概要
ポケモンが戦闘中に発生する特殊効果で、使用したわざの追加効果、もしくは特定の特性の効果で発生する。
状態異常
状態異常とは、ポケモンのHPが少しずつ減る・行動が封じられるなどといった不利な効果がかけられた状態のこと。
どく(もうどく)、やけど、まひ、ねむり状態はアイコン(Lv表示の代わりに出る)がつく。
相手を状態異常にさせることでより有利に戦えるようになる。
技の追加効果であったり変化技を使う、ほのおのからだやメロメロボディ、ほうしの場合、直接攻撃を与えることで状態異常にさせるなど、かけ方は様々。
対処方法
どくけしやまひなおしなど対応の道具を使用することで治療できる。また、カゴのみやモモンのみ等のきのみを持たせておけば対応の状態になったときに消費して自動的に治療できる。
状態異常を防ぐにはみずのベールやじゅうなんなどの特性、どく・はがね・ほのお・こおりなどの特定のタイプが有効。
アイコンがつくタイプの状態異常は重複できないため、ポイズンヒール、マジックガードなどといった効果自体を無効にできる特性を利用して自ら状態異常にかかることで他の状態異常から守るというテクニックもある。
状態異常の一覧
主にどくタイプの技に多くみられる効果である。基本的に自然治療しない。
この状態異常にかかると1ターン終了ごとにHPが最大値の1/8(第1世代のみ1/16)ずつ減る。第3世代までは戦闘が終わっても4歩歩くたびにそのポケモンが1ダメージを受けるが第5世代からはそういうシステムはなくなった。
- もうどく状態
どく状態の強化版。通常のどく状態と違うのはダメージが倍になっていく。基本的に自然治療しない。
最初は1/16しか削れないが2ターン目は1/8、3ターン目で1/4ずつ減っていく、
そのため相手をこの状態異常にかけ、交代・回復をしなかった場合は5ターン以内で戦闘不能にできる。
割合ダメージなので攻撃力・防御力に依存しない上に、その割合も徐々に増えるため、長いターンにわたって居座る必要のある耐久型ポケモンの大敵である。
もうどく状態になったまま戦闘が終わると通常のどくになる。
どく状態と同じく、どくタイプとはがねタイプのポケモンには効かない。
主にほのおタイプの技に多く見られる効果である。基本的に自然治療しない。
どく状態と同じく、かかった対象のHPが毎ターン1/8ずつ減っていくが、特に大きいのはこうげきが50%減少することである。
そのため、こうげきのステータスを重視する物理アタッカーのポケモンがかかるとほぼ無力化されてしまう。
ただし対象の特性がこんじょうだったり、技からげんきを使ったときはこの限りではない。
また、ほのおタイプのポケモンはやけど状態にならない。
特性の例:ほのおのからだ
第5世代からはみずタイプの技でありながらやけどの追加効果を持つ攻撃技ねっとうが追加された。
主にでんきタイプの技に多く見られる効果である。それ以外でも様々なタイプの技(神経を刺激するものが多い)で発生する。基本的に自然治療しない。
行動時に25%の確率で行動できなくなる。さらにすばやさを75%減少させる効果もあるため、高い素早さを持つ速攻型のアタッカーにとって致命的。
ただし特性はやあしのポケモンにはこの限りではない(行動封じの効果はあるが、逆にすばやさが上がってしまう)。
第6世代からはでんきタイプのポケモンはまひ状態にできなくなった。
発生する技の例:でんじは、しびれごな、10まんボルト、のしかかり
一定ターン(世代ごとに異なる)、一部の行動を除いて全く身動きが取れなくなる。
第2世代以降は一応「たたかう」コマンドでの技の選択はできる(解除された場合その技を使う)。
「たたかう」コマンドで技を命令するたびにカウントが1ずつ減っていき0になると解除される仕組みである。1ターン持続が少なく感じるのはこのため。第5世代のみ、交代するとカウントがリセットされてしまうため容易に交代がしづらい。
自然治療した場合はターンが回った始めに行動する。
発生する技の例:うたう、ねむりごな、さいみんじゅつ、ねむる(自分に発生。3ターン固定)
こおり状態にかかると、一定ターンの間、一切の行動がとれなくなる。
主にこおりタイプの技の追加効果としてかかることが多い。
第1世代では、こおり状態はねむり状態と違い、一度かかったら自然回復しなかった。
そのため対人戦では、こおり状態=戦闘不能であり、当時は3割でこおり状態にするふぶきが猛威を振るっていた。
以降は効果発生率が30%→10%に下げられたり、一部のほのお技で溶かせたり、ナナシやラムで回復できるなど、対抗策が多く実装され、
ねむり同様自然回復が発生するなど、それ程怖い存在ではなくなった。
ねむり同様、溶けた段階で行動が取れる。
こんらん状態になると、50%の確率で「わけもわからず、じぶんをこうげきした」と出る。
自分を攻撃してダメージを負ってしまうステータス異常だが、戦闘画面にアイコンは表示されない。
また、自滅時は威力40の攻撃として判定され、ステータス補正の影響を受ける。
いばるは攻撃力を2段階上げ、自滅ダメージを増大させる目的の技となっている。
発生する技の例:あやしいひかり、ねんりき、ばくれつパンチ、フラフラダンス
メロメロ状態になると、50%の確率で相手に惚れて行動が出来なくなる。
技として登場しており、♂なら♀に、♀なら♂相手にのみ効果が生じる。無論性別不明・無しには無意味。
こちらも戦闘画面にアイコンが出ないが、それは同時に他のステータス異常と重ねることができるということ。
メロメロ状態でマヒ状態やこんらん状態になった日には、75%の確率で行動できないという運ゲー状態に陥る。
メンタルハーブを持たせると回復ができ、あかいいとを持たせるとかけた相手もメロメロにできる。
発生する技の例:メロメロ
発生する特性の例:メロメロボディ
状態変化
状態異常とは異なり、相手や自分のステータスが変化することを状態変化という。
わざを何回も出すことによってその効果を重ねがけ出来る。
ランク補正
バトルの時ステータスが上下したりすること。
ステータスにはこうげき、ぼうぎょ、とくこう、とくぼう、すばやさがある(1世代ではとくこう&とくぼう=とくしゅ)(命中率・回避率も含む場合あり)。
- 「こうげき」が高いほど物理技で与えるダメージが高くなる
- 「ぼうぎょ」が高いほど物理技で受けるダメージを減らせる
- 「とくこう」が高いほど特殊技で与えるダメージが高くなる
- 「とくぼう」が高いほど特殊技で受けるダメージを減らせる
- 「すばやさ」が高いほど行動できる順番が早くなる
- 「回避率」が高いほど技を受ける確率を減らせる
- 「命中率」が高いほど技を与える確率を増やせる
能力の上下幅
のうりょくは一度に1~3段階まで上or下げるとこができる。
+3 | ぐぐーんと上がった |
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+2 | ぐーんと上がった |
+1 | 上がった |
-1 | 下がった |
-2 | がくっと下がった |
-3 | がくーんと下がった |