曖昧さ回避
『仮面ライダーウィザード』に登場する、その名をモチーフとした登場人物。→アマダム(仮面ライダーウィザード)
概要
変身ベルト「アークル」に収められた、戦士クウガの力の源とでも言うべき霊石。
装着者の肉体を作りかえ戦闘に適した形態へ変化させる・強力な回復力を与えるなど人智を超えた効果を発揮する。
しかし装着者の体内には神経状の組織が全身に張り巡らされていくこととなり、進行すればグロンギとほぼ同じ神経構造となる。また、強力な回復も自然の摂理に逆らって行われるため装着者には痛みと負荷が伴う。
装着者を完全な殺戮兵器に変える可能性を秘めている点では、非常に危険な物質と言える。
ダグバと戦った傷が直っていることから、アマダム本体も自己修復能力を持つ。
後年発売された公式小説によると漢字表記は「天飛」。
またその特性から『仮面ライダーBLACK/BLACKRX』に登場するキングストーンとの類似性が指摘されることなどもある。
余談
パセラ系レストラン『KAMEN RIDER THE DINER』のコラボメニューの一つ『クウガショコラケーキ』はこのアマダムをモチーフとしたデザートである。
『仮面ライダーウィザード』におけるアマダム
演:田口トモロヲ
「仮面ライダーは『怪人になりそこなった者』に過ぎない!」
「仮面ライダーとは、悪と同じモノでおじゃる!
仮面ライダーの力の源、それを『クロス・オブ・ファイア』という…
炎の十字架、悪から生まれたという罪の証!」
概要
本編終了後の平成ライダー集合企画であるウィザード特別編(第52・53話)にて登場した人物。
かつてライダーたちに倒された怪人たちが暮らす魔宝石の世界を統べる存在。
人間形態では尊大になったりオカマになったり幼稚になったりと、全く性格や衣装に一貫性が無いのが特徴(魔宝石の世界は時空が入り乱れており、家の門から一歩踏み出しただけで何もない荒野に出たりするのでその象徴ともいえる)。
その正体はかつて罪を犯し魔宝石に封印された強力な魔法使いであり、指輪も使わずに「サンダー」を使ってライダー達を撃退するなど高い戦闘能力を持つ。
自ら掘り出したライダーリングを使って召喚した平成ライダーたち、さらには侵入者であるウィザードの力を奪い、同じく外に出たいと願う少年を利用して外の世界に脱出しようとしていた。
召喚したライダーたちを「リングの持ち主に従うだけの存在」と見下していたが、仮面ライダーの戦う本当の理由を告げられ交戦、呼び出した怪人たちをことごとく撃破される。
「最強の兵器」としてハイドラグーン、ティーレックス・ドーパント、巨大グリード暴走態、キャンサー・ノヴァを呼び出して襲い掛かるがファイナルフォームライドを駆使したライダーたちにあっという間に撃退され、やむを得ず怪人態(メイン画像参照)に変身し平成ライダーたちに挑みかかる。
「ライダーの力は怪人を生み出すのと同じ力」と全てのライダーのクロス・オブ・ファイア(COF)を吸収し優位に立つが、少年の願いに応えて現れた仮面ライダー鎧武の攻撃を受け、総てのCOFを解放してしまう。
最後はCOFを取り戻し最強フォームとなった平成ライダーたちの15大ライダーキックを受け、更にウィザードと鎧武の斬撃を胸に受けて倒された。
『仮面ライダー』の概念については年々形骸化が進んでいたが、この男との対決により『仮面ライダー』が『仮面ライダー』たる所以が確固として成立したと言って良いだろう。
「何が違うって言うんだ?私と、お前たちと……同じ石から生まれた……」
姿
人間態時に着ていた衣装は、平成ライダーシリーズの映画に登場した強敵たちの衣装。下記は衣装の一覧。
余談
『スーパーヒーロージェネレーション』ではキャンサー・ノヴァとスコーピオン・ノヴァを復活させてヒーローたちと刃を交えた。ちなみにクウガは出ませんでした…。
関連タグ
アナザーライダー:真逆に『仮面ライダーになりそこなった怪人』を象徴する存在。
JUDO:アマダムはある意味ウィザードの世界におけるJUDOの端末の様なものと言える。
フィーニス:同じく仮面ライダーの力は悪の力であると主張した敵。