『強くあれ!強くなれ!英雄(ヒーロー)になれ!』(OP主題歌より引用)
概要
『ウルトラマンギンガ』の続編。現在では『新世代ヒーローズ』シリーズの第二作目として扱われることも多い。
前作の主人公・礼堂ヒカル/ウルトラマンギンガに加え、もう一人の主人公にして主役ウルトラマンのショウ/ウルトラマンビクトリーが新たに登場し、主人公のバディ体制が構築された。また、前作では存在しなかったギンガの強化形態も誕生した。
学校という極めて狭い範囲が舞台だった前作から一転して、従来のような都市部が舞台となった。また、製作における余裕ができたことから、テレビシリーズとしては久しぶりに市街地戦が行えるようになり、前作では登場しなかった防衛チームが復活し、ストーリー・特撮共に前作からさらにボリュームアップした。
本作の放送終了後、スピンオフ作品『ウルトラファイトビクトリー』が放送され『ギンガ』シリーズは幕を閉じた。そして次回作『ウルトラマンX』では本作を含めた過去シリーズとの関係を一旦リセットし、以降の作品も過去作と繋がりを持ちながらも独自路線を歩むこととになった。
本作は前作の路線を維持しつつも作品の強化に努めたことで、後の『新世代ヒーローズ』作品へのバトンの受け渡し役となり、シリーズの長期化を支える役目を担った。
前作同様全16話構成で、『新ウルトラマン列伝』内で7月~9月初頭、11月~12月の2期に分けて8話ずつ放送された(次回作『X』から全25話構成へと移行する)。
あらすじ
舞台は前作から2年後の世界。
防衛チームに入隊した礼堂ヒカル、そして地底からやってきた青年・ショウが謎の鉱石「ビクトリウム」を狙う侵略者に立ち向かう。
登場人物
特捜チームUPG
地底の民・ビクトリアン
- ショウ
- キサラ
- サクヤ
- レピ
- カムシン
- ヒヨリ
降星町の仲間たち
※後半シリーズ(第9話から)登場
- 石動美鈴
- 渡会健太
- 久野千草
ウルトラマン
怪獣・宇宙人
- 地底聖獣シェパードン
- チブル星人エクセラー
- アンドロイド・ワンゼロ→マナ
- チブロイド
- ガッツ星人ボルスト
- アクマニヤ星人ムエルテ
- メトロン星人ジェイス
- ゼットン星人ベルメ
- キングジョーカスタム
- ファイブキング
- ビクトルギエル
上記以外はスパークドールズを参照。
放映日程
話数 | サブタイトル | 登場怪獣 |
---|---|---|
1 | 切り拓く力 | シェパードン EXレッドキング |
2 | ギンガVSビクトリー | エレキング |
3 | 孤高の戦士 | インペライザー キングジョーカスタム |
4 | 強さの意味 | シェパードン グドン サドラ |
5 | 仲間と悪魔 | 巨大ヤプール バキシム |
6 | 忘れ去られた過去 | シェパードン ゴモラ ファイヤーゴルザ |
7 | 発動!マグネウェーブ作戦 | シェパードン ガンQ ファイヤーゴルザ ファイブキング |
8 | 朝焼けの死闘 | シェパードン ファイブキング EXレッドキング エレキング キングジョーカスタム |
9 | 取り戻す命 | シェパードン ベムスター ベムラー |
10 | 未来への聖剣 | シェパードン ベロクロン ドラゴリー |
11 | ガンQの涙 | アクマニヤ星人ムエルテ ガンQ |
12 | 君に会うために | メトロン星人ジェイス ゾアムルチ インペライザー |
13 | 分裂!UPG | バードン ガッツ星人ボルスト |
14 | 復活のルギエル | ゼットン星人ベルメ ハイパーゼットン ダークルギエル ビクトルギエル |
15 | 命という名の冒険 | ビクトルギエル |
16 | 明日を懸けた戦い | ビクトルギエル ダークルギエル バルキー星人 イカルス星人 ナックル星人グレイ ゼットン星人ベルメ チブル星人エクセラー |
主題歌
- オープニングテーマ:THE ALFEE『英雄の詩』
- エンディングテーマ:ボイジャー feat.ウルトラマンギンガ『キラメク未来 〜夢の銀河へ〜』
映画
2015年3月14日に、劇場版『[[決戦!ウルトラ10勇士!!]』」が公開。
小説
『マウンテンピーナッツ』
『S-Fマガジン2015年1月号』に掲載された外伝短編小説。
著者は小林泰三。 イラストは鷲尾直広。
久野千草が主人公であり、ウルトラマンギンガSの前日談と言える内容であるが、同作の世界観とはかけ離れたハードでシリアスなストーリーや劇中に登場する過激な環境保護団体『マウンテンピーナッツ』の暴挙等、読者から賛否両論であった。
詳細はリンク先を参照。
関連タグ
ウルトラマンギンガ→本作(→ウルトラファイトビクトリー)→ウルトラマンX