データ
概要
初期携帯機・デジタルモンスターVer.2にて初登場。
戦うことに執着し続けたデジモンが、その闘争心のみで生き続け、アンデッドの姿へと進化したデジモン。
名前の通り、心臓以外はすべて骨であり、闘争本能のみで生きているため、知性はかけらもなく、眼前の目標をすべて壊しつくす破壊の権化と化している。
武器は脊柱に据えられている生体弾頭弾『グラウンドゼロ』であり、その名の通り一発で目の前にあるものすべて焼きつくす恐るべき破壊力を誇る。
近作ではさらに追尾性能と破壊力を跳ね上げさせた有機生体ミサイル攻撃・『オブリビオンバード』と呼ばれる必殺技が追加された。
登場当初は「メタルグレイモン」と相反するライバルとして扱われていることが多かった。
・更なる力を求め体の各部を機械化したメタルグレイモン。
・骨と核、戦うためのみ存在に成り果てても力を求めるスカルグレイモン。
同じ力を求めた者同士ではあるが機械とアンデッド、とても対照的である。
その凶悪で斬新なデザインと設定、圧倒的な強さから今でも根強いファンがいる古参デジモン。
また、アニメでの無敵とも言える描写から最強クラスの完全体デジモンに名前を挙げる人も多い(実際には、チィリンモン等には劣るだろうが)。
そのデザインやアニメでの扱われ方が影響したか、総じて暗黒進化の代表例のような扱いを受けることが多い。あくまで誤った目的で進化させようとした結果、この姿に進化したからそのように扱われるのであって、スカルグレイモンの存在そのものは誤った進化というわけではない。この点はゲンナイにもフォローされている。凶悪な性質だが、テイマーの腕次第で正しい目的の為に戦うこともできる…筈である。
また、強力なデジモンには違いないが、オーガモンはコイツを討伐して骨から骨棍棒を作ったという凄まじい逸話があり、オーガモンの究極体の武器もスカルグレイモンから作られているというのだから、彼らのポテンシャルの高さが伺える。
活躍
ゲーム作品への登場
PSデジモンワールド
町の新聞イベントをこなすことで、ウィルス種のデジモンのみが入ることのできる闇貴族の館に出現。
以前はデビモンの影響で入れなかった扉の先でプレイヤーを待ち受ける。
倒すことで町に参加し、自身を組み立てたヴァンデモンと共に闘技場に参加するようになる。
片言ではあるが一応喋れるようだ。
プレイヤーが育成することもできるが進化条件が厳しく、作中屈指の難易度を誇る。
戦闘に負けハートを失ったメタルグレイモンやメガドラモンが低確率で進化という暗黒進化を意識したかのような特殊進化条件を持つため、偶然進化して驚いた人もいるのではないだろうか。
使用できる技も非常に強力なため、進化できればその圧倒的な力で相手を蹂躙することも可能。
通常時は目が緑色だが、戦闘時には目を赤く輝かせながら爪を相手に向ける。
他にも地面に手足を固定させグラウンド・ゼロの発射体制をとるなど3Dモデルも力強いイメージで細かく作りこんであるため未見の方は動画などを調べてみてはいかがだろう。
なお、スカルグレイモンに限った話ではないが足音が非常にでかい。
デジモンストーリー
クロンこうざんのボスとして登場。アンノウン-Dの命令でフィルを攫ったムゲンドラモンがフィルの機転で進化チップとすり替えた退化チップを組み込まれて退化した姿。
デビモンのデスクロウやエンシェントスフィンクモン(第1作では未登場)のダークブラストを習得している。三レンジに跨るボスなので広範囲技を使えば簡単に倒せる。
第2作以降は育成可能キャラに加えられた。
デジモンワールド-next0rder-
仲間キャラクターの広瀬コウタのパートナーであるユキムラ(グラウモン)が無茶な特訓を強いられ、その後異構築によって進化し暴走。
主人公によって討伐され、デジタマに戻ってしまった。
その後ちゃんと成長し、デュークモンに至っている。
また、プレイヤーも育成可能。
サイバースルゥース及びハッカーズメモリー
これと言ってシナリオに絡まない形で、プレイヤーが育成可能デジモンの1体として登場。
魔法関連の能力を完全に捨てた物理アタッカーで、攻撃面に関してのみ下手な究極体に迫る性能を誇る。
上記の必殺技『グラウンドゼロ』は50%の確率で、ヒットした相手デジモンの防御力を10%下げる効果に加え、SSの『竜の怒り』で自軍パーティの攻撃力を15%も上昇させる。
但し、前述の通り魔法関連を捨て切った為、基本的にワクチン種の魔法攻撃には耐えられないのが難点。
ハッカーズメモリーでは、サブクエストの『化石楽園』にて、シーラモンと共にイベントボスとして戦う事になる。
アニメシリーズでの登場
デジモンアドベンチャー
CV:坂本千夏
デジモンアニメシリーズでは、今作が初登場となる。第16話に登場。
太一のパートナーデジモンであるアグモンの暗黒進化型として登場。
強力になっていく敵たちを前に、焦る太一がグレイモン(アグモン)に強敵との戦闘を無理強いした結果、超進化した。
しかし、無理と焦りからくる歪んだ勇気(無謀)での超進化だったため、暴走して仲間たちにまで危害を加え、ひとしきり暴れまわったあと幼年期のコロモンに戻る。
子供たちは知る由も無かったが、結果論ではスカルグレイモンの暴走がエテモン一味に一定の混乱・被害をもたらしたが、この出来事をきっかけに主人公の八神太一に力に固執する危うさを刻みつけた。
後に本当の"力"の意味を知った太一は、仲間の危機を救うべくグレイモンをメタルグレイモンへと進化させている。
デジモンアドベンチャー02
同じく太一のパートナーデジモンであるアグモンの暗黒進化型として登場。
こちらは第9話においてデジモンカイザーが、太一のアグモンの資質に目を付け、イービルリングによる強制進化を行った結果、暴走した姿。
あまりの暴れぶりにさすがのデジモンカイザーも手を焼いたほか、完全体クラスに進化できないとはいえ(様々な究極体デジモンや闇のデジモンを見てきた)タケルにも「逃げるんだ……まともに戦って、勝てる相手じゃない!!」と言われるほど。
デジモンクロスウォーズ
第20~21話にてダークナイトモンの配下としてスカルサタモンと共に登場。
対とも言えるメタルグレイモンと戦った。
その後ダークナイトモンに強制デジクロスでとりこまれた。
クロスウォーズではよくあることだが、あっさりと負けたことから評価は悪い。
進化系統
アグモン(通常)ルート
ボタモン→コロモン→アグモン→グレイモン→スカルグレイモン→ムゲンドラモン
ブラックアグモンルート
ボタモン→コロモン→ブラックアグモン→グレイモン→スカルグレイモン→ムゲンドラモン
関連タグ
メギドラモン ヴリトラモン シャイングレイモン:暗黒進化もしくは暴走つながり。特にメギドラモンは生きた厄災という点では酷似している
スカルサタモン:同じく最強クラスの完全体デジモン。一説には必殺技の追加は2体の戦闘力の差を少なくするためと言われている
スカルマンモン・スカルバルキモン・スカルサタモン:同じく骨だけの姿となったアンデッド系デジモン。
ムゲンドラモン:デジモンアドベンチャー:ではコイツがスカルグレイモン枠として登場。一応、スカルグレイモンから進化する作品もある為、そこまで違和感のある設定ではない。また、この存在がおそらくスカルグレイモンからも進化できるであろう、ウイルス種のウォーグレイモンの亜種に関する重要なファクターともなっている可能性がある。
ブラックウォーグレイモン ブリッツグレイモン:ウイルス種のグレイモン系デジモン。