1面2線で交換可能。
JC69御嶽御嶽登山鉄道(滝本駅、バス連絡)。1面2線で交換可能。
JC70川井ホームから多摩川が作り出す渓谷を望める。
JC71古里
JC72鳩ノ巣2面2線で交換可能。
JC73白丸ホーム奥多摩側がトンネルとなっている。都内の秘境駅として有名。
JC74奥多摩


関連タグ編集

軍畑駅 奥多摩駅

201系

E233系

EF64

ED16


外部リンク編集

関連記事

親記事

JR東日本 じぇいあーるひがしにほん

子記事

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 86438

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました