※ その他のサンシャインに関してはサンシャインの記事を参照。
概要
CV:佐藤正治
(『キン肉マン』のアニメシリーズでは唯一声優が代わることがなかったキャラである。)
悪魔六騎士の一人「砂地獄」。その異名通り、全身が砂(砂金)で出来ており、様々な形に変化させて闘う。そのため、体をバラバラにしても平気というプロレス漫画にあるまじき体質の持ち主。
モチーフはピラミッド。しかし応募された際のモデルはサンシャイン60とのこと。新章で観客に「でかいビルディングみたいな超人」と表現されており、さりげなくこの設定を回収している。
悪魔超人の中では穏健派な性格で、「悪魔にだって友情はあるんだ!!」という彼の発した言葉は作中でも指折りの名台詞として名高い。ネタ的に使われる事も多いが本来は物凄くシリアスなシーンで使われてるので、感涙必至である。
巨体から繰り出されるパワフルなファイトスタイルもさることながら、砂で出来た肉体を自在に変化させ相手を翻弄する。
必殺技は『地獄のピラミッド』『地獄のコマ』『呪いのローラー』等。
その他、新章では砂の巨体をザ・ニンジャの姿に変身させ、本人のように高速で移動するなどの応用能力があることが判明した。
作中での活躍
黄金のマスク編
前半は優勢に闘うものの、胸の太陽を模したキーパーツと、砂は音に弱いという弱点を突かれ敗北。その後、悪魔将軍の肉体の一部となって登場するが、将軍敗北後、アシュラマンとともに肉体から脱出し、将軍と盃を分かつことを宣言する。
夢の超人タッグ編
悪魔超人から離反した二人は正義超人たちを模した呪いの人形を使い、彼らのチームワークの源である友情に亀裂を生じさせる。そしてタッグチーム「はぐれ悪魔超人コンビ」を結成し宇宙超人タッグトーナメントに突如乱入。カナディアンマンとスペシャルマンのタッグ「ビッグ・ボンバーズ」を排除しトーナメント参戦権を奪う。
本戦では、第一回戦にお互いの因縁の相手であるテリーマンとジェロニモの「ニュー・マシンガンズ」と対戦。体内に「呪いのローラー」を組み込み“ニューサンシャイン”となったことで弱点であるキーパーツを克服しており、それを狙って懐に飛び込んだジェロニモの右腕をローラーに巻き込み破壊。さらに、窮地に追いやられたテリーマンを救おうと飛び込んだキン肉マングレート(プリンス・カメハメ)に瀕死の重傷を負わせ、結果死に至らしめる。
その後、キン肉マンとカメハメの意志を継いだテリーマン扮する二代目キン肉マングレートの「マッスルブラザーズ」と対戦するが、両者の友情に感化され的確な行動をとれない状態になり、最後はマッスル・ドッキングを見舞いあえなく敗退。試合後、ネプチューンマンにダブルレッグスープレックスで殺害されて超人墓場に送られ、オメガマンの亡霊超人の一人に組み込まれてしまっていた。
新章『完璧・無量大数軍編』
新章では、ふたたび悪魔六騎士として悪魔将軍の下に集結し完璧超人始祖軍と対決。
(…え?何時超人墓場から復活したって?その辺は「ゆでだから」気にするな!)
ニューヨークの自由の女神の真の姿である「完璧の巨像」の掌を舞台に完璧・捌式(パーフェクトエイス)シングマンと対決。
始祖軍でも巨体の部類であるシングマンと豪快な力比べを繰り広げるが、地球外物質で出来た頑強な肉体に苦戦し、さらに巨像の原材料である「コンプリートコンクリート」を肉体に混ぜられ、呪いのローラーはおろか変身能力まで封じられる。はじめは機転を利かし頑強になった肉体を有効活用しうまく立ち回ってみせるも、彼の持つ地球外物質製の刃で出来たディスクカッターと音波攻撃によって、まさにビルの解体工事のように肉体を崩壊させられてしまう。
「悪魔超人として三度醜態を晒した」と自身を悲嘆し、己の身体を海に撒くように懇願する。シングマンもそれに答え、彼の残骸をマットに包み海に投げ飛ばすために豪快に振り回すが、使い捨てカイロの原理(酸化還元反応)でサンシャインの肉体が発熱し巨大な太陽となり、弱点になるからと封印したキーパーツを敢えて復活させることで元の姿に戻る。
一気に優勢となったサンシャインは、シングマンの肩パーツに自身の砂を忍ばせ内部破壊を起こし、さらに内部に収納されているディスクカッターを引きずり出し、新必殺技「コンプリートサンド・セメタリープレス」でカッターの上にシングマンの身体を全体重を乗せて叩きつけ、勝利を治めた。
シングマンの持つ「星のダンベル」を回収するが、瀕死の彼の口から完璧超人始祖たちの過去が語られ、「あやつ」への尊敬の念とそれを迫害し続ける地上の超人たちへの憤りを訴えられるが、話半ばでシングマンの頭部にダンベルを叩きつけ、続けざまに宛らバットの如く豪快なスイングで彼を空遠くへ打ち飛ばした。最後まで悪魔らしい無慈悲な振る舞いで締めくくったが、一方でシングマンの義理堅い人格を評価する発言を残した。
キン肉マンⅡ世
d.M.p(デーモンプラント)の悪魔超人首領(ヘッド)として登場。
肩書きこそ「悪の三大派閥の内の一派の頭目」だが、その頃の悪魔超人はかつての闘いで多くの仲間とカリスマ的指導者(悪魔将軍)を亡くし、中にはバッファローマン、アシュラマン、ザ・ニンジャ等のように正義超人の仲間入りする者たちも増え、その勢力は激減していた。そのため、d.M.pの仲間内でも隅に追いやられ、不遇な扱いを受けていた。
肉体は老化と歴戦の後遺症により痩せこけ、体重は全盛期の約半分まで落ちてしまったという。また片目を失明したらしく眼帯をしているが、その経緯は語られていない。
ナイトメアズを結成し秘蔵っ子のチェック・メイトを育て上げるが、彼もまた離反し正義超人の仲間入りをしてしまう。
アシュラマン復活の際には感激し、海を泳いで巌流島までかけつけるものの、「悪魔に戻っても、あんたとふたたび組むつもりはない」と冷たくあしらわれてしまう。
しかし、それでも彼とデーモンシードのボルトマンのセコンドを務め(キン肉万太郎とケビンマスクとのタッグ戦)、さらにアシュラマンが己の矜持から悪魔将軍に見限られ、老いた姿に戻った際は彼の身体を支え、「悪魔にだって友情はあるんだぜ」「協力するぜ、お前が声をかけてくれりゃオレはいつだって」と、悪魔の友情を復活させた。
ちなみに串カツが好物らしく、大阪(作者の故郷)の串カツ屋での食事シーンが何度か登場する。
同じ店に居合わせた万太郎に対して「やめな!ソースの二度付けは!」と叱責したり、レンコン串やキャベツを勧めたりと何かとお節介を焼く場面も。
関連イラスト
普通の絵
サンシャイン牧場とのコラボ絵
混ぜるな危険
関連タグ
クロコダイル(能力がよく似ているため比較されやすい)