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カローの編集履歴

2021/08/29 20:45:53 版

編集者:gerahomi

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カロー

かろー

カローとは『宇宙戦隊キュウレンジャー』に登場する幹部の事である。またこの記事では、準幹部に当たるショーグンの刺客等に付いても説明する。

もしかして→アレクト・カロー/アミカス・カロー

概要

宇宙幕府ジャークマターに所属する怪人であり、各星座系を掌握する極悪領主。

ショーグン・ドン・アルマゲの名の元に各星座系とダイカーンを統率しプラネジュームを集めさせている。

その地位はとても高く、アルマゲの直属の部下である刺客達ですら敬意を表している他、有事の際は自らの居る現地のダイカーンやその手駒を自身の戦力として引き込んで使役出来る立場と権力を持つ(現地が管轄外であっても関係ない)。

ダイカーン同様、ジャークマターの構成員として一定以上の働きを認められる事によって与えられる役職であり、スコルピオはジャークマターの「殺し屋」として多くの反逆者を抹殺した功績からこの役職を与えられている。

総数は88名キュウレンジャーを苦戦させる程の実力を持つ強敵ぞろい。

Space.2にて、ラッキー以外のキュウレンジャーはエリードロンと交戦し、その危険性を理解している。

ただし結局は上級管理職の為、役職の都合上本来は支配する星座系から離れる事が出来ない身分でもあり、本編前半でキュウレンジャーが戦ったカローは特例・特権を与えられた上でキュウレンジャーの抹殺を命じられた2名とごく僅かである。

Space.32にてドン・アルマゲより全カローに対し、新たなフクショーグンへの昇進を条件としたキュウレンジャーの抹殺指令が通達された。

Space.35にてジャークマターの広告塔だったホシ★ミナトが洗脳を解かれ、反ジャークマターの旗振り役となった事で各地でジャークマターに対する抵抗運動が活発化。カロー達はその鎮圧に忙殺される事になり、キュウレンジャーへの対応も管轄する星座系に現れた際に迎撃するのがやっとと言う状況に追い込まれる事となった。また、キュウレンジャーもフクショーグンとも渡り合える程に成長した為、逆に撃破されるカローが続出。物語初期からの力関係が完全に逆転した。

末路と実態

Space.44では前話で明らかとなったドン・アルマゲの真の目的が、ミナトを介する形でカロー全員に知らされる。今ある宇宙を支配して充足していただろうカロー達は誰も宇宙の破壊を望んではいなかった様で、沢山いた残りのカローはキュウレンジャーとは戦わず(キュウレンジャーの方も余程の事が無い限りは追撃するつもりは無い様子)ジャークマターを離脱する事になり、組織としてのジャークマターその物は崩壊の一途をたどる事となった。

この顛末は結局、ジャークマターとはアルマゲが『宇宙を支配する』と言う目先の欲望を煽る事で数多くの人々をプラネジューム採取に駆り立てるシステムに過ぎなかった事を端的に示している。アルマゲ自身への忠誠心は無くとも、その威光の元で星座系一つの頂点に立てる魅力的な立場であるこの役職を目指す様、構成員を全宇宙に対する侵略行動へ駆り立てていたのが組織の実情だったと言う訳である。

またアルマゲの視点から見返すと、カロー達はエリートと言う名目でアルマゲの監視下に置かれる役職でもあったといえる。実力を高め実績を積んで昇格した経歴というのは、裏返せば力を付けて反抗勢力に転じる端から危険性も抱えているとも言えるので、それを監視して反抗の兆しがあったら処分を下すのも前提にされていたと思われる。

この推測の裏付けとして、カローに準じる立場で支配星系を与えられず、アルマゲの命令の元宇宙中を飛び回って反抗勢力を駆逐する刺客と独立部隊の存在が挙げられる。反抗勢力の駆逐を成せる彼らの武力は下手なカロー達よりも高く、切っ掛けさえあれば容易に反逆を翻せるので更なる力の保有に繋がり兼ねない支配星系の管理権を持たされず、アルマゲのコントロール下に置かれ汚れ役に従事させられた身分ではないかという考えが導ける。

そして、この刺客や独立部隊が駆逐した反抗勢力の中には、反逆を密かに企んだカロー達もいた可能性があり、結局はアルマゲの裁量で同格同士が合法的に潰し合うシステムが成立していたとも考えられる。やはりジャークマターの支配する宇宙はどこに行っても自由に振る舞えるのはアルマゲただ1人だけであり、その庇護を得ようとしてジャークマターの軍門に下った者らも階級が上になる程アルマゲの支配に絡め捕られ自由を失ってしまっていたのだった。

そう考えるなら、ジャークマターの本拠地を攻め落としアルマゲを敗走に追い込んだキュウレンジャーが齎した結果は、ある意味カローやその下に居たダイカーン達に自由を与え開放する事へもなった。勿論、悪事を好む彼らが解放されればまた誰かを脅かす可能性が低くは無い物の、以前とは違い大規模な統制は取れないのが予見されるので脅威度は相対的に大きく下がる物と思われる。

しかもアルマゲが完全に滅んだ以降、リベリオンが解放組織から宇宙の平和を守る組織に変わったので、この先しばらくは残党である元カロー及びダイカーンが全宇宙を脅かす勢力へ変わる可能性はほぼ無くなったと言えよう。

カロー一覧

Space.名前装備特有分類キョダインロウ統率星座系出身惑星モチーフCV
1~5,25エリードロンエレクトロングボウ帯電性の金属ボディ合金宇宙人右肩イテ座イテ座系オジカゾエレクトロン合金の牡鹿像&弓矢&狩人黒田崇矢
12~21,25スコルピオジャークジャベリン猛毒の尾毒針宇宙人左腰サソリ座サソリ座系ニードルミステリーサークル&新選組&ウミサソリ久保田悠来
33マゲラーマゲランチャーマゲマゲパワー合金宇宙人左腰オヒツジ座オヒツジ座系スプンスプーン曲げ&超能力者&こねり翔
36ウンジェット空陸両用プレコンジ機ソージュー肢クリーチャーエイリアンプレコンジ機の胸装甲内コジシ座コジシ座系オーゴ黄金ジェット&戦闘機パイロット高城元気
37ジューモッツスナデツクランチャー、スナスナイパースキャン能力傀儡宇宙人左腰ベルトシシ座シシ座系トウラトゥーラ遺跡の戦士像&ガンマン辻親八
38デスゴンケンポーケンデスディスク合金宇宙人右腰ケフェウス座ケフェウス座系ネビュラネブラ・ディスク&サモ・ハン・キンポー松尾まつお
38~43メカマーダッコタコ足配線電磁バラバラムチ、タコメーター付きテンタクレイモア、タコマンドバルカン、オクトバストショット無敵のメカニカルボディサイボーグ宇宙人右腰ペルセウス座ハチブンギ座系クリスタコスカル水晶ドクロ&&サイボーグ喜多村英梨
40グローブン魔球デッドキラー1号~3号、スーパー魔球カジキ殺しヘビーユビー魔球宇宙人右腰カシオペア座カシオペア座系小トクタ聖徳太子の地球儀&メジャーリーガー落合福嗣
41サザンキングサザンクラッシャーマボロジュウジ幻覚宇宙人右腰ミナミジュウジ座ミナミジュウジ座系ミナーミ十字浜田賢二
Vシネマザンダバルドザンダーバー刀ボルトンボイス甘言宇宙人左腰前ジョウギ座ワシ座系トテムサンダーバード&ウォーリアー磯部勉

ショーグンの刺客・他

ドン・アルマゲ直属の配下で、ジャークマターに反抗する勢力を抹殺する役割を与えられた宇宙人。カローと同等の実力、出身星由来の特殊能力を有しており、キョダインロウも所有している。

カロー同様、現地のダイカーン等を使役して自らの戦力と出来る立場と権力を与えられているが、役割の都合上支配する惑星等は持たず、アルマゲの命令で各惑星を渡り歩いている模様。

昇進前の略歴を見る限り、スコルピオもこの立場に身を置いていた様だが、詳細は不明。

Space.名前装備特有分類キョダインロウ出身惑星モチーフCV
6~12イカーゲンゲソードライフル高度な視覚器官(目)軟体宇宙人左腰ミナミジュウジ座系クリスタルイカル水晶ドクロ&烏賊(クラーケン)&暗殺者塩屋翼
6~25マーダッコタコヤキラー、ショックシューター、タコスミスト、タコメーター付きテンタクレイモア強力な再生能力軟体宇宙人右腰ハチブンギ座系クリスタコスカル水晶ドクロ&&女軍人喜多村英梨

独立部隊・隊長

ショーグンの刺客と同様に反抗勢力を抹殺する役割を与えられているが、こちらは場合によって反抗勢力を惑星ごと滅ぼす強行策を行使出来る権限と戦力規模を持ち、個人レベルでは最大級の武力を有している。

しかし惑星からプラネジュームを搾取する基本方針を持つジャークマターでは異端の存在で、敵は勿論味方からも恐れられる“汚れ役”の立場でもある様子。

その在り方から、ジャークマターが有する反抗勢力の抹殺方法としては最後の手段と言える他、その恐怖支配を喧伝するデモンストレーション役も担っている模様。

Space.名前装備特有分類キョダインロウ出身惑星モチーフCV
劇場版ゲース・インダベーゲース・スター、ゲースナイパー、ゲースカリバーなし人型宇宙人なしフウチョウ座系ナンスカナスカの地上絵&司令官&田村亮

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