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処女懐胎の編集履歴

2022-01-20 17:02:35 バージョン

処女懐胎

しょじょかいたい

処女懐胎とは、処女が性交なしに身ごもることである。

自然界

人間などの哺乳類では学問的な意味では確認された事例はない。ただし、等では見られる現象である。

魚ではドバイで飼われているトラフザメという種類のが4年連続で雄の存在なしに身ごもった例、米国ネブラスカ州動物園の水棲生物エリアで飼育されていたシュモクザメが3年間オスと出会っていないのに単性生殖した例がある。

ギンブナやアマゾンモーリーも単性生殖が可能な魚だが、こちらは他種含む魚のオスと交尾し、精子をトリガーとする必要のある「雌性生殖」なので処女懐胎とは言えない。

脊椎動物では爬虫類コモドドラゴンでも事例が確認されており、温血動物である鳥類でも七面鳥が単位生殖可能な生物として知られている。


甲殻類ではミジンコ昆虫ではアブラムシカイガラムシ等が性交なしで子を作る能力を有する。

宗教・神話

処女懐胎ときいて、誰もが思い浮かべるのが新約聖書に登場するイエス・キリストだと思われる。

聖母マリア聖霊のはたらきにより、処女の身で、男性との性交なしで身ごもりナザレのイエスを産んだと伝わる。


「人間の男性との性交渉」なしで子を産んだ例なら他の神話にも例がある。男神とのセックスを抜きにしても、

アレクサンドロス大王アポロンの使者である大蛇との交わりで生まれたともいう伝承があるが、本人はゼウスユピテルアモン)の子を自称しており、この伝承を載せた『プルターク英雄伝』には母オリンピアがこれを否定した発言も記されている。

アウグストゥス:母アイティアがアポロン神殿で眠気に襲われうつらうつらしている所に大蛇が入ってきて彼を身ごもったとスエトニウス『ローマ皇帝伝』にある。

プラトン:ディオゲネス・ラエルティオス『ギリシア哲学者列伝』によるとプラトンの母ペリクティオネを見て、むらむらし犯罪寸前にいきかけた父アリストンの夢にアポロンが現れ、彼女の身を清浄に保つよう命じる。が、プラトンには兄が二人居る。

サオシュヤントゾロアスター教における救世主。性交にはよらないものの、ザラスシュトラの精子が乙女の胎内に入って身ごもる、という形をとる。

アッティスキュベレー(アグディスティス)の切り落とされた男根から生えたアーモンドの木の実を、手に取った川辺の娘ナナが胸に押し当てて身ごもる。性交のシーンは無いが、ナナの性体験の有無は不明。

……がある。


しかし、これらの例は母親の処女性が不確かであったり、あからさまな性的、エロティックな要素があるという点でイエス誕生にまつわる奇跡説話とは異なっている。


「キリスト神話説」が言われる場で、処女懐胎した、と主張される他宗教の存在は他にも居るが、ミトラスのように岩石から誕生していたり、ホルスのように叔父の企みでバラバラにされたあげく失われてしまったペニスラピスラズリで再現し命を吹き込みなおして性交する事で身ごもっていたりする。


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