「HENSHIN」
概要
『仮面ライダーカブト』の世界における仮面ライダー・マスクドライダーが変身した直後の形態。
キャストオフをすることにより、ワームのクロックアップに対抗する為の形態であるライダーフォームに二段変身可能。
共通して「マスクドアーマー」と呼ばれる超金属・ヒヒイロカネ製の強固なアーマーが頭を含む上半身を覆っており、ライダーフォーム以上の防御力を得ている。胸部「強化チェスト」には大気を高圧縮酸素へと変換させる「ラングスリット」と胸部アーマーには高圧酸素を蓄える部位があり、海抜5000m以上の高所でも10時間以上活動可能としている。
多くのライダーは腕部には25tの重量を片手で長時間持てるほど強化する補助具「マニュピレーターアーム」も装着している。
単純な攻撃力でもライダーフォームに勝るためサナギ体くらいならどうにかなるが、機動力に劣りクロックアップも必殺技も使用できないため、クロックアップを発動できる成虫のワームと戦うのは難しい。
なお、一旦キャストオフした後にプットオンと呼ばれる能力でマスクドフォームに戻る事が可能。「右腕だけ」など部分的なプットオンも可能である。
カブト
身長 | 190cm |
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体重 | 132kg |
パンチ力 | 8t |
キック力 | 10t |
ジャンプ力 | 一跳び20m |
走力 | 100m8.9秒 |
モチーフはカブトムシのサナギ。面積の広い繋がった複眼が特徴。
マスクドフォームより優れたパワーを駆使した一撃重視なのか、天道はこのフォームだとカブトクナイガンのアックスモードを好んで使う。第一話ではアラクネアワームを仕留めてみせた。
頭部にあるのは「カブトレシーバー」といい、胸部アーマー「強化チェスト」に収納されている「カブトホーン」と同じ機能を持つ。
キャストオフはライダーベルトにセットしたカブトゼクターの角を右手側に倒すことで発動する。
ザビー
身長 | 192cm |
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体重 | 127kg |
パンチ力 | 8t |
キック力 | 9t |
ジャンプ力 | 一跳び21m |
走力 | 100m8.6秒 |
そのため胸部アーマーは唯一「ビーハイブチェスト」という名称になっている。
ザビーの装備が質素なためマスクドフォームにも特殊な機能は無いようだが、各スペックのバランスはいい。
加賀美が変身した際は防御力を生かして強行突破を行ったり、影山はウカワーム戦でプットオンを実践したりとマスクドフォームの中では出番が多い方。
キャストオフはライダーブレスにセットしたザビーゼクターの翅を180度倒した後に、ザビーゼクター自体を180度回転させる事で発動。
ドレイク
身長 | 191cm |
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体重 | 125kg |
パンチ力 | 7t |
キック力 | 9t |
ジャンプ力 | 一跳び23m |
走力 | 100m8.4秒 |
モチーフはヤゴの俗称で知られるトンボの幼虫。
「ラングスリット」で変換した高圧縮酸素を全身に循環させる「オキシジェンバルブ」が特徴。腕部・腹部・口腔部にバルブが繋がっているその姿はダイバーのよう。その見た目に違わず水中でも自在に行動する事が可能である。
一方でマスクドフォームの中で最も軽くて速い代わりにパンチ力がワーストという、同フォームの方向性と噛み合っていないスペックになっている。
ドレイクグリップにセットしたドレイクゼクターの尻尾を引くとキャストオフが行われる。ちなみにプットオンは音声認識である。
サソード
身長 | 197cm |
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体重 | 137kg |
パンチ力 | 8t |
キック力 | 9t |
ジャンプ力 | 一跳び19m |
走力 | 100m9.0秒 |
モチーフは不明。脱皮直前のサソリだろうか。昆虫がモデルではないためか、他のマスクドライダーと異なり「マニュピレーターアーム」が唯一備わっていない。
サソリの毒素・クロロトキシンを含んだ毒エネルギーのナノ粒子構造体"ポイズンブラッド"を作り出す「ブラッドコア」を備えた右胸と、そこから肩と腕に伸びたパイプ「ブラッドベセル」が特徴的な、特に情報量の多い見た目をしている。
両肩に「ブラッドタンク」という"ポイズンブラッド"を蓄える器具があるため肩幅が特に広い。また「ブラッドベセル」は伸縮自在であり、巻き付けて敵を拘束すると言ったライダーらしから攻撃手段として使える。
なお"ポイズンブラッド"には変身者の体内酸素濃度をアップさせる働きがある。
物々しい外見に違わず最も重く、微々たる差だがスピード面も最低。
サソードヤイバーにセットしたサソードゼクターの尻尾を押し込むとキャストオフが行われる。
ガタック
身長 | 190cm |
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体重 | 134kg |
パンチ力 | 8t |
キック力 | 9t |
ジャンプ力 | 一跳び19m |
走力 | 100m8.9秒 |
モチーフはクワガタムシのサナギ。
最大の特徴は両肩に備えた火砲『チートバルカン』こと「ガタックバルカン」。イオンビーム光弾を毎分5000連射、または高エネルギーを圧縮させたプラズマ火球弾を発射することができる最強フォーム武器もかくやなトンでも兵器で、これで成虫ワームを撃破、サナギ体を一掃した実績もある。
故に「マスクドフォームの方が強い」とか「肩だけプットオンしろ」とか言われたりもする。
キャストオフはライダーベルトにセットしたガタックゼクターの顎を右手側に約180度倒すことで発動する。
ガタックバルカンの下には「ガタックダブルカリバー」という剣武器を格納しており、ライダーフォームでも武器に困ることはない。流石「戦いの神」である。
ダークカブト
身長 | 190cm |
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体重 | 132kg |
パンチ力 | 8t |
キック力 | 10t |
ジャンプ力 | 一跳び20m |
走力 | 100m8.9秒 |
カブトとダークカブトの最大の相違点である"上半身の黒いボディと電子基盤のような模様"が見えないため、複眼が黄色いことを除けばカブトと瓜二つ。
スペックや武器のゼクトクナイガンのアックスモードを使用する点まで同じである。
キャストオフの仕方はダークカブトゼクターになっている事を除けば同様。
余談
- 話が進むにつれて変身直後にキャストオフが行われる様になりこのフォームが写る事は殆ど無くなったが、一瞬とはいえマスクドフォームの存在するライダーは変身する時は必ずと言っていいほどこの姿を経由している(ちなみに直接ライダーフォームに変身したのは超バトルDVDのカブト、ディケイドのネガの世界で登場したダークカブトのみ)。
- 書籍「「仮面ライダー」超解析 平成ライダー新世紀!」での白倉伸一郎プロデューサーへのインタビューによると、白倉氏も『仮面ライダー響鬼』での混乱で各方面に迷惑をかけた為、『カブト』は「本当はどういうものがよかったか」からスタートしたが、そのために要望を聞きすぎてマスクドフォームをはじめ設定などを煮詰めきれず、本人としても一番反省点が多い作品だったと述べている。
- キックホッパーとパンチホッパー、劇場版限定ライダーの仮面ライダーコーカサス、ヘラクス、ケタロスはこの形態が存在せず、直接ライダーフォームに変身する。設定上でも彼らにマスクドフォームは存在しないが、玩具「キャストオフライダーシリーズ」では素体の機構を利用したおまけ要素として、コーカサス、ヘラクス、ケタロスをマスクドフォームにする事が出来る(ただし頭部はそのまま)。
- ホッパーにマスクドフォームが無いのは「不完全変態のバッタがモチーフだから」と言われる事もあるが、トンボやサソリも不完全変態、コーカサスなどは完全変態なのでモチーフに合わせてフォームがある訳ではない(メタ的言えばスーツのコスト削減と思われる)。
関連タグ
カブト(仮面ライダー) 仮面ライダーガタック 仮面ライダーザビー
仮面ライダードレイク 仮面ライダーサソード 仮面ライダーダークカブト
アクションゲーマーレベル1 クエストゲーマーレベル1 シューティングゲーマーレベル1 バイクゲーマーレベル1:基本フォームになる前のアーマーを纏った状態でパワーも強い。ただし省略可能。