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編集者:あやか
編集内容:UW版バルディガスに関して

概要

デストロン所属の部隊で、メンバー全員が軍用兵器に変形する。メンバーの生みの親はあのスタースクリームだが、メガトロンにいつも以上にたてついてデストロンから追い出されたスタースクリームが偶然流れ着いたガダルカナル島で発掘した第二次世界大戦時のアメリカ軍旧日本軍の兵器にデストロンのパーソナルコンポーネント(人格を司るパーツ。人間で言えば脳のようなもの)を使ってメガトロンに対抗する為に製作したのが発端とされている。元々全員が犯罪者だったせいか、手柄を自慢し合って喧嘩になったりするなどチームワークはあまり良くないが、リーダー格であるオンスロートの信頼は厚い様である。5体が合体して合体兵士ブルーティカスとなる。

アニメでの初登場は第46話「突撃エアーボット」で、コンバットロンの生い立ちは第53話「スタースクリーム軍団」で語られている。テックスペックによれば、ブルーティカスに合体すると主体性に欠けている反面、メンバーの意思統一に成功しており、メガトロンは部下全員がブルーティカスのようであればと思っている。

玩具はその後のシリーズでも『合体大作戦』のバトルガイアーや『トランスフォーマーカーロボット』のバルディガスのようにカラーリングや仕様を変えて幾度と無く発売されており、他のスクランブル合体シリーズがなかなか再販されないのを尻目にG1当時の仕様(+削除されたギミックの復活やそれまでに行われた改修点を追加)で復刻販売も果たしている。

2016年にハズブロより発売された『コンバイナーウォーズ』版ブルーティカスはブロウルを除き同シリーズの既発売品のリデコとなり、ホットスポットのリデコ品のオンスロートは武器も共通な為、ホットスポットと同様に背中のキャノン砲を前後に連結して手に持たせる事ができるが、オンスロート(ブルーティカス)としての外観を損ねてしまう。その後タカラトミーより発売された『ユナイトウォリアーズ』版はスペースシャトルに変形するブレストオフを新規製造し、ボルターのメインローターの数を2枚から4枚に変更。旧玩具の配色がベースだった『コンバイナーウォーズ』版に対し、こちらはアニメの配色が基になっており、ブロウルとスィンドルのみ合体用パーツの色が本体と同色になっている。

メンバー

それぞれのメンバーが強力な兵器に変形するが、何故かオンスロート、ボルター、ブレストオフはボディに使用されたものとは大きく異なるデザインの兵器に変形するようになった(パーソナルコンポーネントの影響?)。また、オンスロート以外の4人はブルーティカスの手足として自由に合体できる(スクランブル合体システム)。

攻撃参謀オンスロート

CV島香裕

コンバットロンのリーダーで、トレーラータイプの自走榴弾砲に変形する(元はアメリカ軍のM16対空自走砲もしくは日本軍の一式半装軌装甲兵車)。ブルーティカスに合体する際には胴体に変形する。

詳細はオンスロートを参照。

宇宙兵ブレストオフ

CV:速水奨

茶色と紫のスペースシャトルに変形(元はアメリカ軍の大型爆撃機B-17フライングフォートレス)。本来の英語圏での名はブストオフ(Blastoff)。傲慢な性格で口調が荒いが、荒々しいのは中の人繋がりなのであろうか。自分の武器であるアイオニックブラスター(玩具ではイオンブラスター)に拘りを持っており、小惑星を牽引して宇宙空間を航行できる程のパワーを持ち、同じスペースシャトルに変形するアストロトレイン同様、巨大化して仲間の輸送も可能。ブルーティカスに合体する際、右腕に変形する。なお、アニメの第46話(日本版)では翼の部分がブルーティカスの胸部アーマーとなっているのが確認できる。自分の姿が相当気に入らないらしく、「こんなブサイクな姿を人前に晒せるか!!」と言い放った事もある。

偵察兵ボルター

CV:城山知馨夫

カマンSH-2シースプライト対潜ヘリコプターに変形(元は旧日本軍のゼロ戦)。本来の英語圏での名はボルテックス(Vortex)だった。仲間も決して乗りたがらない程にビークルモードでの操縦が荒く、メインローターが巻き起こす突風による攻撃を得意としている。ちなみに原語版での役職は尋問兵であり、捕虜から情報を引き出す為に乱暴な飛行を行い、恐怖に屈した相手から情報を手に入れた後に始末するという設定だった。ブルーティカスに合体する際、左腕に変形。

狙撃兵ブロウル

CV: 石井敏郎

旧西ドイツ軍レオパルト1戦車に変形(元はアメリカ軍のM36ジャクソン駆逐戦車もしくは日本軍の四式中戦車)。ブルーティカスに合体する際、左足に変形する。詳細はブロウルを参照。

補給兵スウィンドル

CV:阪脩

F.M.C. XR311コンバットバギーに変形。(アニメではジープ風の車両に変形)。ブルーティカスに合体する際、右足に変形する。詳細はスィンドルを参照。

CV:島香裕

コンバットロン部隊の5体が合体した姿。詳しくはブルーティカス参照。

こちらも軍用兵器に変形するデストロン所属の部隊だが、合体能力は持っていない。メンバーはM1エイブラムスに変形するメガストームジェット戦闘機に変形するスタースクリームB-2と戦車に変形するBBラファールに変形するダージYF-22に変形するスラストと、旧来のコンバットロンとはまるで構成が異なっており、(メガストームを除いて)コンバットロンというよりはむしろジェットロンと呼ぶに相応しい面子である。

後にメガストームはアンゴルモアエネルギーの影響で恐竜要塞に変形するギガストームに、スタースクリームはサイボーグに変形するヘルスクリームに、BBはサイボーグに変形するマックスビーに、ダージはサイボーグに変形するダージガンに、スラストはサイボーグヴェロキラプトルに変形するスラストールにパワーアップした。

ブラックコンボイ率いる一団で、彼に洗脳された太古のサイバトロン戦士。ギガトロンに悪のエネルギーを注入された事で完全にデストロンガーとなった。当初はドルレイラーをリーダーとしていたが、彼が対立していたブラックコンボイに敗れたのを機にブラックコンボイをリーダーとし、彼主導の元デストロンガーに対して反乱を起こした。だが最終的に失敗し、怒ったギガトロンによって再プログラミングが施され、ゲルシャークを筆頭としたメタルビースト達に対しても忠実な部下となった。ブラックコンボイを除いた5体が合体する事で戦闘スペシャリストバルディガスになる事が出来る。因みにブラックコンボイ以外の各メンバーは入浴が大好きという設定だが、これは「戦闘」と「銭湯」をかけた駄洒落でもある。

玩具はG1期に発売されたコンバットロンの仕様変更品で、手持ち武器にジョイントや穴を追加する事で極力余剰パーツを出さない工夫がなされている。ただし、以前のシリーズでオミットされたオンスロートのカタパルト射出ギミックは削除されたままである。2016年に受注生産されたタカラトミーモール限定販売品の『ユナイトウォリアーズ』版バルディガスにも手持ち武器の合体機能が再現されており、更にドルレイラーの仕様上、背中のキャノン砲にも(銃口を含めて)5mm径ジョイントが付いているので、これらを組み合わせて様々なオリジナル合体武器を作る事もできる。また、UW版は仕様上の都合なのか、合体シークエンスと手足の意匠がアニメ版から大分変更された。

メンバー

暗黒司令官ブラックコンボイ

CV:楠大典

鋼鉄将軍ドルレイラー

CV:金子はりい

トレーラータイプの自走榴弾砲に変形するコンバットロンのリーダーで、ブラックコンボイの片腕。携行火器のドルレーザーライフルと背中のツインドルバスターが武器。一番風呂じゃないと気が済まず、UW版のパッケージに記載されているキャラクター情報にて、ダンガー達がそれに気を配っている事も判明した。海外版『Robots in Disguise』ではメガオクテイン(Mega-Octane)という名前に変更されている。

装甲参謀ダンガー

CV:近藤孝行

レオパルト1戦車に変形する。砂漠での戦闘を得意とし、砂中にアリジゴクのような罠を張ってサイバトロンを陥れる。それ故か砂風呂をこよなく愛する一面がある。携行武装のダンガーガンと背中の戦車砲ダンガーカノンが武器。海外版『Robots in Disguise』ではアーマーハイド(Armorhide)という名前に変更された。

陸上参謀グリジバー

CV:北沢力

XR311コンバットバギーに変形する。サウナが好き。格闘技の達人で、セイバートロン星に伝わる格闘術・クロスタロキューションの使い手。武器は炸裂弾を発射するジーブラスターとレーザー銃のグリーガンを携行し、劇中では格闘技よりもこちらの武器を多用していた。それを踏まえてか、『ユナイトウォリアーズ』のコミック版では格闘技の達人という設定が活かされている。海外版『Robots in Disguise』ではロールバー(Rollbar)という名前に変更された。

衛星参謀シャトラー

CV:近田英紀

スペースシャトルに変形する。好きな風呂はぬるめの風呂。レーザー兵器を跳ね返す耐熱性に優れたボディを持ち、単独での大気圏離脱を可能としている。第17話「宇宙から狙え!シャトラー!!」ではこの能力を披露し、衛星軌道上からサイバトロンの監視を行った。武器はパルスレーザーで、それぞれビークルモード後部(ロボットモードでは脚部)とロボットモードの携行武装にこの名が付いている。アニメ版での胸部デザインが元となったブレストオフとは大幅に異なっており、そのせいかUW版でも前後を逆向きにすることで胸部デザインをアニメ版に近づけてある。

航空参謀ヘプター

CV:原田正夫

SH-2シースプライト対潜ヘリコプターに変形する。好きな風呂は見晴らしのいい露天風呂。無音飛行とステルス能力により、敵に気が付かれる事なく接近する。武器は2門のガトリングガンとロボットモードの携行武装となるヘプターガン。更にヘリコプターのテイルローターが敵を切り刻むヘプターソーサーとなり、メインローターがヘプタークロスという大型手裏剣となる。海外版『Robots in Disguise』ではローター(Ro-Tor)という名前に変更された。

戦闘スペシャリスト バルディガス

ドルレイラー、グリジバー、ダンガー、シャトラー、ヘプターの五体が合体した合体兵士。好きなものはコーヒー牛乳。ブルーティカス譲りのスクランブル合体は健在で、シャトラー・ヘプターの空戦チームがバルディガスの腕として合体した状態をフライトミッション、同様にダンガー・グリジバーの陸戦チームがバルディガスの腕として合体した状態をランドミッションと呼ぶ。胸部にはコンバットロンのエンブレムを囲むようにエングレービング状の模様があり、当時の玩具とUW版でも再現されている。後に海外で放送された『Transformers Robots in Disguise』では、合体時の名称がルイネーション(Ruination)に変更されており、玩具のカラーリングもオリジナル版とは若干異なっている。

『トランスフォーマーカーロボット』の後日談となる『ユナイトウォリアーズ』のコミックでは、更生不可能としてリフォーマットの刑に処されたところをユニクロンが駒として利用する為に助け、彼らに新たなパワーを与えた(「それともう一つ、コーヒー牛乳もやろう」の一言が殺し文句になったらしい)。だが、彼らの存在が皮肉にもユニクロンの野望が瓦解する切っ掛けとなる。コミック版最終話では全てが終わった後、駆けつけてくれたブラックコンボイ&ゲルシャークと共にデビルギガトロン達を救出すべく、本来の時代へと戻って行った………のだが、本製品の説明書裏のオフショットを見る限り、それは割と先の長い話になりそうである。

(右側)

CV:保村真

コアとなるオンスロート以外のメンバーは意思が無いドローンという設定で、ドローンは各々2体ずつが共通のデザインとなっている。自由に手足を入れ替え出来るスクランブル合体が可能な点はG1シリーズと共通。オンスロートは自走式多連装ロケット砲風の車両に変形し、ブレストオフとボルターは攻撃ヘリコプターに、ブロウルとスィンドルは対空自走砲に変形する。しかし、劇中では常時ブルーティカスのままでいる事が多く、分離状態のコンバットロンでいる事は稀であった。

スーパーエネルゴンの泉で眠りについていたところをガルバトロンによって目覚めさせられ、彼の部下となる。最終決戦ではスペリオンを追い詰め彼の手足のドローンを破壊するが、代わりにビルドロンの手足をスーパーリンクさせたスペリオンの反撃によって敗れ去る。粗暴な性格の相方のビルドロンとは違い、沈着冷静な性格。

War for Cybertron/Fall of Cybertron(日本未発売)

アニメ『トランスフォーマープライム』と世界観を共有する本作においては、ブロウルはエイリアンタンクに変形するTFとして、他の4体に先駆けて『War for Cybertron』に登場している。その続編となる『Fall of Cybertron』では前作と同一人物かはわからないが、他のコンバッティコンと共に登場し、ブルーティカスに合体する事も可能。この時のブロウルは前作に比べて気が短い性格となった。

同作におけるコンバッティコンは、メトロプレックスによってメガトロンがオフラインになった事からニューリーダーの名乗りを上げたスタースクリームの部下として登場する。しかし、初陣であるエネルゴン奪還作戦にて、スタースクリームは「対空砲があるから危険だ」というブラストオフの忠告を聞かずに勝手に突撃した為に攻撃部隊は壊滅、仕方なくオンスロートの支援作戦でケチの付け所しかなかった作戦を何とか立て直し、本来であれば全て奪われるところだったエネルゴンを何とか奪われずに済ませ、更にその半分を回収する事に成功(残りの半分は輸送用のタンカーの燃料として使われてしまっていた)するもスタースクリームによって全責任を押し付けられ、拘束されてしまった。

その後はサウンドウェーブの尽力で復活を果たしたメガトロンの軍門に自ら下り、それ以降はメガトロンの的確な作戦に従い多大なる戦果を挙げるも、アーク号制圧戦の折にブルーティカスに合体して無双していたところをジャズジェットファイヤーら航空部隊によって集中砲火を喰らいアーク号から吹き飛ばされてしまった。合体時の主な武器は左肩のローターや右腕の火炎放射器で、更に地面に拳を強打する事で衝撃波を放つ事も出来る。

後に『トランスフォーマージェネレーションズ』として玩具化もされており、ブルーティカスへの合体や余剰パーツ無しでのスクランブル合体も再現しているが、ゲーム中のプロポーションとは異なっている。

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編集者:あやか
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