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鎧伝サムライトルーパーの編集履歴

2020-12-06 17:23:54 バージョン

鎧伝サムライトルーパー

よろいでんさむらいとるーぱー

サンライズによるテレビアニメ作品のひとつ。

概要

鎧伝サムライトルーパー」はサンライズが制作し、名古屋テレビ制作・テレビ朝日系列などで1988年4月1989年3月に放送された変身ヒーローアニメ


聖闘士星矢」の大ヒットを受け、その影響下で企画された「美少年+バトルスーツ」ものの最大のヒット作である。コミカライズがコミックボンボン講談社)に掲載されたことがある。ほしの竜一が手掛けた。


しかしながら放送開始当初は全く人気を集められず、中盤の視聴率や、スポンサーのタカラ(現在のタカラトミー)が手掛けた子供向けの玩具の売れ行きが振るわなかった。特に玩具はアクションフィギュアシリーズ「超弾動」シリーズが主力商品となったものの、玩具問屋で過剰在庫として積み上がった。


設定の不足分やプロフィールはアニメ雑誌の特集や小冊子によるマンガ、短編小説などで詳細な部分を補っているのだが、アニメ雑誌が出て来るあたり、子供から相手にしてもらえていないことをスタッフも自覚していたようだ。


状況が一変したのは、番組が終盤にさしかかってからで、特に最終回放送後に突如大ブレイクを果たす。番組が終了してから突然人気が爆発するという、アニメでは珍しいケースである。このような経緯で、1990年代はじめに特に女性の絶大な支持を獲得し、主要キャラ5人で結成された声優ユニットNG5は大人気を博した。


玩具はまったく売れなかったのにTV放映終了後にOVAを3作品出すまでの人気作に発展したのは、こうした女性人気の現れである。ちなみにこの両極端さは、1989年に毎日放送・TBS系列で放送されたドキュメンタリー番組「地球発19時」で取り上げられた。NG5を取り上げた際に彼らの人気とは裏腹に玩具が売れなかったことが語られ、当時のタカラの担当者のコメントとともに不良在庫となった様子が流れた。


史上最も開き直った結界の張り方と破り方をやってのけている。また開始2話でいきなり散り散りになってしまうなど、よく5人はバラバラになりやすい。


ちなみに主要キャラ3名(当麻、征士、伸)は戦国武将の子孫という設定で、遼は真田忍軍の末裔。秀だけは「随の時代に渡来した武術家の子孫」だったり「モンゴルに渡ってジンギスカンになった源義経の子孫」だったり時期によって設定が異なる。敵側の朱天など魔将たちは、戦国時代の人間である。


それらを元に再構築したノベライズ『鎧正伝サムライトルーパー』が勁文社で刊行され、エピソード0に相当する『乾坤編』も合わせて綴られた。また、月刊OUTでも寮が鎧戦士になる経緯を記した異聞-夕日の果て-も掲載。


玩具はタカラから玩具が発売されており、またプラモデル童友社から、食玩はカバヤ食品からそれぞれ発売。


広告代理店は本作から東急エージェンシーが参加しており、サンライズ・タカラ・東急エージェンシーの3社による制作体制は勇者シリーズ終焉までの10年間に渡って続いた。

東急エージェンシーに至っては『まじめにふまじめ かいけつゾロリ』までの足掛け19年間、名古屋テレビ制作枠の広告代理を担当し続けることになる。


2018年12月5日にテレビ本編、OVA3作品等を網羅したBlu-rayBOXが東映ビデオから発売された、放送開始30年の区切りという意味合いもある。


キャラクター

サムライトルーパー


トルーパー関係者


阿羅醐軍

妖邪帝王・阿羅醐(アラゴ)
CV:笹岡繁蔵
阿羅醐軍

四魔将

鬼魔将・朱天童子(シュテン)毒魔将・那唖挫(ナアザ)
CV:梁田清之CV:二又一成
鬼魔将毒魔将
闇魔将・悪奴弥守(アヌビス)幻魔将・螺呪羅(ラジュラ)
CV:松本保典CV:小杉十郎太
【トルーパー】闇魔将・悪奴弥守無題

迦雄須一族

迦雄須(カオス)迦遊羅(カユラ)
CV:若本規夫CV:勝生真沙子
迦雄須迦遊羅

関連イラスト

サムライトルーパー鎧戦士、集結!

おかげさまで20周年武装演舞・3!


主題歌

  • オープニングテーマ

「スターダストアイズ」 / 「Star Dust Eyes」(1部)

作詞 - 三浦徳子 / 作曲 - 茂村泰彦 / 編曲 - 加藤みちあき / 歌 - 浦西真理子

サムライハート」 / 「Samurai Heart」(2部)

作詞 - 三浦徳子 / 作曲 - 茂村泰彦 / 編曲 - 戸塚修 / 歌 - 森口博子

  • エンディングテーマ

「Far away」(1部)

作詞・作曲 - 辛島美登里 / 編曲 - 加藤みちあき / 歌 - 浦西真理子

「BE FREE」(2部)

作詞 - 三浦徳子 / 作曲 - 茂村泰彦 / 編曲 - 戸塚修 / 歌 - 森口博子


二重放映事故

1988年9月3日、名古屋テレビの手違いにより、放送済みだった第17話「明かされた鎧伝説」が放映される放送事故が発生した。


当時、メ〜テレ、テレ朝、テレビ信州など12局で本作が土曜17:30-18:00に放送されていたのに対し、大阪のテレビ局・朝日放送では『部長刑事』を土曜19:30-20:00に放送していたため、19:30-20:00にテレビ信州を除くテレ朝系列11局で放送されていた『鉄拳チンミ』を土曜17:55-18:25に先行放送し、本作は前日である金曜の17:00-17:30に先行放送していた。


前日の9月2日にメ〜テレがABCへ第18話「恐怖の妖邪帝王」の裏送りを行ったが、裏送りに使用した第18話のテープの取り扱いを誤り、第17話のテープをセットしてしまった。放送中にメ〜テレの技術担当者が気づいたものの途中で止めるわけにもいかず、当日は最後まで放映し、エンディングと次回予告時にお詫びのテロップを挿入した。第18話は12局で9月10日に放送され、オープニング前にお詫びのフリップと当時のメ〜テレ女性アナウンサーによるお詫びのアナウンスが流れた。ABCは9日の放送を穴埋め番組で対応した。


関連タグ


同じ鎧もの作品


何かしらの関連がある作品

  • 新機動戦記ガンダムW
    • 監督:池田成(途中交代も同じ)、絵コンテ:高松信司(Wでは交代後の監督)、OVA版キャラデザイナー:村瀬修功(Wではメイン)とスタッフが共通しており、ヒイロたちの特徴もトルーパーに通じる部分がある。
    • ちなみに主演声優陣の何人かはゲストとして参加している。
  • 魔神英雄伝ワタル
    • 同時期のサンライズ製作・タカラがスポンサーの作品。企画時にこの作品とで15分×2本立て番組として放送される案があった。
  • 新世紀GPXサイバーフォーミュラ
    • 似たような経緯をたどった作品。また、製作会社・メインスポンサーが同じ。

名古屋テレビ制作・テレビ朝日系土曜17:30アニメ

宇宙伝説ユリシーズ31 ← 鎧伝サムライトルーパー → 獣神ライガー

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