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スターシステムの編集履歴

2019-08-19 00:14:46 バージョン

スターシステム

すたーしすてむ

スターシステムとは、演劇・映画などで人気の高い役者を見立てた上で製作を進めていくシステム。

実在の役者

起源は演劇にあり、花形俳優の起用を前提として舞台を組み立てる手法が18世紀に隆盛した。

これがハリウッド映画製作に転じ、「スターシステム」という言葉が生まれた。

当初は各映画会社に俳優が所属するかたちを取っていたが、第二次世界大戦後にこのシステムは衰退し、以後はフリーエージェントが基本となった。

一方で、演劇の世界ではスターシステムが受け継がれており、宝塚歌劇団はその顕著な例として挙げられる。

声優を使うアニメではあまり見られないことだが、スフィアの起用を前提としてキャラクターデザインした『夏色キセキ』のような例もある。


架空のキャラクター

小説・漫画・アニメのキャラクターを、あたかも俳優のように見立てて、別の作品に再登場させる表現スタイルを「スターシステム」と呼ぶ。

古くはアメリカカートゥーンアニメで行われており、MGMトムとジェリーディズニーミッキーマウスは作品によって別の役柄を演じている。


日本では漫画家手塚治虫が、日々発表していた大量の作品の中でキャラクターの再利用をしていたことで知られる(→手塚スターシステム)。

各作品にストーリーや設定のつながりはなく、容姿・名前・おおよその性格が共通するのみで、まったく別の登場人物として機能させた。それぞれにつながりがないため、ある作品で死亡したキャラクターが別の作品では生きていたり、物語の展開によって思想に変化が起き、性格に差が出たりする。

手塚が言うには、宝塚歌劇団からの影響があるという。

また厳密には違うが、タッチみゆきなどの著者あだち充はヒロイン顔、主人公顔、ライバル顔等の一定パターンを持って作画し意図的にキャラクターを書き分けていないため、方法的にはこのシステムに近い。


メディアミックスが当たり前となった昨今では、たとえばライトノベルをコミカライズするにしても、原作準拠の漫画化と、二次創作同然のギャグ漫画版、といった具合に複数のケースが展開され、その中で同じキャラクターがそれぞれ俳優と芸人を演じている、という事態も珍しくない。


スターシステムを用いている作家

※実際にはクロスオーバーも用いている作家や、どちらか不明確なものもあるので注意

手塚治虫手塚スターシステム

藤子不二雄クロスオーバーもある)

赤塚不二夫(ギャグ漫画のキャラが死んでも蘇る現象をスターシステムで説明。⇒参考

永井豪

水島新司

松本零士

萩尾望都オスカー・ライザー

鳥山明

蔡志忠(作中で太公望猪八戒がネタにしている)

和田慎二

魔夜峰央

椎名高志GS美神(有)椎名百貨店のキャラクターやウルトラマンネクサス姫矢准が登場)

園田健一(※ガルフォースシリーズで一部使用されている)

CLAMP

真島ヒロ

清水玲子

高橋邦子

久米田康治

荒井チェリー

石川雅之

西岸良平

山田恵庸(青年漫画にて作者の過去作のキャラクターが登場。)

小雨大豆(作者のフィオナ旅行記九十九の満月などで登場したキャラクター・アイテムを別作品に登場させている。⇒例:カキツバタ(小雨大豆)酔狂文庫ビックフットホメホメモロン


スターシステムを明言している作品

いっしょにとれーにんぐ主人公(元は現実世界の住人)がスターシステム上の女優業を営んでいる設定。


関連タグ

映画 スター ハリウッド 宝塚歌劇団

漫画 アニメ ゲーム

クロスオーバー コラボレーション(タグまとめあり)

カメオ出演 劇中劇 宣伝 パラレル パラレルワールド メタフィクション

まさかの配役 キャラデザ繋がり


RTPRPGツクールVIPRPG


Cygames:特に神撃のバハムートグランブルーファンタジーでは出張キャラが数十人規模で存在する。


外部リンク

スター・システム - Wikipedia

スターシステムとは - はてなキーワード

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