概要
医者の姿をしたマリオが三色のカプセルを使って、三色のウイルスを消していくパズルゲーム。
ルールは、6通りある組み合わせからランダムに投げられるカプセルを、縦か横1列に同じ色を、ウイルスを含め4つ以上繋げて消していく。
ビンの中にいるウイルスをすべて消せばステージクリアだが、その前に上(=ビンの入り口)までカプセルが積み上がってしまうとゲームオーバーとなる。
基本操作は、十字ボタン左右でカプセルの移動、十字ボタン下でカプセルを高速落下、Aボタンでカプセルが右回転、Bボタンでカプセルが左回転する。
スマブラ
参戦作品全てにおいてモデルチェンジファイター(≠ダッシュファイター)および隠しファイターとして参戦している。
基本性能やワザの構成はマリオとほぼ同じだが、ダメージやベクトルなど細かい部分が差別化されている。
中でも前空中攻撃の「ドクターグーパンチ」は、マリオの「メテオナックル」と異なり、メテオを持たない代わりに強烈なふっ飛ばし能力を得ている。そのふっ飛ばし力があまりにも強烈なため、ドクターマリオ使いからは高学歴パンチ、高学歴グーパン等と呼ばれていたりする。
ジーンズが黒色になるなど、デザインのアレンジも見られる。
通常必殺ワザ「カプセル」は、マリオの「ファイアボール」よりも高くバウンドする。身長の高いキャラには刺さりやすいが、身長が低かったり、リトル・マックのような走行姿勢の低いキャラには刺さりにくい。
ちなみにカプセルのパターンは9通りあり、原作に従いランダムに色の違うカプセルが出現する。この仕様は最後の切りふだやアピール、勝利ポーズにも反映されている。
横必殺ワザ「スーパーシーツ」はマリオの「スーパーマント」に比べ、横に短く縦に長い性質を持つので、反射を非常に狙いやすくなっている。
反面、使用時に浮き上がる性質がなくなっているため、崖外で反射を狙うのが難しいうえ、着地や復帰タイミングをずらすような使い方ができなくなっている。
公式で「マリオよりも重い」と書かれることがあるが、実際の重さはマリオと全く同じ(欧州版『DX』を除く)。
身長がわずかに小さく見えるが、これは待機モーションにおける膝の伸びが主な要因であり、当たり判定の差異もほぼない。
待機モーションの一つとして、首をぐるりと一周させるものがある。
アピールではカプセルによる手捌きを見せ付ける。
『DX』と『for』以降では性能が大きく異なるため、ここでは分けて記載する。
スマブラDX
ボタン | ワザ一覧 |
---|---|
B | カプセル |
→B | スーパーシーツ |
↑B | スーパージャンプパンチ |
↓B | ドクタートルネード |
コンセプトは「異ならないところが異なるところ」。
フィギュア説明では「少し運動不足がたたっているらしい」と書かれているが、この頃の機動力はまだマリオと同程度であった。
カベジャンプが使えない、横スマッシュ攻撃のリーチがとても短い、通常空中攻撃の角度の違いなど、以降のドクターマリオには見られない差別点も。
カラーバリエーションは白、薄赤、青+紫、緑+黄色、黒の5色。
中でも特に目を引くのが黒カラーである。白のイメージの強いドクターマリオにとって対照的となる黒故、そのかっこよさから特に人気のカラー。
桜井政博氏曰く無免許医のウワサあり。
スマブラX
Xでは参戦せず、原作のBGMのアレンジとシールが収録されるのみの登場となった。
スマブラfor
ボタン | ワザ一覧 |
---|---|
B | カプセル |
→B | スーパーシーツ |
↑B | スーパージャンプパンチ |
↓B | ドクタートルネード |
切りふだ | ドクターファイナル |
コンセプトは「ちょっと重くて攻撃力のあるマリオ」。
スマブラforではまさかの復活。マリオのデータを流用しつつも攻撃力や機動力に倍率補正をかけているのが特徴。
全体的に一撃が重たく、マリオに比べ多彩な撃墜手段を持つパワーファイター。
ワザが全体的に重いため、上強攻撃や後空中攻撃はフィニッシュに使える程強烈な威力。
つかみ攻撃も威力だけなら全キャラ中最強(白ピクミンは除く)。
横スマッシュ攻撃「心臓マッサージ」はリーチの短さがやや改善された他、マッサージの名の通り根本の腕の部分の威力の高いという、マリオの「ファイア掌底」とは対照的な性能になっている。
マリオとルイージの要素を合わせたような側面も持っている。
下空中攻撃は『DX』でも使っていた「ドリルキック」。隙が少ないうえに下方向への判定が強いという、マリオとは使い勝手がまるで異なるワザになっている。同じワザのルイージと比べると、こちらは連続ヒットで持続も長い。
下必殺ワザも『DX』と同じく「ドクタートルネード」となっている。
上必殺ワザ「スーパージャンプパンチ」は単発ヒットに変更され、ルイージほどではないが出だしを当てると強くふっとばす。
反面、『DX』のフィギュア説明に合わせてかスピードやジャンプ力がかなり低く設定されており、復帰力が絶望的に低い。
『DX』と違いカベジャンプは出来るものの、カベジャンプできないステージでの縦復帰は絶望的。トルネードは浮きはするが、硬直が長く縦にはほぼ使えないので、あまり強く下に落とされると厳しい。斜め下はいわずもがな。
最後の切りふだは「マリオファイナル」の炎をカプセルに置き換えた「ドクターファイナル」。
『DX』には登場演出が存在しなかった為、新たに登場演出が追加された。
その登場演出は、ドクターマリオを覆うカプセルのタワーに一組のカプセルが落ちてきて、カプセルのタワーが消えながら姿を現すというなかなか洒落た演出。カプセルパターンは固定で、よく見るとちゃんと連鎖が決まっている。
アピールは十字上が足を地面にこする(足首を慣らしてる?)、十字下が肩を叩くという地味なもの。『DX』のアピールは十字横にあてられている。
勝利ポーズは十字上が聴診器を向けるポーズ、十字左がカプセルを投げて手をはらった後に両手にカプセルを出すポーズ、十字右は新規のもので、手を顎に添えてこちらを見つめるという渋カッコイイポーズとなっている。
カラーバリエーションは白、赤、水色、緑、黒、黄色、紫、ピンクの8色。
スマブラSP
ボタン | ワザ一覧 |
---|---|
B | カプセル |
→B | スーパーシーツ |
↑B | スーパージャンプパンチ |
↓B | ドクタートルネード |
切りふだ | ドクターファイナル |
『SP』では倍率補正が『for』以上に強まった他、下空中攻撃が「全力メテオキック」というメテオワザに、後投げが投げ全体でもトップクラスのふっとばし力を誇る「ヒコーキ投げ」(『for』までとは別物)にそれぞれ変更され、撃墜手段がより増えた。
また「スーパーシーツ」のモーションが、足元のシーツを下から上へ振り上げるという独自のものに変更された。
一見マリオと同じように見えて、中身は全く違うといっても過言ではないぐらいに差別化されており、その関係はリンクとトゥーンリンクに近いものとなっている。
他のモデルチェンジファイターと比べても特に差別化が大きく、操作しているプレイヤーのみならず、ドクターマリオの相手をしているプレイヤーからしても、マリオとはまるで別のキャラのように感じることだろう。
ただオンライン対戦では比較的に使用率は低い。
前作よりも撃墜面の強化で撃墜手段が多くマリオより攻撃性能は高いものの、弱点の機動力が前作よりかなり落ちたのとゲームスピードが上がったことにより、復帰妨害がされやすい事と復帰力がかなり落ちている。妨害に強いルキナやしずえと機動力のあるキャプテン・ファルコンには要注意。マリオのバランス型で安定した攻撃力と復帰力があって操作しやすいのも原因。かなり上級者向けのマリオなため扱う場合は気をつけよう。
ただ防御面に弱いクラウド等には有利に進みやすくなる。
Ver.7.0.0では下強攻撃がコンボへと繋がる攻撃に変化するなど、様々な強化を受けている。
勝ちあがり乱闘のお題は「いろいろ三色大作戦」。
原作の三色のウイルス(赤・青・黄)をモチーフにしたカラーリングのファイターが3人1組で登場する。
マリオシリーズ参戦ファイター
No | ファイター | 初出演 |
---|---|---|
01 | マリオ | 64 |
09 | ルイージ | 64 |
13 | ピーチ | DX |
13’ | デイジー | SP |
14 | クッパ | DX |
18 | ドクターマリオ | DX |
48 | ロゼッタ&チコ | for |
58 | クッパJr. | for |
(58) | コクッパ7人衆 | for |
70 | パックンフラワー | SP(DLC) |
シリーズ作品
1990年 Dr. MARIO(ファミリーコンピュータ)
1990年 Dr. MARIO(ゲームボーイ)
1997年 Dr. MARIO BS版(スーパーファミコン、サテラビュー配信ソフト)
1998年 Dr. MARIO(スーパーファミコン、ニンテンドウパワー専用タイトル)
2001年 Dr. MARIO 64(NINTENDO64、日本国外のみ)
2003年 NINTENDOパズルコレクション(ゲームキューブ、『64』の日本語版を収録)
2004年 Dr. MARIO(ゲームボーイアドバンス)
2005年 Dr. MARIO & パネルでポン(ゲームボーイアドバンス)
2008年 Dr. MARIO & 細菌撲滅(Wii)
2008年 ちょっとDr. MARIO(ニンテンドーDS、DSiウェア)
2014年 Dr. LUIGI & 細菌撲滅(WiiU)
2015年 Dr. MARIO ギャクテン!特効薬 & 細菌撲滅(ニンテンドー3DS)
2019年 ドクターマリオ ワールド(スマートフォン向けゲーム)
関連動画
関連イラスト
外部リンク
ゲームボーイ版 紹介<3DS バーチャルコンソール>
関連タグ
ヨッシーのたまご ヨッシーのクッキー パネルでポン スマブラ
Dr.マリオ:表記揺れ