ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

超獣戦隊ライブマンの編集履歴

2020-09-27 19:19:08 バージョン

超獣戦隊ライブマン

ちょうじゅうせんたいらいぶまん

『超獣戦隊ライブマン』とはスーパー戦隊シリーズ第12作であり、劇中に登場するヒーローである。

友よ、君たちはなぜ悪魔に魂を売ったのか!?

概要

スーパー戦隊シリーズ第12作目の作品であり、昭和最後の作品である。

当時はバトルフィーバーJを第1作としてカウントする時代であった為、本作はシリーズ10作品目の記念として、主演の3人に既に俳優・歌手としての実績を持つ役者をキャスティングしていたり、バンダイから歴代の戦隊ロボ玩具を復刻再版するといった、大々的なキャンペーンが行われている。


しょっぱなから司令官をはじめ大量の死者が出て、終盤は悪幹部が次々と残酷な死を迎える等ハードな展開も目立った。


また、現在では定番となっている、新たなメンバーの追加や2号ロボの登場・1号ロボとの強化合体等の新しい要素が盛り込まれている。


あらすじ

世界中の天才が集まる科学者育成学校「科学アカデミア」の日本に近い分校の一つで宇宙空間活動用スーツの開発を行っていた

天宮勇介、大原丈、岬めぐみの3人は同じ学友の月形剣史、仙田ルイ、尾村豪らによって親友である矢野卓二、相川麻理の2人を殺害される。


それから2年後、勇介ら3人は二人の仇を討つ為に星博士の支援のもと、実験していた宇宙空間活動用スーツを元にした強化スーツと3台のメカを製作し超獣戦隊ライブマンとなり、地球の「生きとし生けるものたちを守るため」に、悪の科学に魂を売ったかつての学友たちのいる武装頭脳軍ボルトと戦うこととなる。


登場人物

超獣戦隊ライブマン

当初は、勇介・丈・めぐみの3人で戦っていたが、中盤から鉄也と純一が加わり5人となる。


呼称表

が\に勇介めぐみ鉄也純一
天宮勇介めぐみ鉄也純一
大原丈勇介めぐみ鉄也純一
岬めぐみ勇介鉄也純一
矢野鉄也勇介さん丈さんめぐみさん純一
相川純一勇介さん丈さんめぐみさん鉄っちゃん

天宮勇介/レッドファルコン(演:嶋大輔)

主人公でライブマンのリーダー。頭の回転は速くスポーツ万能だが世界中の天才が集まる科学アカデミアの中では常に丈とビリ争いを続ける落ちこぼれであった。

最初の内こそ学校のヤンキーみたいな性格だったものの、終盤に至る頃には類稀なリーダーシップを発揮するまでに成長した。


大原丈/イエローライオン(演:西村和彦)

言う事聞かない行動派。初期はヤンチャな面が数多く見られたが、

鉄也と純一が仲間になってからはしっかり者としての一面を見せるようになった。


岬めぐみ/ブルードルフィン

ライブマンの紅一点。熱血漢の多いライブマンにおいて冷静に行動するクールビューティ。

学校ではトップクラスの成績だった。父は弓術の師範。

なお彼女がスーパー戦隊における初の女性ブルーである。


矢野鉄也/ブラックバイソン

ボルトに殺された矢野卓二の弟で、ボクシングが得意(OPでも披露している)。

血の気の多さは丈にも負けず劣らず。


相川純一/グリーンサイ

ボルトに殺された相川麻理の弟。血気盛んなライブマンの中で唯一の草食系だがポテンシャルは高い。

ラグビー部に所属していた高校生だが、ボルトと戦うため休学している。


武装頭脳軍ボルト


大教授ビアス(演:中田譲治)

ボルトの首領。本名は不明だが元はどこかの名門大学を卒業した人間で、かなりの年齢がいっている。

数十年前から優秀な若者合計11人を自らの元へ呼び寄せ「千点頭脳」へと育成し、その脳を取りだしヅノールームにセットしその力で若さを保っていた。12個の千点頭脳を集める事で世界を支配しようと企む。


月形剣史/ドクター・ケンプ

エリート意識の強い、ナルシストな元科学アカデミアの学生。何気に豆腐メンタル

真実を知ってもなおビアスに忠誠を尽くそうとし脳を捧げるが、やがて脳だけの状態で過去を悔い反乱を起こす。


仙田ルイ/ドクター・マゼンダ

かつてめぐみのルームメイトで、高慢な女性。かつて勇介をふったことがある。

全身をサイボーグ化しており、体の至る所に武器を内蔵している。

『マゼンダNo.5』という自作の香水をつけており、香水を用いた作戦を披露した事も。

ビアスの真の目的を知り、脳をとられまいと脳まで機械化したためビアスに殺害された。


尾村豪/ドクター・オブラー

上記の2人とは違い、天才型ではなく努力で才知を得た秀才タイプ。幼少期は勉強漬けの毎日を贈っていたらしい。

無理にボルト入りしたが、やがてボルトの中でも落ちこぼれていき作戦失敗もありビアスに見捨てられた。

が、息子に対する行いを悔いた母親・俊子の愛と涙によって人間としての良心と元の姿を取り戻し、脱退する。

終盤、頭脳獣に偶発的に襲われたことで人間に戻った際の反動で失われた記憶を取り戻し、

ボルトに加入して間もなくの時に目撃したビアスの秘密を勇介達に打ち明ける。

その後は過去の過ちを悔い、教会に通って祈りを捧げる日々を過ごしていたが

ボルトの総攻撃に巻き込まれ、マゼンダとアシュラの最期を見届けることとなる。


毒島嵐/ドクター・アシュラ

元は暗黒街の帝王と称された男で、簡単な計算も出来ないほどの頭脳だったが、ビアスに知力を与えられ幹部となる。

しかし作戦失敗やビアスの秘密を偶発的に知ったことから逆に追われる身となり、知能も元に戻ってしまう。

後に再会した豪に「思えば妙な人生だったな」と別れを告げ、ボルトに落とし前をつけるべく身体にダイナマイトを巻いての体当たり攻撃を敢行し、壮絶に散った。


ギルド星人ギルドス

途中参戦する宇宙人の科学者。

寡黙で圧倒的な実力者だが…


チブチ星人ブッチー

オブラー脱落後に参戦する宇宙人の科学者。

歌とダンスを愛する陽気な性格の持ち主。


ガードノイド・ガッシュ

ビアスに絶対の忠誠を尽くすロボット戦士。

撃破された頭脳獣の巨大化が主な役目だが、前線に赴きライブマンと交戦する事も。

ビアスの敵には容赦せず、最後にビアスが死亡する時も彼を気遣う態度を見せるほどその忠義は堅かった。


頭脳獣

頭脳核にカオスファントムエネルギーを照射する事で誕生する、所謂今週の怪人。


ジンマー

ボルトの戦闘員であるロボット兵士。

破壊されてバラバラになっても、頭部や腕部だけで独立した行動が可能なため非常に厄介。

人間に擬態できる能力を持つ『ダミーマン』タイプも存在する。


ライブマンの関係者


コロン

星博士によって作られた女性型のサポートロイド。

博士亡き後はライブマンの指揮官的存在であり、普段はグラントータス内から指示を送るが、

自ら戦場に赴いたり、ロボの操縦を行うことも。


メカニック


ジェットファルコン

レッドが操縦する戦闘機。ライブロボの頭部、背中、腰部を形成する。


ランドライオン

イエローが操縦するライオン型マシン(何故か地中でも移動できる)。ライブロボの胸部と両腕を形成する。


アクアドルフィン

ブルーが操縦する水陸両用潜水艦。ライブロボの両足を形成する。


ライブロボ

ジェットファルコン・ランドライオン・アクアドルフィンが合体して完成する1号ロボ。

必殺技は超獣剣スーパーライブクラッシュ。強化後はストロングクラッシュダウン。

胸部に動物(この場合はライオン)の顔パーツを有した、戦隊シリーズ初の巨大ロボ。


バイソンライナー

ブラックが操縦するトレーラー。ライブボクサーの上半身と左足首を形成する。


サイファイヤー

グリーン専用マシン(こちらも地中移動可能)。ライブボクサーの下半身と右足首を形成する。


ライブボクサー

バイソンライナー・サイファイヤーが合体して完成する2号ロボ。

その名の通りにボクシングスタイルの攻撃を得意とする。

必殺技はミラクルビッグブロー。


スーパーライブロボ

ライブロボとライブボクサーが合体して誕生した最強ロボ。

必殺技はスーパービッグバースト。

スーパー戦隊史上初の二体のロボからなるスーパー合体を採用したロボである。


グラントータス

ライブマンの活動拠点である移動基地。

普段は海底に潜行しており、有事の際に浮上する。


マシンバッファロー

ライブロボに合体する3大マシンを格納する大型輸送艦。


モトファルコン・モトライオン・モトドルフィン

レッド達3人が使用するバイク。


ライブクーガー

矢野卓二が生前遺した設計図を基に勇介達が開発したスーパーカー。

イエローが運転席、ブルーが助手席に座り、レッドは後部に設置したクーガーバルカンの砲手を担当。

3人に上記の専用バイクがあるためか持て余し気味だったが、コロンが運転して援護したり、

ブラック・グリーン加入後は彼らが運転するようになる。


その他

  • グリーンだけ日本語の「サイ」だったのは、当時サイの英語表記である「Rhinoceros」が日本で浸透していなかったための措置。後の後輩戦隊の時代では完全に定着しており、劇中でも採用されている。
  • 主役が主題歌を歌う、女性ブルーの登場、緑と黒が競演(放送された年はオリンピックがあった年で、偶然であろうが5人の色が赤黄青黒緑と五輪の色と同じ)、メンバーの追加、巨大ロボの合体とスーパー戦隊で始めての試みが数多く行われた実験作でもある。
  • 後輩のEDで少しネタにされていた
  • ドクター・オブラー=尾村豪は中盤でギルドス&ブッチーと入れ替わる形でボルトから脱落する。通常なら死亡退場になってもおかしくなかったのだが、生存し贖罪の為に行動する稀有なキャラとなった。オブラー自身獣人形態の方が出番が多く、顔出しが少なかった事から、その少し前から登場していたドクター・アシュラ=毒島嵐と混同して「現場でいろいろあってアシュラと交代させられたが、路線変更のお陰で生存した」と言われる事がある。しかし、実際には最初から中盤でドクター・オブラーとして退場した後に尾村豪としてライブマンの協力者となる予定であり、この説は半分デマである(現場でいろいろあったのは事実、オブラー役の坂井徹氏はこの時期に負傷している)。
  • 1989年の放送終了後、2011~2012年にDVDが発売されるまでの間映像ソフト化が行われなかった。そのため、2000年代後半にCS放送されるようになるまでは視聴が困難な状態が続いていた。それまで地上波での再放送も殆ど行われなかったようであり、半ば幻の作品と化していた。
  • 昭和時代に制作されたスーパー戦隊シリーズは、本編全体は無理であってもエピソードの一部や劇場版がVHS化されるなどして、作品全体の極一部は公式に視聴可能であることが多かった。しかし、ライブマンにおいては劇場版が制作されなかったこともありそれすらも叶わず、本放送を録画したVHSを持っている人に(有料あるいは無料で)ダビングしてもらう・・・というマニア間の伝手を利用する以外に視聴する手段がなかった(1990年代まで、ソフト化されていない作品や、高価な正規品を購入できない作品をこのような手段で入手することが特撮・アニメマニアの間でよく行われていた)。イエローライオン・大原丈を演じた西村和彦氏は、DVD第2巻付属のブックレット内のインタビューで「23年は長すぎますよ(笑)」と語っているが、正にその通りであろう。
  • 次年の機動刑事ジバンにはギルドスとブッチーを意識したと思われるダブルノイドが登場する。なお兄の声はブッチーと同じ神山卓三であり人間態は当時人気だったお笑いコンビのブッチャーブラザーズである
  • 放送30周年を迎える2018年に、ライブロボとライブボクサーがスーパーミニプラで立体化した
  • 嶋大輔が主演のためネームバリューはあるはずだが内容があまりにも陰鬱すぎるせいか再放送の機会に恵まれずネット配信も殆ど行われていない不遇の作品であったが近年はネット配信もされており改善されている。

関連イラスト

使者


関連タグ

スーパー戦隊シリーズ 科学アカデミア 天地海

武装頭脳軍ボルト 科学者 大教授ビアス

光戦隊マスクマン超獣戦隊ライブマン高速戦隊ターボレンジャー


百獣戦隊ガオレンジャー:vsスーパー戦隊で天宮勇介とジェットファルコンが登場。

忍風戦隊ハリケンジャー:本作以来の14年ぶりの初期メンバーが3人の作品。その他にもモチーフはレッドが空・イエローが陸・ブルーが海の生き物で、3人が1話で壊滅した学校の生き残り、唯一の女性メンバーが青、追加戦士が2人登場して両方とも男性、と共通点が非常に多い。

獣拳戦隊ゲキレンジャー:同じく初期メンバー3人でかつ、悪の幹部がほぼ顔出しであることが共通点である。追加戦士が2人出るタイミングもほぼ同じ。

海賊戦隊ゴーカイジャー第30話で大原丈が登場。

動物戦隊ジュウオウジャー:年始の映画にてレッドファルコン(勇介)が登場。

騎士竜戦隊リュウソウジャー:元号最後の戦隊繋がり。この作品は平成最後のスーパー戦隊となった。しかしリュウソウジャーは放送開始してから1ヶ月後に新元号に突入しており事実上、令和初のスーパー戦隊に近い作品のため平成最後のスーパー戦隊は厳密に言えば『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』である(この線引きだと昭和最後は『マスクマン』になってしまうが…)。

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました