概要
映画『EPISODE_FINAL』で先行登場し、TV本編でも終盤で一斉に出現した。
体色は白で身長225㎝、体重145㎏。ミラーワールド内で大量発生しライダーたちを苦戦させた。平成作品の中でTV本編に最初に登場した戦闘員ポジションの怪人でもある。
口からの種子を人間に植えつけ、体内で発芽した種子は触手状に成長して、まるで冬虫夏草のように宿主を苦しめる。そしてそのまま鏡の中に引きずり込んで捕食する。また、糸を吐き出して逃走や拘束に使用する。
劇場版、TV本編のどちらでも現実世界に適合できる体質を得てしまい、現実世界に大量に出現した。
ファムがブランバイザーを口に突き刺した際の描写を見るに、口内は意外と機械的な構造をしている事が伺える。なお、この時に発した鳴き声はかなり不気味であり、トラウマになった視聴者も多かったようだ(Googleでもサジェストに『シアゴースト 鳴き声』と出るほど)。
脱皮(TV本編では繭から羽化)することでトンボ型モンスターのレイドラグーンに、更に進化することでハイドラグーンと呼ばれる完全なトンボ型に成長する。奇しくも、この過程は仮面ライダー龍騎に登場する13ライダーの強化過程に通じるものがあり、彼らに置き換えるとブランク体に相当する姿である事が伺える。その一方で、13ライダーやオルタナティブが人間がミラーワールドで活動する為の姿だとするならば、シアゴースト系はミラーモンスターが人間世界で活動するための姿、つまり、仮面ライダー達とは対になる存在とも解釈できる。
劇場版の個体はファムのミスティースラッシュやゾルダのギガランチャーで纏めて倒されたが、残りの個体はレイドラグーンに羽化した模様。
TV本編では第41話にて龍騎サバイブのメテオバレットに敗れ、逃げたもう一方の個体はインペラーのドライブディバイダーに敗れている。
第45話では龍騎サバイブのメテオバレット、ナイトの飛翔斬、ゾルダのエンドオブワールド、第46話では王蛇のベノクラッシュ、龍騎のドラグクローファイヤー、ゾルダのギガランチャーを受けて相当数が撃破されたが、その数を埋めるようにシアゴーストが出現し始めた為、キリがなかった。
こちらでもレイドラグーンに羽化したが、ハイドラグーンにはならなかった。
知能はあまり高くないようで、本来は守る対象であるはずの神崎優衣も捕食対象と見なしていたが、神崎士郎に睨まれて即座に捕食対象から除外している。
名前の由来は恐らくsheer(透き通るような)+ghost(幽霊)。
派生作品で
無数に登場し、単体での戦闘力が低いというのもあって、後発の作品ではアントロードやモールイマジンのように戦闘員ポジションで登場することが極めて多い。
「仮面ライダーディケイド」では大ショッカーの戦闘員として登場。
「龍騎」のリメイクである「仮面ライダードラゴンナイト」ではゼイビアックス将軍配下の最下級戦闘員「レッド・ミニオン」が進化した「ホワイト・ミニオン」として登場した。
冒頭で登場している通り、「仮面ライダーウィザード」の魔宝石の世界でも登場した。
テレビシリーズで鎧武が初めて戦った怪人で、ある怪人と特性が共通している。
「RIDER TIME 龍騎」ではゲルニュートと共に野良モンスターとして大量に登場している。
関連項目
アントロード ダークローチ アルビローチ ワーム モールイマジン
オルフェノク・・・・単色でデザインを成立させるためのプロトタイプであったという。
メガヌロン・・・・こちらも成長するヤゴの怪獣
ライオトルーパー・・・・次作における大群で行動するライダー部隊でTV本編終盤にて登場する点が共通する。
カリュブディスメギド・・・・外見が酷似している。
飛蝗:同じく、終末の際に現れるという虫の群れ。