身長:218cm 体重:120kg
概要
『HERO SAGA』に掲載された小説「KAMEN RIDER OOO -OOZ-」に登場する歴代の悪の秘密結社(栄光の七人ライダー達までの悪の組織)の力を込めたコアメダルを核にして誕生した人造グリードであるショッカーグリードの亜種。本人曰く「鴻上ファウンデーションを配下におさめたゲルショッカーが作り出した」との事。
火野映司が訪れたアメリカ合衆国のブロンクス動物園に置いて突如として出現。動物園を訪れていた人々やその場に居合わせた映司に襲い掛かる。
ショッカーグリードが、ショッカーのシンボルマークである鷲をモチーフにしているのに対し、こちらはその名の通りゲルショッカーのシンボルマークである“蛇に絡み付いた鷲”をモチーフに右半身が蛇、左半身が鷲になった姿をしている(ちなみにこいつが誕生した影響なのか、同話に登場する再生ショッカーグリードには以前僅かにあった蛇の造形部分が無くなっている)。
飛行能力に優れており、左手が鷲の足と思わせる爪となっており、これを使った急降下からの攻撃を得意としているほか、右手の蛇の口から強力なエネルギー弾を発射する能力を持っており、原作のゲルショッカー怪人同様にショッカーグリードよりも優れた戦闘能力を秘めている。
オーズと激闘を繰り広げるが、ガタキリバコンボにフォームチェンジしたオーズにあと一歩という所まで追い詰められしまうものの、それを見かねて駆けつけたデストロングリードによって救出される。
また、劇中では実験の一環として自身のコアメダルを使って映司をショッカーオーズに変貌させたほか、最終決戦においては満身創痍であったショッカー首領(この時の首領が姿が白骨死体なのは、デストロン首領のオマージュである為)に自身の体を構成するたった1つのコアメダルを他の人造グリードたちと共に捧げ、最強最悪のショッカーライダー(後にヘキサオーズと命名)へと変身させるなど、首領に対する忠誠心は他の5人同様に高く、自身のコアメダルを首領に捧げた後、その体は無数のセルメダルとなって消滅した。
その他の「KAMEN RIDER OOO -OOZ-」に登場する人造グリードたち
デストロングリード
身長:215cm 体重:142kg
オーズ ガタキリバコンボに苦戦するゲルショッカーグリードを助太刀する為に出現した第3の人造グリード。
仮面ライダーV3が対決したショッカー首領直々が結成した最後の組織であるデストロンのエンブレム“蠍”をモチーフとしており、頭部が蠍のようになっており、右手にヨロイ元帥が装着していた様な鉄球、左手に巨大なナイフが備え付けられているなど、デストロンの前半の戦力であった機械合成怪人の要素も兼ね備えている。
最後は自身のコアメダルをショッカー首領に捧げ、セルメダルへと還元し消滅した。
ゴッドグリード
身長:210cm 体重:95kg
GOD機関の特性を持つ人造グリード第4号(推定)。
GOD総司令(という設定)直々に日本で指揮を執る前に活動していた神話怪人を思わせる外見をしており、右肩と右腕に山羊、左肩と左腕に毒蛇、頭部から脚まで続く体がライオンという“キマイラ”の様な姿をしている(その事から、案外神話怪人[[キマイラ>キマイラ(神話怪人)と同じモチーフなのかもしれない)。
ちなみに身体に蛇の意匠があり、蛇嫌いの映司を別の意味で戦意喪失させた難敵なのだが、ショッカーグリードやゲルショッカーグリードは何ゆえに大勝負なのだろうか?
他の3体の人造グリードがオーズとライダーマンに押されている中、突如として出現。苦戦する三体に加勢する。なお、劇中では披露されなかったが、設定によれば戦闘では一睨みで敵を動けなくするなどの超能力を駆使して戦うことを得意としているらしい。
最後は他の4体同様に自身のコアメダルを首領に捧げて消滅した。
ガランダーグリード
身長:198cm 体重:75kg
ガランダー帝国をモチーフとした人造グリードで、帝国の支配者であるゼロ大帝の特性を持つ人造グリード。その姿はゼロ大帝の衣装を身にまとった姿をしており、漫画『仮面ライダーアマゾン』に登場したゼロ大帝同様、“ゼロ”大抵の名前から連想されるように衣装を脱ぎ去る事で自身を“ゼロ”、即ち“存在しない存在=無”にする事が出来る異質の特性を持つ。
分かりやすく言うならば自身を不可視の状態にして、相手に気配を悟られる事無く奇襲する事が出来る能力を持っており、この力を使ってオーズのドライバーからメダルを奪取し変身を解除させる活躍を見せた。
最終的にはショッカー首領の命を受けて自身のコアメダルを首領に差すと、その肉体は無数のセルメダルへと還元されて消滅した。
デルザーグリード
身長:222cm 体重:123kg
デルザー軍団をモチーフとした人造グリードの一体。
他の人造グリードたちと違い、頭部がジェネラルシャドウのヘルメットにマシーン大元帥の顔、両肩が岩石男爵の岩石に左腕に荒ワシ師団長の盾を装備している等々、その肉体はデルザー軍団の改造魔人達を寄せ集めた姿という、某強豪怪獣や超獣のような異形の外見をしている。
劇中では殆ど活躍佐しい活躍はしなかった事もあり披露されることは無かったが、その強大な魔人達の力を引き出して大自然にも影響を与える事が出来るとされ、地割れや落雷、噴火といった天災や天変地異を操る能力を持つとされている。
最終的には他の人造グリードたちと共に、ショッカー首領の合図で自ら進んでコアメダルに還元し、首領に差し出し消滅。6連ドライバーに装填され最強最悪のショッカーライダー(後にヘキサオーズと命名)を生み出す礎となった。
余談
上述の様に、歴代栄光の七人ライダー達が戦ってきた暗黒組織をモチーフにしたグリードたちが存在しているが、何故か1つだけバブられた組織をモチーフにしたグリードがいる(後に連載を始めたディケイドの世界観をモチーフにした小説に登場する人造グリードたちにも同じ現象が起きている)。