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鬼殺隊士の編集履歴

2021-08-07 20:06:14 バージョン

鬼殺隊士

きさつたいし

鬼殺隊の鬼を討伐する主戦力。

概要

鬼滅の刃』に登場する政府非公認組織「鬼殺隊」に所属する隊士達。


育手(そだて)”に見込まれた若者が、その育手の下で数年単位の過酷な修練経て、藤襲山で行われる最終選別を生き残る事で正式に隊士となる(ただし、中には育手を介さず独力で最終選別に挑んで合格する猛者もいる)。


隊士の卵達は大抵がまだ十代前半の少年少女たちで、それでいて育手による修練は下手をすれば命を落としかねない程の過酷さであり、最終選別では十数匹のが囚われた藤の花の結界内で七日七晩生き残らなければならず、命懸けの修練を乗り越えても通過率(生存率)は三割以下と非常に厳しい。修練・選別ともに死者が後を絶たない凄絶なまでの苛烈さだが、この選別を抜けられないようでは、どの道、任務遂行における生存確率は皆無に等しい事を意味する。


また、辛うじて生き残り、隊士になった者はすぐさま鬼狩りの最前線に投入される。しかも、人材不足と時代的に移動手段が限られる事から、鬼狩りで重傷を負っても治療の時間すらなく次の任務に向かわされる事も珍しくない。


このような過酷な環境から、隊士の殉職率は非常に高い。そもそも鍛え抜かれて選び抜かれた鬼殺の剣士であっても、不死と超再生の身体を有し、物理法則すら無視する異能“血鬼術”を行使する鬼に対しては絶対的に不利なのである。他にも人間の身体能力の最盛期の関係や当時の日本の平均寿命の低さも相まってか、育手などの例外を除けば鬼殺隊の構成員たちの年齢層はかなり若い。


なお、彼ら・彼女らが剣士を志し、危険な鬼狩りの任務を続ける理由は、金銭的な物を含め様々であるが、縁者を鬼に喰い殺された事で鬼に対して並みならぬ憎悪を抱いている者も多く、それ以外にも孤児であった者や、特殊な生い立ち生まれ持った資質によって、一般社会に馴染めず居場所が無かった者も少なくない事から、そうした特殊な境の者達の受け皿になっている面もある。


また、剣士に限らず鬼殺隊の構成員は“悪鬼滅殺”という目的達成の為に、完全実力主義を採っており、能力(剣術に限らず、刀工や特殊技能)にさえ秀でていれば、性格面に多少の難があったとしても重用される傾向にある。


その一方で、複雑な過去を持つの存在や実力主義の傾向が強い面は奇しくも敵対者である鬼にも通ずるところがあり、この事から鬼殺隊と鬼は紙一重な面もあるとも言える。実際に鬼の中にはかつては鬼殺隊であった者も存在し、一方の鬼殺隊も鬼でありながら鬼殺隊に協力する者がいる事がそれを物語っている。

ただし、鬼殺隊の構成員達は同じような境遇を持った者同士が多く鬼を滅ぼすという強い目的意識がある為か、仲間意識が非常に強い者が多く組織としての結束力や士気はかなり高い。他にもあくまで実力主義が通っているので、この時代には珍しく男女の待遇の違いはほぼ見られない。また、当主である産屋敷耀哉も自らの事もあくまで鬼殺隊を動かす要員の1人として定義しており、特に柱を初めとした実力が認められている者には異論・反論含めて自由に意見を述べて議論する事を許すという、良い意味での実力主義をとっている為に、現場を知る柱達の声が通りやすく反映されやすい体制が整っている。


総じて同じ完全実力主義でも、首領である無惨の完全なワンマンで無理矢理従わされたり、メンバー同士が餌や階級を巡って争うライバルでしかない為に、関係が極めて険悪な鬼とは対照的だと言える。


連絡手段には後述の鴉(カラス)を使う。

かつて鬼殺隊士に命を救われた「藤の花の家紋の家」から、宿泊や医師の手配など無償で提供される。



主な鬼殺隊士達


鬼殺の剣士(鬼狩り)

任務地にて鬼と戦い、この頸を落とす剣士。

それぞれ階級が存在する。


鬼殺隊最高位に立つ九人の剣士。各人が極めた流派に従い「〇柱」という肩書を持つ。

一般隊士とは隔絶した強さを持っており、文字通り鬼殺隊を支えている存在である。

詳細は個別記事を参照。


一般隊士

甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の十段階に階級が分かれており、選別を潜り抜けた者は癸から始まる。

戦勲にあわせて階級が上がり、給金も見合ったものに上昇するようであるが、上述の通り生物として圧倒的に超越している鬼との戦いで凄まじい速度で殺されていく為に、実質的には柱の露払いや斥候という立場も担っているという現実がある。

竈門炭治郎(かまど たんじろう)我妻善逸(あがつま ぜんいつ)
全集中・水の呼吸【鬼滅の刃】我妻善逸
嘴平伊之助(はしびら いのすけ)栗花落カナヲ(つゆり かなを)
伊之助栗花落カナヲ
不死川玄弥(しなずがわ げんや)神崎アオイ(かんざき あおい)
修羅になれどもアオイ
村田(むらた)

  • 那田蜘蛛山討伐隊

上記の村田や尾崎他の隊員ら計10名で構成され、那田蜘蛛山に巣食う鬼の討伐を命じられる。階級は不明だが少なくとも『癸』以上。しかし母蜘蛛に操られて同士討ちなどを起こした結果、村田以外は壊滅した。

また、それとは別の一団もほぼ同時期に入山しているが、こちらは兄蜘蛛の毒にやられて、人面蜘蛛にされそうになっていたところを、胡蝶しのぶ率いる『隠』の救助隊によって救われている。



剣士以外の鬼殺隊士

隠(かくし)

負傷した剣士の救護や隠蔽を行う後処理部隊。現場以外でも隊服の縫製等の内向きの雑事も担っている。

詳細は個別記事を参照。


その他

禰豆子

彼女は鬼であり、他の隊士たちと異なり正規の隊士ではなく階級も持たないが、兄・炭治郎による保護・監視の下、お館様の意向もあり鬼殺隊の一員と認められている。


三人娘

詳細は該当記事を参照。

蝶屋敷にて看護・訓練の担当。神崎アオイと異なり最終選別を受けていないので隊士ではないが、蟲柱・胡蝶しのぶの下で隊士達の治療に奔走する鬼殺隊の一員である。


継子(つぐこ)

「柱」が直々に育てる隊士であり、事実上の柱候補生である。それぞれの柱が決定権を持つが、現役を退いた元柱が育手である者は該当しない。


隊士の能力・装備

全集中の呼吸

著しく増強させた心肺により一度に大量の酸素を血中に取り込む事で、瞬間的に身体能力を大幅に上昇させる呼吸法。

詳細は個別記事を参照。


支給装備

最終選別を終えた剣士は、下記の装備を隊から支給されて任務へ送られる。

刀、隊服共に個々人に誂えられた物となる。


日輪刀

日光を浴びる事以外は基本的に不死身である鬼に対して、その頸を斬る事で"殺す"事ができる唯一の武器。

詳細は個別記事を参照。


隊服

背に"滅"の字が描かれた、黒い詰襟

特別な繊維でできており、通気性はよいが濡れ難くて燃え難い。雑魚鬼の爪や牙ではこの隊服を裂く事すらできない程に頑丈である。ボタンには藤の花の意匠が入っている。

その特殊性から、縫製にも相応の技術(技能)が必要とされるようである。


最初のデザインは着物だったが「大正感が欲しい」という担当の言葉により、今の詰襟+羽織スタイルに変更されたとのこと。


鎹鴉(かすがいがらす)

人語を解し、話す。各鬼殺隊士にあてがわれており、どこからともなく現れては、隊士に任務地やその地で起きている怪異の詳細、または上からの指令や伝令を伝える。他にも偵察なども行う。

何故か一名、鴉ではなく人語を話さない雀あてがわれている隊士もいる。

詳細は個別記事を参照。


関連タグ

鬼滅の刃 鬼殺隊

鬼滅の刃の登場キャラクター一覧

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