「まっずい、ラプターがおこだ!」
「キタコレ!今日もやっちゃうよ!」
概要
カメレオン座系出身の忍者一族で、カメレオングリーンの変身者。
姿を消す忍術を修得している。年齢は地球人換算でJK(女子高生)に相当する18歳(一部媒体では16歳前後ともあり)。9月1日生まれ、血液型はO型。「年齢は」JKだが、フォトブック「オールスターチャート」にて将来の夢を「学校に通ってみたい」と回答していることから、ジャークマターの支配・圧政が元で学生経験は無いことが示唆されている。
物語開始時点でメンバー入りしていた1人。メンバーの中でも小柄の為かジャケットの袖は余り気味。
初期9人のメンバーでは一番若い為(本作にはロボットのメンバーもいる為、彼らが製造されるより後に誕生したのだろう)、仲間たちからも可愛がられている。
出撃回数はラッキーに次いで多いものの、主役回では他のメンバーに美味しい所を持っていかれるというジンクスが存在している。
努力家なくノ一JK(Space.1~25)
喜怒哀楽が激しく、「超ウケる」等のギャル口調を用いて話す。一番使用頻度が高いのは「キタコレ」(ギャルというよりネットスラングな気もするが)。ただし常にギャル口調で話す訳ではなく、普段はむしろ女性語を多く用いている。
楽観的過ぎてピンチの時に笑い転げていることもしばしばだった。
また凹んだ時はよく「ガチしょんぼり沈没丸~…」とぼやいている。
その反面、宇宙忍者の一族に生まれて幼い頃から一流の忍者になる為の修行を積んでおり、キュータマに選ばれて以降は打倒ジャークマターの為に人一倍努力を積んできた(スペシャルムービーでは同じ初期メンバーのチャンプやスパーダと共に、特訓を積んだ事で変身出来る様になった事が語られた)。
そんな出自ゆえにキュウレンジャーに選ばれた事に対するプライドは高く、当初は一見すると強運に頼っているだけの様に見えるラッキーに対して密かに反感を抱いており、前述のスペシャルムービーでは、あっさり変身出来る様になったラッキーに対し激しく嫉妬する姿を見せた。
さらにspace6では「ラッキーの様な運だけの男には、同格の仲間として背中を預けるのならともかく、リーダーとして後をついていく事は出来ない」という理由から、自分がリーダーになると宣言するも空回りする姿が描かれた。
最終的にはショウ・ロンポーの言葉によって、ラッキーの本質が「どんな困難も幸運として捉える事の出来るポジティヴシンキング」にあるという事を知り、彼への反感は解消されている。
こうした様に喜怒哀楽が激しい分、感情のコントロールが苦手で振り回される面があるのだが、逆に周りにとっては彼女の欠点を読み取り易い。そして、そこより周りから的確なフォローを引き出して受けられるので、結果的にはハミィ自身が精神的に成長する助けともなっている。
昔は引っ込み思案だったが、故郷の村にジャークマターが襲撃してきた事を真っ先に知り、勇気を出して忍術の師匠(演:清家利一)にジャークマターの襲来を知らせた事で故郷の村は助かったという。
Space.15にてこの経験を惑星ベラの少女・マアサに話し、勇気をもって伝えることの大切さを説いた。
そしてラッキーと共にマアサを救世主の生贄として引き出し、最後に言い残す事という体で彼女に惑星ベラの救世主の正体(ダイカーン・ゴネーシ)を村人に伝えさせる作戦を決行。「出来るって信じて」とマアサを励まし、無事に正体を伝えさせる事が出来た。
余談だが出撃前にホキュータマかリュウコツキュータマのどちらを先に取りに行くか決める際、リゾート海岸があるという理由でホキュータマがある惑星ベラに決めたのはハミィであり、ゴネーシが倒されて美しさを取り戻したベラの海でラプターやナーガと共にしっかりバカンスを楽しんできた模様。
Space.22ではダイカーン・マナビルが放置していたモライマーズの圧力バルブを締める任務に向かう。非常に固くガルの力でも動かせなかったバルブを、鳳ツルギから渡されていたヘラクレスキュータマの力で締め切った。
怪力系の能力をグリーンが使うことになったのは彼の系譜か。
ナーガとハミィとアキャンバー(Space.25~34)
Space.26では感情を手に入れられず悩むナーガに「バランスにくっつきすぎ。自分で考えていろいろチャレンジしなさい」と叱咤する。
しかしその結果、ナーガは仲間に一切相談せずアキャンバーの「あなたの感情を解放してあげる」という誘いに乗ってしまい、説得しようにもナーガの能力で金縛りにされ、ナーガの変貌を止めることができなかった。
このことから責任を強く感じ、バランスやラッキーと共に過去に飛ばず現代に残る決意をする。
Space.31の救出作戦時には、ダークナーガがバランスとラッキーの尽力で元の自分を取り戻しかけているのを察し、ダークナーガに体ごとぶつかり大声で「元のナーガに戻ってほしい」という想いを訴えた。
想いは届いていたようで、目覚めたナーガはバランスだけでなくハミィに対しても強い感謝の気持ちを感じていた(後にSpace.35にて、控室でお互いに謝罪している)。
原点の曲『からっきし』~宇宙No.1タレントとの奇縁・原点~(Space.35)
かつて、無名のストリートミュージシャンであったホシ★ミナトはとある星の路地裏で一人、聞く人すらいない中『からっきし』と言う歌を演奏していた。
この時期は何も無く歌い続けるだけの彼だったが、ある時偶然通りかかった一人の少女に自分が歌い続ける理由を語る。
「確かに今は誰もいない。でも、いつかはみんなが僕の歌を聞いてくれる。そう信じるだけで僕は歌い続けられるんだ」
少女はかつて故郷の星をジャークマターに追われ、仲間とバラバラになった上で様々な惑星を渡り歩いていた。
その中で少しずつ心をすり減らしていた中でミナトと出会い、話を聞いた事で自分に希望を芽生えさせ元気を取り戻した。
そしてミナトの様に自分も他人を元気にしたいと考えた少女は、自分の持つ忍びの力で他人を救う=ジャークマターを倒すと思い付き、反乱軍リベリオンに参加したのだった。
そして今現在、少女=ハミィはキュウレンジャーの一人であるカメレオングリーンとなり、ミナトに教えて貰った事を実行して宇宙に住む皆を救うべく戦っている。
またこの経緯から、ハミィはミナトを心の中で『ミナティ』と呼ぶようになった。
Space.35ではそんなミナトがジャークマターの一員であるという疑いが出た事で、ジャークマター主催のアイドルオーディションへの潜入作戦に自ら志願して真相を探ろうとする。
その中で、ハミィは自身の原点でもある『からっきし』を歌うが、ミナトから「本当に俺の歌なの?」という心無い一言を浴びせられ深く傷ついてしまう。
しかし、この一言によって思ってもいなかったホシ★ミナトの真実が明らかとなる。
ミナトはマスコットに化けたドン・アルマゲに取り憑かれ、長い間ジャークマターの広告塔として操られ続けていたのだ。
加えてミナトのマネージャーもアキャンバーの変装だと判明、これにはハミィだけでなく他のメンバー達(特にナーガ)も激怒し、アキャンバーとドン・アルマゲを撃破した。
このおかげでミナトは本来の人格を取り戻し、続くSpace.36ではキュウレンジャーの戦いをテレビを通じて全宇宙に伝え、反ジャークマターの旗振り役となっている。
最終決戦後
Space.45にて「迷っている子の背中を押したい」という思いから教師を志すようになった旨を明かし、最終決戦後は教師になる夢を叶えるべく大学に進学している。
エピローグの2年後(本編から4年後)を描いたVシネクスト『宇宙戦隊キュウレンジャーVSスペース・スクワッド』では、嘗て所属していたリベリオンを襲撃するという衝撃の情報が明かされた。
服装も変わっており、キュウレンジャーやスペース・スクワッドと対立する。
これによってキュウレンジャーは二つに分裂してしまう……
余談
正規メンバーとしては初の女性グリーンとなるハミィだが、演じる大久保桜子はラプター283役のM・A・Oとの対談の中で、
「オーディション会場にこの子がピンクになると一目で分かる子がいて、自分は絶対に落ちたと思っていたので、ルカ役に決まって驚いた」
と、ゴーカイジャーのオーディションを振り返るM・A・Oの発言を受けて
「私がオーディションを受けた時も他の子に圧倒されて、多分あの子がピンクであの子がイエローになるだろうなと思っていたら、私がピンクでもイエローでもないグリーンに決まった」
と語っている。
プロデューサーの望月卓曰く、顔出しの女性メンバーが1人のみという状況下で小さくて愛らしい面と強そうな面を両方持っていたことに加え、肝の据わった部分があったことが採用の理由になったとのこと。
関連イラスト
関連タグ
メレ…女性グリーン及びカメレオン繋がり。こちらは敵の幹部だったが終盤で共闘した。
九重ルナ…Vシネマで登場した女性グリーン。忍者アイドルの新メンバー。忍者繋がり。
アミィ結月…女性語を高頻度に使う戦隊ピンク。女性語ヒロイン繋がり
ハミィ(スイートプリキュア)…6年前の同名キャラクター。ちなみに演じた三石琴乃は2年前作品で敵幹部を演じており、忍者と敵対する立場であった。名前は同じだが名称の由来は異なると思われる。
パンサーカメレオン(けものフレンズ)…同時期作品のカメレオンで忍者なキャラ同士。⇒せんたいものフレンズ