概要
千歳型とは
- 旧日本海軍の軍艦の艦型の一つ。水上機母艦として建造され、空母に改造された。同型艦は千歳と千代田の2隻。
- 上記をモチーフにした、ゲーム『艦隊これくしょん』に登場するキャラクター千歳(艦隊これくしょん)と千代田(艦隊これくしょん)の総称。2人の描かれたイラストに付けるという意味では、カップリングタグの「ちとちよ」がもっぱら使われている。
史実の千歳型
千歳型水上機母艦
日本海軍初の水上機母艦として設計・建造された艦級(若宮、能登呂、神威は貨物船を改造)。
ロンドン海軍軍縮条約に適合する速力20ノット以下の水上機母艦が第一形態で、
条約失効後には第二形態、速力30ノットの甲標的母艦への改装が計画されていた。
千歳は1934年11月26日に起工、1936年1月15日に日本は軍縮条約から脱退、第二形態に近い形で建造された(甲標的は搭載せず)。
千代田は1936年12月14日に起工、最初から第二形態の甲標的母艦として建造された。
千歳型航空母艦
ミッドウェー海戦での正規空母4隻(赤城(空母)、加賀(空母)、蒼龍、飛龍)喪失を受けて空母へ改装される。他に客船「シャルンホルスト」が神鷹に、貨客船「あるぜんちな丸」が海鷹に改装された。
関連項目
艦隊これくしょんの千歳型
速力「高速」の水上機母艦。
秋津洲は低速、燃料消費が多い、雷装0の一方で高回避、弾薬消費が少ない、ソナー、爆雷投射機が装備可能。
瑞穂(艦隊これくしょん)は低速で燃費も千歳型が優位だが、戦力としては千歳型より強い。
コマンダン・テスト(艦隊これくしょん)は低速だが、改造後4スロット、耐久、装甲、火力、対空が高く、運用コストも高い。
大発が運用できる、水上機母艦が必要な遠征、海域があるという理由で改装せずに水上機母艦のまま使い続ける提督も結構いる。
Lv15で軽空母に改装可能。Lv35で航改、Lv50で航改二に改装できる。
空母娘の中で最初に改二が実装された姉妹であり、初の姉妹艦全艦改二実装済みの姉妹でもある。
龍驤改二、隼鷹改二実装後も耐久・装甲は軽空母最強だったが鈴谷航改二に抜かれた。
費用対効果で言えば正規空母に劣らない戦力として期待できる。
任務「第三航空戦隊」を編成せよ!、「小沢艦隊」を編成せよ!、「第三航空戦隊」南西諸島防衛線に出撃!、「小沢艦隊」出撃せよ!では軽空母に改装後の千歳と千代田が必要。
艦娘
千歳
飲兵衛な一番艦。宝塚歌劇団系な容姿とは対照的に中身は結構な乙女であり、航以降は提督LOVE勢入りする。
千代田
ガチシスコン(重症)な二番艦。ちょっと抜けてたり飲兵衛の姉を諌めたり、世話するのが好き。提督とは恋敵のような違うような微妙な関係。
余談
戦後の海上自衛隊にはちくご型護衛艦「ちとせ」、潜水艦救難艦「ちよだ」として受け継がれているが、名前の由来が違う。
千歳
2代:空母(艦これでは当代)
3代:ちくご型護衛艦(DE)「ちとせ」(退役)・・・北海道の石狩川支流の千歳川に由来。
千代田
初代:江戸幕府が幕末に建造した初の国産蒸気砲艦で、戊辰戦争で新政府に拿捕され帝国海軍籍に入った。
2代:謎の亡失を遂げた巡洋艦「畝傍」の保険金で建造された日本初の装甲巡洋艦で、日清・日露戦争に参加した。こちらの艦名は江戸城の別名「千代田城」に由来する。
3代:空母(艦これでは当代)
4代:潜水艦救難母艦「ちよだ」・・・2代目と同じ由来による。2018年除籍。
5代:潜水艦救難艦・5代目「ちよだ」・・・2代目と同じ由来による。2019年現在、現役。
関連タグ
赤城(艦隊これくしょん) 加賀(艦隊これくしょん) 蒼龍(艦隊これくしょん) 飛龍(艦隊これくしょん) 翔鶴型 雲龍型 グラーフ・ツェッペリン(艦隊これくしょん) 大鳳(艦隊これくしょん)