図鑑データ
「やっと会えた!陽炎よ。よろしくねっ!」
いよいよ、概要の出番ね!
旧日本海軍の陽炎型駆逐艦1番艦「陽炎」をモデルとした駆逐艦娘。
序盤から入手可能なコモン艦であり、序盤の戦闘や後半での資源稼ぎなどでお世話になる提督もいることだろう。また、編成任務と出撃任務も実装されているため育てておいて損はなく、難所と名高い3-2でも活躍が見込める。
登場当初こそ姉妹艦には不知火と黒潮、そしてオーバーウェポン駆逐艦として名高い雪風しかおらず、雪風建造時のハズレ艦娘として多くの提督達をガッカリさせてきたyaggyの一角を担ってきた。その後、他の陽炎型駆逐艦が次々に実装されて、2016年6月現在では同型だけでも17人、準同型とも言うべき夕雲型も合わせると26人という超大所帯の長女となった。
ただし、陽炎型は彼女と妹の不知火および黒潮を除く全員、夕雲型にいたっては全員が『艦これ』屈指のレア艦揃いであり、しかも2016年7月現在、サービス開始時からいる陽炎・不知火・黒潮・雪風以外で建造できるのは、陽炎型の末妹で2015年9月のアップデートより建造可能になった秋雲のみ(つまり、夕雲型はいまだに建造落ちゼロ)ということもあり、26人全員を揃えるのは至難の業である。
後述のメディアミックスノベル『陽炎、抜錨します!』がヒットしたこともあり、近年では知名度と人気が急上昇中。
『艦これ』以外の他の「陽炎」については陽炎の項を参照のこと。
彼女の作品を検索する時は『陽炎 艦 これ』とすると見つけやすいかもしれない。
ただし、陽炎『型』まで引っかかることが多いので、余計なものがヒットしても泣かない。
ネームシップの辛いところである。
どう?私の史実は。少しは参考になったかな?ああ、お礼なんていいのよ~。
霰、霞、不知火らと共に第十八駆逐隊を編成、真珠湾攻撃から数多くの作戦に参加してきたが、キスカ島における米潜水艦グロウラーの奇襲攻撃により隊が壊滅的被害を被って以降は第十五駆逐隊に転属、黒潮、親潮らと共に鼠輸送などに奔走した。
しかし、コロンバンガラ島への鼠輸送の際、何度も同じ航路を用いたことから米軍にルートを察知されてしまい、航路に敷設された機雷に触雷して大破し、漂流の末沈没。
ノベライズ作品(後述)の編集後記で「エピソードがないのがエピソード」とまで言われているが、前線に投入され続けたこともあり、他の駆逐艦達がキレそうな程度にはエピソードを持っている。
詳しくは「陽炎」を参照のこと。
陽炎、容姿入りまーす!
狐色のセミロングを大きな黄色いリボンでツインテールにし、前髪はワンレン。
ちょうど前髪の分け目あたりからアホ毛のように一房飛び出しているのが特徴的。
目尻の少し上がったキリっとした眼の色は髪と同じ狐色。
服装は白のカッターシャツの上から黒っぽい利休鼠色を基調としたブレザーベストを羽織り、首元には黄緑色の紐リボンを着用。両手には白い手袋を着けている。
下もベストと同じ色のミニスカートに薄抹茶色のベルトを二重に巻き、黒のスパッツ、白のハイソックス、赤茶色のローファーを履いている。
艤装は腰にジョイントした艦橋を模した箱状の基部ユニットの右側にマジックアームで保持された連装高角砲、左側にもマジックアームで保持された4連装魚雷発射管が装備され、その手には肩掛け紐で両側面にグリップの付いた両手持ち手持ちタイプの連装高角砲が保持されている。
また、その両太腿には対空機銃座が一基づつ装備されている。
この服装と容姿は一部の姉妹で共通のものであり、特に不知火・黒潮とは胸元のリボンの色以外完全に共通である。
また、これをアレンジした服装を初風、野分、舞風らが着用している。
なぁに?性格のお話したいの?
明るく楽天的に気さくで少しお調子者。
ドロップ時の「やっと会えた!」や補給・改装時の「さーんきゅっ」などの軽快で好意的な台詞にやられる提督は数多い。しかし、調子に乗ってつついているとマジギレされる程度に貞操観念はあるので注意が必要だ(?)。
逆に重い話や真面目な話は苦手なようで、そういった場面になると誤魔化すクセがあるようだ。
陽炎型ネームシップという肩書に誇りを持っており、中破時には名折れだと悔しがる姿も。
ただし、次女の不知火がその強烈な個性を発揮して注目を集め、史実でも陽炎の方が先に戦没してしまったためネームシップが不知火に移行して「不知火型駆逐艦」になってしまったり、雪風や磯風のような華々しい功績を持つ妹がいたりと、何かと妹達にその存在を食われがち。
だからと言うわけではないだろうが、二次創作などではわざとらしく姉として振る舞おうとしたり、姉扱いすると喜ぶ陽炎の姿を散見することができる。まとめ役としてのポジションも多い。
2015年11月18日に妹艦嵐が実装された際、その改の時報に登場。なんと陽炎にクラムチャウダーが作れることが判明し、夕食作りに難儀する嵐にお裾分けに行く様子が描写された。
面倒見の良さもさることながら、さらっと女子力の高い一面も見せた。陽炎型の一部に料理上手が集中しているのは、もしかすると彼女の影響なのかも……?
なお声帯の妖精さんは「主人公というイメージで演じています。陽炎型を引っ張る「完璧なお姉ちゃん」であり、艦隊にいると勝利をもたらしてくれるようなパワーのある艦です。茶目っ気があって楽しい艦なのでぜひ旗艦にして頂きたいです。」と、第2回観艦式のパンフレットにコメントを寄せている。
さーんきゅっ。私の性能、期待してね!
帝国海軍最新鋭の駆逐艦であったことを反映して、他の駆逐艦より一回り高いステータスを持つのが陽炎型全体としての特徴。
……と言っても微差なんですがね。
しかし前述したとおり、2016年現在でも建造で入手できるのは陽炎、不知火、黒潮、雪風、秋雲の5人のみ。他の陽炎型も大半がボス戦のレアドロップであったり、イベント先行配布のみであったりして入手が困難なので、初心者の頃から愛用している提督は多い(はず)。なお、規格外の八女と比べてはいけない。
また、陽炎個人の特徴として近代化改修の素材に使うと火力・雷撃・装甲の3ステータスが上昇する。実は未改造な駆逐艦娘の中では地味にオンリーワンだったりする(雷撃・対空・装甲が上昇する雪風・島風・秋月姉妹、全ステータスが上昇する天津風もいるが入手難易度がお察し)。
……まあ大半の重巡洋艦娘も同じ特徴を持っていて、そっちの方が出やすかったり上昇値も大きかったりするんですけどね。
ノベライズよ、ノベライズ!
陽炎を語る上で最早外せない要素となったのが、ファミ通文庫版ノベライズ『陽炎、抜錨します!』主人公への大抜擢である。
詳細は当該の記事を参照。是非本書を読んで彼女の活躍をご確認いただきたい。陽炎の主人公気質が遺憾なく発揮されており、彼女の魅力を再認識できることうけあいである。
本書発祥のカップリングとして、不知火との「かげぬい」、曙との「かげぼの」がある。
特に前者については、僅かなページ数の中で濃厚なかげぬいが展開されており、一部のファンをヒートアップさせている。二巻では彼女が正式にゲストヒロインとして参戦、期待に違わぬかげぬいっぷりを見せてくれる。
同作品は公式ノベライズではあるが、あくまでもこれらの作品の中で描かれたものは公式候補の扱いであり、『艦これ』の数多きメディア展開におけるパラレルワールド的な側面があることだけはご注意頂きたい。
また「かげぬい」「かげぼの」のほかには、史実つながりになるが、秋雲とのカップリング「あきかげ」、夕雲との一番艦カップリングである「ゆうかげ」もある。
アニメの活躍、用意!
ただ、第4話にて「決闘を申し込む時は手袋を相手に投げつける」事について話題になった時、イメージシーンで陽炎が手袋を投げる役として登場していた。
大体こんな感じ。
ちなみにアニメで実際に投げつけられたのは那珂ちゃんである。
余談
JR西日本に所属するC56形蒸気機関車160号機は昭和14年竣工(メーカーは川崎車両)で陽炎の同級生にあたる。
現役の蒸気機関車でもっとも古い8620形58654号機は鳳翔さんの同期というのは一部でよく知られた事実である。しかしあちらが一度静態保存に移行しているのに対して、C56 160は生まれてから一度も車籍抹消や静態保存をされることなく国鉄~JR西日本籍を保持して線路の上を走り続けている『ホンモノの生涯現役』である。
ちなみに、陽炎型のネームシップである陽炎に対し、彼女はC56形のラストナンバーである。
また、同形機で大井川鉄道に所属する44号機は戦時中タイに渡り、他の機関車が次々戦火で破壊される中で生き残り、昭和54年に帰国という、こちらもまるで姉妹艦である雪風のような生涯を送っている。ちなみにこちらも現役である。
本線用機関車として華々しく経歴を飾った8620形やC57形と異なり、C56形は生まれからして支線・入替用機関車(タンク機C12形の航続距離延長型)であり、同様に艦隊の下働きである駆逐艦と似たような立ち位置にある。
関連イラスト発見!突撃するわ!陽炎についてらっしゃい!
司令に関連タグが届いてるわ。
陽炎に関係があるカップリングタグ
他の陽炎型
不知火 - 黒潮 - 親潮 / 初風 - 雪風 - 天津風 - 時津風 - 浦風 - 磯風 - 浜風 - 谷風 - 野分 - 嵐 - 萩風 - 舞風 - 秋雲
日本海軍