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スペシウムゼペリオンの編集履歴

2018-11-24 10:32:16 バージョン

スペシウムゼペリオン

すぺしうむぜぺりおん

ウルトラマンオーブの形態の1つ。

ウルトラマンさん! ティガさん! 光の力、おかりします!」


「俺の名はオーブ。闇を照らして悪を撃つ!」


データ

身長50m
体重5万トン
飛行速度マッハ6.5
走行速度マッハ2.5
ジャンプ力1000m
水中潜行速度マッハ2
地中潜行速度マッハ2
腕力8万5千トン
握力6万5千トン

概要

【祝!】受け継がれる光 新たな戦士【ウルトラマン50周年!!】

昭和平成それぞれの初代である初代ウルトラマンウルトラマンティガの力でフュージョンアップした姿。

パワーとスピードのバランスに優れた、ウルトラマンオーブの基本形態でもある。『ウルトラマンフュージョンファイト!』での属性は「煌(キラメキ)」。


オーブオリジンの力を取り戻してからは、OPでオーブオリジンがスペシウムゼペリオンに代わって中心になるなど基本形態が移り変わった扱いをされている反動か、出番が少なくなっている。


名前の由来はスペシウム光線+ゼペリオン光線


変身シーンの演出やSEも初代マンとティガのものを組み合わせたようなものになっているが、冒頭で回転するマーブル模様のようなエフェクトが一瞬だけ映し出されるというニクい演出もある。

変身時に流れるメロディはシンセサイザー調。

変身時の動作はあまりなくシンプルなもの。


容姿

メインカラーは赤・紫・黒。額のランプの色は紫。

頭部がティガに似た意匠を持つ他、肩から背中にかけてティガのものと同じ配色のプロテクターが存在する。

オーブオリジンからの外見の変化が最も少ない形態である。


戦闘スタイル

相手に飛び掛かり、パンチやチョップ、キックなどでダメージを与えていく、堅実かつシンプルな肉弾戦を得意とする。


さらにティガのパワータイプスカイタイプの力を一時的に引き出すことも可能で、パンチやキックなどの威力を高めるパワーアップ(パワータイプの能力)と高速移動(スカイタイプの能力)を主に使用する。パワータイプの力を使用する際には体の赤いラインが、スカイタイプの力を使用する際には紫のラインがそれぞれ発光し、ティガのタイプチェンジと同じSEが入る。

この能力を利用して、ギャラクトロンを被害の少ない森林地帯に運んで戦闘を行ったこともある。

単純なスペックではオーブオリジンにジャンプ力を除いて僅かに劣るものの、この能力のお陰で瞬発力では勝っていると思われ、オーブオリジン登場後は純粋な肉弾戦を仕掛ける時に何度か変身している。


他のフォームと比べるとこれといった特殊能力は持っていないが、豊富な光線技を有するのが強み。さらにレーザーなどを反射するバリアを張る、怪獣の動きを止めて体を包み込んで保護する球体を作り出すなど、他にもウルトラ戦士にありがちな多彩な能力を持っている。そのため、敵へのフィニッシュのためこの形態を取ることも多かった。


反面、光線技の通用しない相手とは滅法相性が悪く、第2話のマガグランドキングや第11話のマガオロチのように高い防御力を誇る相手や、第14話のギャラクトロンや第16話のゼッパンドンのように光線技を無力化するバリアを展開可能な相手、第18話のベムラー(強化)のように光線技を吸収可能な相手では、決定打を与えることができなかった。第4話のマガパンドン戦では、初戦で敵の身体を包む炎のバリアを消し飛ばそうと光線技を次々に繰り出すもうまくいかず、逆にこちらがエネルギー不足に陥って倒れてしまうという事態に陥った。


必殺技

  • スペリオン光線

右腕を上に、左腕を横にそれぞれ伸ばすことでL字を描き、そのエネルギーを溜めて両腕を十字に組んで発射する必殺光線。照射時はオーブの前面に光の輪が展開する。

効果音は、構えはゼペリオン光線のものが、照射音はスペシウム光線のものがそれぞれ使用されている…のだが、これが使われているのは玩具版だけで、本編ではなぜかオリジウム光線の音声が使われている


ウルトラマンR/B』ではウルトラマンロッソウインドグランドオーブリングNEOを用いて発動、使用している。


出番が多い分破られることも多く、ついにはオーブファンのチェレーザの物真似シーンでもスペリオン光線が効かないネタをされてしまった。


  • スペリオン光輪

闇を照らして悪を撃つ!

ティガのゼペリオン光線のような溜めポーズを取ってから放つ、初代ウルトラマンの八つ裂き光輪(ウルトラスラッシュ)とよく似た技。色は紫色。一度に複数を放ったり、巨大化させたりと様々な応用法がある。

使用する際には初代ウルトラマンのSEが入る。

第1話ではマガバッサーに向けて放ち、飛んで避けられビルに着弾しそうになったところを高速移動で追いかけて掴み、もう一度投げ返して飛翔するマガバッサーの翼に命中させるというどこぞの戦う黒幕張りの荒業を披露した。


その応用の幅の大きさに対して下記の理由もあってか、多用しているのにも関わらずほとんど決まっていないor破られるというジンクスがある。


その他

  • スペリオンシールド

宙に円を描いて展開する小型のバリア。表面がになっている。

第2話や最終回ではマガグランドキング、マガタノオロチの破壊光線「マガ穿孔」を跳ね返し、

第4話ではマガパンドンを宇宙まで運ぶために巨大化させて展開した。


通常のバリアも使用可能で、こちらはケルビムの火炎やデアボリックの射撃を防いでいる。


初代ウルトラマンが使用するウルトラ水流のような技で、手を合わせた先から大量の水を放出する。


  • シャットダウンプロテクト

光線で怪獣の動きを止めた後、巨大な球体を作り出し、その中に怪獣を隔離する。初代ウルトラマンがレッドキング二代目に使用したウルトラエアキャッチと類似した技(隔離の要素でティガ・パワータイプのミラクルバルーン光線も含まれているという説もある)。

第8話で使用し、グビラを海へと送り返した。


  • フュージョンクロスオーバー

『ウルトラマンフュージョンファイト!』ルーブノキズナ3弾にて追加された、ジード・プリミティブとの合体技。

フュージョン形態を次々と駆使するラッシュ技であり、まずハリケーンスラッシュアクロスマッシャーに変身してオーブスラッガーランスとスマッシュビームブレードで斬撃を浴びせ、次にバーンマイトとソリッドバーニングに変身して共に炎を纏ったパンチを繰り出して相手を吹き飛ばし、最後にスペシウムゼペリオンとプリミティブに戻って空中からスペリオン光線とレッキングバーストを放ちとどめを刺す。

よって、正確にはスペシウムゼペリオンの技というわけではないのだが、発動できる形態がスペシウムゼペリオンであるためここに記述する。


余談

デザインを担当した後藤正行は、すべてのウルトラマンの原型となっている初代ウルトラマンの要素を入れるのが難しく、作品を牽引する主形態として苦労したと述べている。


額のランプの色は撮影では紫は青く映ってしまうため、実際のスーツでは紫の部分はピンクになっている。


企画段階ではスペリオン光輪は主要技として前面に押し出す予定だったが、メインライターの中野貴雄はテレビでは効果的な演出を見せることが難しかったと述べており、この未練から、オーブトリニティでは切断技を多用している。


『DXオーブリング』『フュージョンファイト』ではスカイタイプやパワータイプのカードでもフュージョンアップが可能。


後の展開で、闇の巨人と化した姿を持つというオーブを含む三者の新たな共通点が生まれた。


関連タグ

バーンマイト ハリケーンスラッシュ サンダーブレスター オーブオリジン


ベータスパークアーマー - 同じく初代ウルトラマンとティガの力で生まれた形態。こちらはいわゆる劇場版限定タイプである。

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