MTGのストーリーは、無数の次元(プレイン)が存在する多元宇宙を舞台としている。
プレインズウォーカーはその名の通り、そうした次元(プレインズ)を
渡る力を持つ存在である。えてして不死性と凄まじい魔力の
持ち主だが、魔法使いが努力してなれるものではない。
プレインズウォーカーになるためには火花、灯(スパーク)と呼ばれる
因子を生まれつき持っているか、他者から火花を移植するしかない。
MTGのフレイバー上、プレイヤーはプレインズウォーカーとなり、様々な次元からクリーチャーを召喚したりして戦っているという位置づけになっている。
プレインズウォーカーはクリーチャーを喚び出す側であるため、基本的に彼らは「(伝説の)クリーチャー」としてはカード化されない。
ただし、プレインズウォーカーの火花を失った、正体を隠している、火花を得るより前の時間軸からやってきたなどの理由により、プレインズウォーカーだった人物がクリーチャーとして登場することもある。自らの能力でクリーチャー化するプレインズウォーカーもいる。
また、ヴァンガードと呼ばれる特殊なルール専用のカードで登場したことはある。
カードタイプとしてのプレインズウォーカー
「ローウィン」で登場。クリーチャーのような「プレイヤーのしもべ」ではなく、契約によりプレイヤーに力を貸してくれる「対等の存在」であるカード。
忠誠度という値と、それらを上下させることをコストとする忠誠度能力を持つ。
それらは使用タイミングが限られる上に、忠誠度が尽きると戦場を離れてしまうが、時に環境を支配するほどの能力を持つ。
なお、イクサラン・ブロックを機に「プレインズウォーカーの唯一性ルール」が廃止され、過去すべてのカードを含むプレインズウォーカー・カードは「伝説の」の特殊タイプを持つカードとして扱われるようルールが変更された(これにより、従来は設定上同一人物のプレインズウォーカー・カードはカード名が異なっても同一プレイヤーはその内1枚のみしか戦場に維持できなかったのに対し、伝説のクリーチャー同様設定上同一人物のカードであっても、カード名が異なるならば同一プレイヤーが各1枚のみずつ、同時にコントロールできるようになった)。
「プレインズウォーカーを並べやすくなった」ということでプレインズウォーカー・カードをサポートする「鎖のヴェール」が少しは使いやすくなったかも……しれない……。
プレインズウォーカーたち
プレインズウォーカー達はその灯を得たのが大修復/The Mendingと呼ばれる出来事より前か後かにより旧世代、新世代と区別されている。
旧世代プレインズウォーカー
プレインズウォーカーとしてカード化されたプレインズウォーカー(色は初登場時のもの)
無色 | ウギン(旧世代) カーン(旧世代) |
---|---|
白 | アジャニ エルズペス・ティレル ギデオン・ジュラ テヨ・ベラダ ナヒリ(旧世代) バスリ・ケト 放浪者 |
青 | ウィル・ケンリス カズミナ ジェイス・ベレレン タミヨウ テゼレット テフェリー(旧世代) ムー・ヤンリン |
黒 | オブ・ニクシリス ソリン・マルコフ(旧世代) ダブリエル・ケイン テヴェシュ・ザット(旧世代) リリアナ・ヴェス(旧世代) |
赤 | コス ジェスカ(旧世代) ダレッティ チャンドラ・ナラー ティボルト ヤヤ・バラード(旧世代) ルーカ ローアン・ケンリス |
緑 | ガラク ジアン・ヤングー タイヴァー・ケル ニッサ・レヴェイン ビビアン・リード フレイアリーズ(旧世代) |
白青 | ヴェンセール ドビン・バーン ナーセット ニコ・アリス |
白黒 | ケイヤ |
白赤 | ファートリ |
青黒 | アショク |
青赤 | サヒーリ・ライ ダク・フェイデン ラル・ザレック |
黒赤 | アングラス |
黒緑 | ヴラスカ |
赤緑 | アーリン・コード サムト サルカン・ヴォル ゼナゴス ドムリ・ラーデ レン |
緑白 | ケイリクス |
緑青 | オーコ キオーラ |
緑青白 | エストリッド |
白青黒 | アミナトゥ ダッコン(旧世代) |
青黒赤 | ディハーダ(旧世代) ニコル・ボーラス(旧世代) |
黒赤緑 | ウィンドグレイス卿(旧世代) |
白赤青黒緑 | ウルザ(旧世代)※ |
※銀枠(ジョークカード)なので公式大会では基本的に使用不可。