概要
初登場はアダルトゲーム『とらいあんぐるハート3(とらハ3)』の登場人物(非攻略対象)。
そのおまけシナリオ「花咲くころに会いましょう」と全シナリオクリア後のショートギャグ「魔法少女リリカルなのは」で主役を、ファンディスクの『とらいあんぐるハートリリカルおもちゃ箱』のミニシナリオ「魔法少女リリカルなのは」で主人公になる。声優は北都南。
さらにその後作られたスピンオフ作品、テレビアニメ『魔法少女リリカルなのは』(以後、シリーズ化)で再び主人公に。声優は田村ゆかり。
魔砲少女でもある。
作中の私服、←が原作版、→がアニメ版
制服及び杖、←がアニメ版、→が原作版
原作における高町なのは
とらいあんぐるハート3での「高町なのは」
母「高町桃子」と兄「高町恭也」、姉「高町美由希」、居候のフィアッセ・クリステラ、城島晶、鳳蓮飛に囲まれて一番年下ながらしっかりとした態度で元気に暮らす暴力嫌いな女の子。
高町3兄妹の次女で主人公高町恭也の妹だが、正確には長男の恭也は母が異なる腹違いの兄妹であり、姉の美由希は戸籍上は姉妹だが正確な関係は従姉妹(父「高町士郎」の妹「御神美沙斗」の娘)である。
そのため、美由希は攻略対象だがなのはは血の繋がった妹なので非攻略対象。
おまけシナリオでは主役を務め、アリサ・ローウェルとの交流が描かれた。
私立聖祥大学付属学園2年生。
無邪気で明るく、家族思いの優しい性格。頭はいいけれど運動は苦手。
機械いじりが好きでゲームも強く、ロボットのAIを超える頭の回転を見せることもある。
リリカルおもちゃ箱での「高町なのは」
ミニシナリオ魔法少女リリカルなのはの主役を務める。
ミッドチルダの元最高行政官リンディ・ハラオウンに素質を認められ魔法少女に。
ただし変身はしない。魔法を使う際も私服のまま。
本編はとらいあんぐるハート3から1年後、魔法の才能が有ったためリンディの呼びかけに答えて魔法少女になったなのはが、人々の記憶を奪うイデアシードから海鳴を守るため活躍し、その最中に回収した記憶に触れて様々な生き方を見て、また、ひょんなことから出会ったクロノ・ハーヴェイとの小さな恋の中で、少女として成長していく物語である。
なのはの魔法形態は願いをかなえる祈願実現型の魔法で、作中においては魔力や命を持って願いをかなえるといった描写をしており、効果は短時間で後に自分の命も失われるが他者を蘇らせる魔法も存在する。
戦闘はなのは自身は暴力を嫌っているため、主に相方でありとらいあんぐるハートシリーズ最強と言われる大妖怪の久遠が担当する。
最終的にクロノと共に、地球やミッドチルダ等様々な世界を崩壊させる規模の時の災害であるヒドゥンを退け、その数年後に彼と結ばれている。
恭也に似た雰囲気と、技術者としての感性が決め手になったようだ。
のちにポストカードにてクロノと共に喫茶翠屋の2代目となった模様。
アニメ「魔法少女リリカルなのは」シリーズにおける作中での活躍
無印でのなのは
学校帰りに偶然出会ったユーノ・スクライアに素質を認められ魔法少女に。
彼の指示によりジュエルシードを集めていたが、フェイトと激突。彼女と戦っていくうちにフェイト・テスタロッサの心情が分かり、彼女と友達になろうとする。
そのとき、プレシア・テスタロッサが介入して戦いは激しくなるが、上手く阻止する。
事件後、2人は友達になり、お互いはリボンを交換して別れを告げた。
なお、この時点で運動音痴である。(空間把握能力とのズレなのか、単に反応に身体が対応しきれてないのかは不明)
「A's」でのなのは
フェイトとの再会を楽しみにしながら相変わらず魔法の特訓をしている。
ある日の夜、闇の書のページ収集の為にヴィータらヴォルケンリッターがいきなり強襲をし、そのまま戦闘になってしまう。
事件の真相が明らかになっていくと、終盤でははやてを救うため、敵対していたヴォルケンリッターと共に解決に向かうようになった。
その際に親友のアリサとすずかに魔法を知られることとなり、事件解決後は二人や家族に魔法のことを打ち明け、本格的に魔導師への道を歩むようになる。
「Strikers」でのなのは
アグレッサーモード | エクシードモード |
19才。武装隊の戦技教導官となっており、教え子たちに魔法の先生をしている。
バリアジャケットは長時間の活動に適したアグレッサーモードと、純戦闘用のエクシードモードを使い分ける。
機動六課ではスターズ分隊の隊長を務め、新しく入ってきたスバル・ナカジマとティアナ・ランスターに対して世話をしている。
闇の書事件から2年後、11歳の冬に今まで溜めてきた無茶と負担のツケ(これについて分かりやすい説明をすると、『高性能のエンジンをメンテもせずにぶっ続けで使っている』ような事である)がまわり、任務中の僅かな反応の遅れからガジェットドローンの攻撃を受けて瀕死の重傷を負ってしまったことが語られている。
なまじ魔法を習得してから時を経たずしてフェイトやヴィータを始めとする強敵たちとの闘いに加え、負担の大きいカートリッジシステムなどを使いこなせるほどの才能を有していたが故に、周囲はおろか彼女自身ですら認識が甘くなっていたのである。
一時は空を飛ぶどころか歩くことすら不可能になる可能性もあったが、半年間の過酷なリハビリを経て回復している。
その経験から教え子たちには無茶を繰り返してほしくないと考えており、教導においては基礎となる部分を徹底して固めることを優先している。
そのため模擬戦でセオリーを無視した無茶な戦法を行ったティアナに対しては徹底的に叩きのめした。
(ちなみにこの時、ティアナの近接攻撃を人差し指と中指で挟んで止めた)
この出来事の後、彼女は義理の娘となるヴィヴィオを保護する。
本格的になったJS事件では、娘が敵に誘拐され、洗脳されてしまうが、見事娘を奪い返した。
この事件の後、仕事の昇格のチャンスを得るも、それを断って先生を続けていた。
ここでも無茶は変わらず、聖王化したヴィヴィオとの戦いで(状況的に致し方のないことではあるが)ブラスター3を発動し、結果としてレイジングハートの損壊や自身の最大魔力の低下という後遺症を残してしまう。
「Vivid」でのなのは
フェイトとヴィヴィオと一緒に暮らしている。娘の帰宅に合わせ、仕事の量を減らしている。
それでも実力は天下一品で、模擬戦ではティアナとのスターライトブレイカー勝負を(ほぼ)相打ちで攻め込んだ。
また、この頃からバリアジャケット時の髪型が、ツインテールからサイドテールになっている。
「Force」でのなのは
はやてにより召集される。
新しい武器「ストライクカノン」と「フォートレス」を手に、トーマを救いにかかる。
「Reflection/Detonation」でのなのは
惑星エルトリアを救うために永遠結晶を狙うキリエの襲撃を受け、それをきっかけにエルトリアの過去と、隠された陰謀に立ち向かうことになる。
デバイス無しでもある程度の戦闘が可能な程に練度が上がったほか、カレドヴルフ社の試作品としてForceの武装も登場し、魔砲少女の本領発揮となっている。
Detonationから本格稼働したフォーミュラモードでは某ロボットみたいな音のビームを乱射する始末。出力、速度も大幅強化されており、目にもとまらぬ高速戦闘は本作の見どころの一つ。
本作では今まで彼女のキャラクターとして受け入れられてきた精神的な強さの裏側に目を向けるものとなっており、空虚とすら言える彼女の精神構造が明らかにされている。
完全無欠の救世主であったなのはの歪さが明らかにされたことで、良くも悪くもヒーローであったなのはが本当の意味で主人公になれたという声もある。
しかしながら、その強さの異常さから目を逸らさない作品となった結果、ただでさえ我が身を顧みなかった戦闘スタイルがいよいよ無謀とすら言えるものになってしまった。
しなやすが成立する作中の医療技術も相まって、消耗品かのように体を酷使する姿は狂気的ですらあり、小学五年生の少女としてはあまりに痛々しい。
DetonationがPG-12である原因の一端は彼女にあるだろう。
レイジングハート
原作・アニメの双方で登場するなのはの魔法の杖・使用デバイス。
共に待機状態は赤いビー玉のようだが、詠唱(原作・アニメ共に最後の一小節以外同じ)や戦闘モードに入ると、魔法の杖を模った形になる。
原作ではリンディから託されたもので会話はしないものの意思が有り、アニメではユーノから託されたインテリジェントデバイスという会話のできる杖となっている。
詳しくは当該項目を参照。
その他の武器
どちらもデバイスではないが、武器として登場するもの。どちらも「Force」で登場。
ストライクカノン
魔法無力化のメタとなる武器。
大きい銃型の武器で、周りの影響で魔法が使えない状態でも攻撃できる。この武器でも、別の形ではあるが「魔砲」攻撃が可能になっている。
しかし、この影響でなのはの代名詞ともいえる「ディバインバスター」や「スターライトブレイカー」が登場しなくなってしまった。
フォートレス
「要塞」の名前のとおり、高い防御力を誇る。また、なのはの飛行のサポートにもなる。
おもにストライクカノンとのセットで使う。
マギアレコード
私立聖祥大附属小学校に通う、まっすぐな心の魔法少女。
稀有な魔法の天性を持ち、「時空管理局」の空戦魔導師として
次元犯罪の取り締まりにあたっている。
その手で救える人々を救うため、今日も空を駆ける。左利き。
(『マギアレコード』内アーカイブ「魔法少女」より)
『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』と『魔法少女リリカルなのはDetonation』のコラボイベント開催に当たって、フェイト・はやてとともに期間限定実装された。
プロフィール
出演作品 | 魔法少女リリカルなのはDetonation |
---|---|
性別 | 女性 |
出身地 | 海鳴市 |
学校 | 私立聖祥大附属小学校 |
年齢/学年 | 11歳/小学5年生 |
肩書き | 空戦魔導師(時空管理局所属) |
願い事 | - |
固有魔法 | - |
ソウルジェムの形状/色/位置 | - |
キャラクターデザイン | セブン・アークス・ピクチャーズ |
声優 | 田村ゆかり |
ゲーム上の性能
基本データ
ディスク構成
Accele | Blast(縦方向) | Blast(横方向) | Charge |
---|---|---|---|
×2 | ×1 | ×1 | ×1 |
最大ステータス
レアリティ | レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|---|
★4 | Lv.80 | 21,401 | 7,132 | 7,150 |
★5 | Lv.100 | 26,988 | 9,005 | 9,023 |
コネクト「ふたりできっちり、半分こ!」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★4 | 攻撃力アップ[VII] & ダメージカット状態[VII] |
★5 | 攻撃力アップ[IX] & ダメージカット状態[IX] |
マギア「エクシードブレイカー」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★4 | 敵全体に属性強化ダメージ[VII] & アクセルMPアップ(自/3T) |
★5 | 敵全体に属性強化ダメージ[IX] & アクセルMPアップ(自/3T) |
第2マギア「アクセラレイター」
『魔法少女まどか☆マギカ』及びその関連作品における魔法少女の根本設定とは異なるため、ドッペルを持たない代わりに、それに相当する超必殺技を使うことができる。
ちなみに『Detonation』準拠であるため、スターライトブレイカーではなくアクセラレイターが適用されていることから、SLBじゃないのを惜しむ声があるが、「もしSLBだったら……」ととんでもない光景を想像する人もいたりする。
ただし、イベントストーリー後半において全力全開を見せることになる(フォーミュラモードなので「設定無視している」というツッコミはあるが)。
レアリティ | 効果 |
---|---|
★5 | 敵全体に属性強化ダメージ[XI] & アクセルMPアップ(自/3T) |
専用メモリア「スタンバイ・レディ」
なのはが初めて魔法を使ったときから
ずっとそばにいたインテリジェントデバイス“レイジングハート”
新たな戦いを経るたびに、姿を変え、改良を重ねても
なのはと結んだ、絆と信頼は揺るがない
- 基本データ
レアリティ | ★3 |
---|---|
タイプ | スキル |
装備可能 | 高町なのは |
イラストレーター | ma-sa |
- ステータス
レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|
Lv.1 | 472 | 0 | 472 |
Lv.20 | --- | 0 | --- |
Lv.40 | 1,180 | 0 | 1,180 |
- スキル「スタンバイ・レディ」
特殊能力 | 効果 | 発動ターン |
---|---|---|
通常 | ダメージカット状態[VII] & 確率でダメージカット無視[VI](自/3T) | 7T |
限界突破 | ダメージカット状態[VIII] & 確率でダメージカット無視[VII](自/3T) | 6T |
劇中における動向
コラボイベント。レティからの指示でフェイト・はやてと共にトーナメント式のチーム戦に出場するよう言われ神浜市を訪れるが、たどり着いた先は「果てなしのミラーズ」だった。
魔法少女ストーリー
- 高町なのは
関連イラスト
関連タグ
リリカルなのは レイジングハート 田村ゆかり 天のナノライマー
少し頭冷やそうか 管理局の白い悪魔 喫茶翠屋の白い天使 高町式交渉術
要塞つながり
B-17 - 元祖空飛ぶ要塞。ペットネームもフライングフォートレス。
余談
- 同じ魔法少女作品である『カードキャプターさくら』の木之本桜とは、得意科目・苦手科目が真逆である。
- とらハシリーズのなのははAV機器好きだが、アニメ版に引き継がれているかは不明。とはいえA'sではフェイトが携帯電話を買う際にはカタログを見ながらスペックにこだわりを見せていたためそれなりの知識とこだわりはあると思われる。
- 『とらハ3』では誕生日が3月15日に設定されており、『リリカルなのは』シリーズでは特に言及されていないが、ファンの間では事実上3月15日がなのはの誕生日という事になっている。ただし、この説を採用するなら第1期・A'sでの彼女は8歳ということになる。都築氏は3月生まれか(田村ゆかり氏と同じ)2月27日と答えていたらしい。(なお、公式で誕生日が設定されているのは八神はやての6月4日である)