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プリシャスの編集履歴

2019-12-28 13:10:46 バージョン

プリシャス

ぷりしゃす

プリシャスとは、騎士竜戦隊リュウソウジャーに登場するドルイドン族の幹部怪人。

「さぁ、これから僕らの手で、地球を恐怖に叩き落とそう」

「ドルイドンを束ねる者、全ての強さを手に入れる者……プリシャス。君がリュウソウレッドだね?僕と全力で戦う気はある?怖かったら降参しても良いけど?」


CV:朴璐美/スーツアクター:蜂須賀祐一


概要

第34話より登場したドルイドン族ナイト級幹部怪人。

トランプジョーカーのカードに描かれているピエロを彷彿とさせる、装飾の少ないシンプルな姿が特徴。

顔部分にピンクのハートの意匠、比較的細身な体躯と女性的な要素も見受けられるが、一人称は「僕」かつ言葉遣いや声も中性的である。


常に相手を小馬鹿にする風に喋る、かなり嫌味な性格で、加えて「ドルイドンを束ねる者」を名乗りドルイドンの統率者のごとく振る舞う(ただ作中の様子からあくまで自称と思われる)等、他の幹部以上に傲慢な自信家である。

但し、気に入った存在にはそれなりの情味を持っており、ペットのスペースドラゴンが討たれた際は、敵を討つ事を決める。


武器は両刃の薙刀で、分離させて二刀流で戦うこともできる。

更に独自の能力として像が浮かび上がるカードを使って、相手の持つ様々な情報を記憶及び奪取する事が出来る。これにより敵の技をコピーして我が物とする、相手の大事な物を奪って、強引に自身へ従わせる等の行動が可能(しかし、上記の性格に加え、後述の事情の事情も鑑みると、そうする以外に味方を作れないと考えるのが妥当であろう)。

単純な技のコピー能力としては、相手を封じることもできるウデンと比較すると相手と同じ技を使えるようになるだけに留まり、そこから自身の力量も要求される為に劣る。

しかし、修行を終えたコウ以外のリュウソウジャーを圧倒し、ウデンが敗北したマックスリュウソウレッドを相手に、互角に戦える実力の持ち主である。


ガチレウス曰く「嘗てリュウソウ族に敗れた」らしい(尚、作中でドルイドン族がリュウソウ族と争った事実が判明しているのは『隕石落下から逃亡した6500万年前以前』と、『一部が帰還しマスターブラックやガイソーグを装備したマスターグリーンらに撃退された500年前』の2度だが、そのどちらかは不明)。

この事から、ワイズルー達からは「負け犬」として軽んじられていた。

ナダもその存在を知っており、今のドルイドンよりも厄介とコウに警告していた。


ウデンの来訪にワイズルー達にも来ると予想されていた為、何らかの関係があると思われる(自称を含むと直属の部下だろうか)。加えてスペースドラゴンと言う、100以上の星を滅ぼしたと恐れられる、巨大な怪物をペットとして従えている。


活躍

第34話

地球に到着し、次の作戦行動の為にワイズルーとガチレウスがクレオンを奪い合っている際にアジトへと来訪。

「嘗てリュウソウ族に倒された負け犬が、今更何しに来た?」とガチレウスに軽んじられていたが、「あの時の僕とは違うよ。だから君たち、僕の手足になりな?」と自身の配下になる様命令し、すぐさま カードをワイズルーとガチレウスの胸部に投げつけて心臓部を型取り、それを握り潰して2人を苦しめる

彼らの心臓を手の内に収める事で、強制的に彼らを手駒にした。


まずガチレウスをマックスリュウソウレッドと戦わせて、彼の能力をカードに記憶させる。

次に宇宙からスペースドラゴンを呼び寄せて街を破壊させ、リュウソウジャーとの直接対決でもカードにコピーしたマックスリュウソウレッドの技で向こうを圧倒した。

そしてこれで、現在のリュウソウジャーの実力を見定めた事で恐れるに足らないと判断。

だが、このまま倒しても面白くないからと、3日猶予を与えるから強くなってから出直してこいと余裕たっぷり身体を液状化して撤退した。


第35話

そして、宣言した通りに3日後、セトーの試練を乗り越えられないでいるコウを除く、リュウソウジャーの前に現れ戦闘を開始した。

姿を見せないコウに「逃げちゃったのかなぁ? 一番強かったあいつは」と残るメンバーを挑発し、容易く一蹴した後に止めを指そうとした際に、マスターレッドとの戦いで試練を合格したコウが参戦。

コウ自身にも挑発するも、それにコウが動じる事なくマックスリュウソウレッドに変身したのを見て、すぐに開戦し、試練を乗り越えより強くなったコウに徐々に攻撃がいなされていた事に「確かに強くなったみたいだねぇ。じゃあ、こっちも遊びはやめだ!!」と本気を出し、薙刀を分割して二刀流になってマックスリュウソウレッドを押し返し、模倣したエバーラスティングクローを放ち、止めの一撃を繰り出す。


しかし、マックスリュウソウレッドは手負いの状態ながらも立っており、それに焦ったプリシャスは再びエバーラスティングクローを放とうとしたが、完璧にコピーしたが故に、1度使うとパワーダウンし、再度使うにはエネルギーを再チャージする必要がある点もコピーしていた事をコウに聞かされて動揺、その隙にマックスリュウソウレッドのエバーラスティングクローを受ける羽目に陥った。


寸前で防御し直撃は免れたものの、相当なダメージを負ったプリシャスはコウの実力をそれなりには認めるが、「約束の3日後だからね」とスペースドラゴンを呼び出して自身は液化してその場から離脱した。

だが、スペースドラゴンもキングキシリュウオーによって撃破され結局主従揃って煮え湯を飲まされ、お気に入りのスペースドラゴンの敵を討つとリュウソウジャーに宣戦布告した。


第36話

クレオンと天才女性レーサー・幸田沙希から生み出したシルフマイナソーを引き連れたワイズルーが自身の元へと来訪。

「やっと僕の手足になる気になったのかな?」と質問すると、ワイズルーの命令を受けたシルフマイナソーによってワイズルー自身の心臓のカードを奪われてしまう。

心臓を取り返したことに喜ぶワイズルーはすぐさま、胸にカードを押し当ててもカードが反応しない。


それもそのはず、ワイズルーが心臓や取り返すのを見透かしていたプリシャスは何も描かれていない空っぽのをシルフマイナソーに掴ませていたのである。


「ズルは良くないなぁ?」と魂胆がバレバレで立腹のワイズルーを馬鹿にし、「返して欲しかったらリュウソウジャーを倒してよ」と告げて、そのまま液状化して退散した。


第37話

それまで相手にしていなかったクレオンがノームマイナソーを連れてアジトへ戻って来た所へ待ち受け、心臓を奪おうとカードを投げるが、何とクレオンには心臓が存在していない事が判明。

意外な事実に面食らうも、直ぐに「面白いね」と肯定的に捉えた上で「じゃあさ、僕の右腕にならない?」とクレオンを勧誘し、「ドルイドンの最高幹部になれる」と言う甘言まで残してその場を去った。

ドルイドンの最高幹部になれれば、もう誰からもこき使われなくて済む……その場に残されたクレオンの心はプリシャスの言葉に揺り動かされていた。


第38話

物語の序盤、前回の作戦も含め幾度もリュウソウジャーに返り討ちされてきたガチレウスに、彼の心臓が描かれたカードで制裁を加え、ガチレウスでが苦しむ様子を見て嘲笑い、「これが最後だよ?」とリュウソウジャー討伐の最終宣告を言い渡す。

必ずリュウソウジャーを倒して、自身の心臓を取り返すと意気込むガチレウスに、「期待してるよ? 弱虫がっちゃん」と馬鹿にし、そのまま笑いながらその場を去った。


今尚、リュウソウジャーを倒せず、心臓を取り返せない状況に追い詰められたガチレウスは自身の命を捨てる覚悟でクレオンにカリブディスマイナソーを生み出させ、リュウソウジャー殲滅を企てるもの失敗、彼の宣告した「最後のチャンスを」を逃すことになってしまう。


一方、プリシャスはご機嫌に鼻歌まじりに「順調、順調!やっぱり僕って天才だなぁ」と意気揚々にとある森林を散策、どうやらガチレウス達も知らない大きな目的を裏で遂行しようとしている模様。


第39話

前回の敗北により最後のチャンスを掴み損なったガチレウスだったが、それでもまだリュウソウジャーを倒そうと恨みと闘志を燃やし、ワイズルーの指示でクレオンに誘拐させた人々からマイナソーを生み出せと自棄になっていたが、最後のチャンスを逃した事に見切りをつけ、クレオンと揉めている隙にクレオンごと粉砕してガチレウスの弱点の右胸に攻撃を仕掛け、強引に巨大魔強化を発動。「1匹ぐらい消してから死んでよね」とガチレウスを見限る。


そして、復活したクレオンに親しげに「ごめ〜ん。じゃ、後はよろしくね〜」と巻き添えにした事の謝罪を交えつつその場を後に。

第37話での件の事を知らないワイズルーはその様子を見てジェラシーを燃やしていた。


その後、彼によって強引に巨大化させらたガチレウスはリュウソウジャーとの戦いの末に戦死し、プリシャスの持つガチレウスの心臓のカードもドロドロに溶けて消滅。

「がっちゃん、使えなかったなぁ」と彼の死を弔うどころか、既に見限っていた為にこき下ろし、プリシャスの気分次第で自身の命が消されるという状況にようやく理解し恐怖していたワイズルーに詰め寄り、「君は違うよねぇ? ワイズルーちゃん?」と問い掛けて去っていった。



余談

名前の由来は『プリンシパル(バレエ等で主役を指す用語)』+『プレシャス』と推測される(プリンスの可能性もあるが、プリシャスの中性的な雰囲気から、性別を問わない単語の方が適していると思われる)。


右肩のバックルの模様はチェスにおけるナイトの動きを表していると思われる。


声を演じる朴女史は『侍戦隊シンケンジャー』の薄皮太夫以来、実に10年ぶりにスーパー戦隊シリーズに帰って来た。更にスーツアクターを蜂須賀祐一氏が演じており、当時の演者同士が再びタッグを組んだ形ともなった。

また、本編において90年代におけるガンダムシリーズ主役を演じた声優がキャスティングされたのもこれで4人目となった。


上記の様に担当声優が女性、かつ中性的な容姿や声などから初登場時は性別に迷う視聴者が発生。

ボクっ娘である可能性も否定できなかったが、東映公式にて「“彼”の目的もまだまだはっきりとはわかっておりませんが…」と語られたことで男性と(ほぼ)確定した(但し、彼の単語自体、明治以前は性別を問わずに使用していた為、飽くまで「ほぼ」である事に留意する必要がある)。


関連タグ

騎士竜戦隊リュウソウジャー ドルイドン族

骨のシタリ:薄皮太夫同じ組織に所属していた幹部戦隊怪人後の戦隊声の人スーツアクター別の怪人を演じたと言う共通点がある。


ジニス(ジュウオウジャー)…「強いコンプレックスを払拭するだけの力を手にした結果、増長し自分以外の他者を屈服、虐待するのを楽しむ」外道繋がり。ジニスは相応の末路を迎えた為、プリシャスも同じ道を辿る可能性が高いと思われる。


ラヴリカバグスター…白やピンク色がメインカラーに使われ、細身かつ中性的な空気を醸す、幹部怪人繋がり(しかし、こちらの声はれっきとした)。


仮面ライダーライア…所持カードの中に「コピーベント」があり、性能や使用方法が似ている。


エリシオ…同じくカードを操る2年前のプリキュアシリーズの敵キャラクター。


プロイスト女性声優が演じる・残虐かつ自分以外の存在を見下す悪役繋がり。


邪悪なる意志メガヘクス…こちらもコピーしたものの弱点を身に着けたせいで破滅した悪役。

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