ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

宇宙鶴ローランの編集履歴

2022-05-02 08:20:56 バージョン

宇宙鶴ローラン

うちゅうづるろーらん

『ウルトラマンレオ』に登場する、「宇宙で一番美しい(笑)」怪獣。

データ

別名宇宙鶴
身長1.6~52m
体重80kg~2万2千t
出身外宇宙
人間態演:桜井浩子
飛行速度マッハ8

概要

ウルトラマンレオ』第30話「怪獣の恩返し」に登場。


宇宙で一番美しいといわれる純白の羽毛を持った宇宙怪獣

その姿だけではなく温厚な性格の持ち主で心も優しく、地球人への変身能力も兼ね備えている。


その目麗しい外見を気に入ったマグマ星人(第1話、2話に登場した同一人物とも別人とも諸説ある)にしつこく求婚を迫られるも(何を考えているのだろうか…)、マグマ星人達の数々の悪行三昧を知る彼女は頑なにそれを拒み続け、地球にまで逃げてきたが、マグマ星人が放った針によって足を負傷してしまう。


だが、偶々パトロール中であったゲンがマグマ星人を追い払った事で危うく難を逃れ、足の怪我はこれまた偶然山にハイキングにやって来ていた自転車屋の大熊親子から手当を受ける。

その恩を返す為に「星村かな子」という女性に化身して自転車屋に現れ、押しかける形で従業員となった。


そして、夜な夜な自身の風車を制作し、これを子供達に配ってゆく。また風車を制作している間は障子の影に本当の姿が映ってしまう。

この風車には自転車の前部に付けるとスピードが増すという不思議な力があり、たちまち大人気となるが、彼女を追い掛けてやって来たマグマ星人に子供達が次々に襲われるという事態を招いてしまう。


この事をゲンから告げられた彼女は宇宙へと帰る決心を固め、自ら大熊親子に自身の正体を明かし、彼らに別れを告げたまさにその時、彼女を亡き者にせんとするマグマ星人の襲撃を受けるが、レオに助けられて無事に宇宙へと帰っていった。


なお、去り際に沢山の風車を子供達の為に残していっている。

また、レオに対しても故郷の仇であったマグマ星人(同一人物かは不明だが)をこの手で倒すという機会を与える事になった。


ウルトラマンレオはこの風車を使ってマグマ星人を倒しているが、これはローランの羽根が毒針になっており、見事にマグマ星人の急所に刺さった為。しかもこの風車が徐々にスピードを増す効果がある為、ウルトラマンレオの投擲力を加味すればまず避けるのは難しく、特にマグマ星人のような撤退癖のある宇宙人には有効だとなりうる。(このほかの武器として足の爪から放たれるキックがあるが、劇中では未使用。)

怪獣の力を利用して作られた武器の中ではトップクラスなのかもしれない。


余談

ローラン人間態を演じた桜井浩子女史は、『ウルトラQ』の江戸川由利子役、『ウルトラマン』のフジ・アキコ隊員役でお馴染み。一方の自転車屋の店主:大熊シンジ役は、同じく『ウルトラマン』でハヤタ・シンを演じた黒部進氏であり、ファンにとっては嬉しいキャスティングとなった。

これを踏まえ、後年制作された映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』では、ハヤタ・シン/アキコ夫妻は物語舞台である横浜で自転車屋を経営しているという設定になった。


桜井氏は監督の満田かずほ氏から「鶴の恩返しのような可憐でかわいそうな役」と説明されていたにもかかわらず、実物は鶴とはかけ離れたワニのような姿だったため憤慨したという。そりゃ怒るわ…。


また、「宇宙で一番美しい」という肩書きの持ち主である彼女だが、上記の容姿からこれに関しても眉唾物であるという意見が多い。若しくは、彼女を付け狙ったマグマ星人の個人的な主観か、宇宙人の彼らからして見たら美しいかのいずれかだったのかもしれない。

なお、木目憲悟氏によるデザイン画では肩書き通りの優雅で美しい姿になっており、何らかの要因により造形の段階であのような姿になってしまった模様。


2015年に行われた人気投票『怪獣美少女コンテスト』では見事1位に輝き、プレミアムバンダイから商品化を果たした(「マグマ星人による組織票」とネタにされた)。ちなみに次点は女ヤプール


ウルトラ怪獣擬人化計画

センシティブな作品

円谷プロ公認(!)の企画により擬人化されたローラン。

デザイン担当はまめっち氏。

原作でもメスの怪獣という設定であった為、ある意味一番違和感のない擬人化と言える。


頭の冠や両腕の翼の羽根などにモデルとなった鶴の意匠が見て取れる。

上記の画像では描かれていないが、雑誌に掲載されたイラストでは、トレードマークの風車もしっかりと描かれていた。

一方で、水着を連想させるような非常に露出の多い衣装にピンヒールロングブーツと、あのエロ…エレレキングにも匹敵するほどの大変けしからん恰好をしている。

しかも、そんな大胆な衣装をばっちり着こなすほどのモデル顔負けのプロポーションの持ち主

宇宙で一番美しいかはさておくにしても、原典と比べて遥かに魅力的な容姿に仕上がったことは間違いなく、これならマグマ星人が血眼になって追い回したのも納得という声も。もしかしたら、マグマビジョンのローランはこの姿だったのかも…。

名探偵っスか!ルナチクスちゃん


漫画版

たびたびマグマ星人の口からその存在が語られるが、いずれも回想やイメージのみで本人が直接登場したことはまだ一度もない……だったが最終回にて満を持して登場した。

マグマ星人とは一応友人同士(当のマグマ星人は彼女に対してそれ以上の思いを抱いていると思われる節があるが)のようだが、マグマ星人から100件もメールを送られて文句を言ったり、マグマ星人とのハロウィンの約束を直前ですっぽかしたりと、関係が良好かどうかは微妙なものがあるようだ。



小説版『始まりの物語

アニメ版の前日譚である本作では最終回である「Yesterday, once more」に登場。

名門の女子校に通う中学生星江カナとして登場する(“星江カナ”という名前の由来は、原作で人間に変身した時に名乗った“かな子”が元になっているものと思われる)。


元はクラス内でも目立たない地味な女の子だったらしいが、14歳の誕生日にローランのカイジュウソウルが発現、本人の意図しない形で、その効果で周りを魅了する不思議な力を発揮するようになり、彼女はそれまでと一転して一躍学校中の注目の的となった

しかし、彼女はあまりに急激な環境変化についていけなくなり、結果、不登校になってしまう。


その後、事情を聞いて彼女に会いに来たGIRLSの研究員:多岐沢マコトの粘り強い説得や、彼の要請を受けて彼女を元気づけにやってきた怪獣娘たちに励まされたことで、彼女は再び前を向いて生きていくことを決意、「周囲を魅了する」という自分の強みを生かしてモデルとしてデビューすることとなった。


モデルデビュー後は文字通り飛ぶ鳥を落とす勢いで人気を博し、現在は大人気アイドルとして活動しているようだ。


ウルトラジャーニー

第11話に登場。

サバトの配下であるバクタリの襲撃により、運営する劇場から“夢”を奪われそうになったが、ヒナたちの活躍によりバクタリが倒されたことで難を逃れる。


なお、劇場は彼女とマグマ星人とよく似た風貌をした少女の2人で運営していた模様。

原作での両者の関係が悲劇的なものに終わったことを考えると、中々に粋な演出であったといえるだろう。


酩酊!怪獣酒場

第54話で登場。

やたらとマグマ星人に求婚されていた原作とは異なり、合コンに命を懸ける人物として描かれている(ローランを狙っていたマグマ星人は第11話で登場している)。

「男のプライドを満たす」、「距離感を利用する」をモットーにゼットンを落とそうとするが、恋愛的な意味ではなく、物理的に落としてしまう…どうしてこうなった。


「2nd」では第36話にて登場。

男性陣が趣味をさらけ出した事を受け、羽をむしって風車を作り、どこからともなく取り出した自転車でテーブルの周囲をぐるぐる回るという奇行でアピールした。他の男性陣の趣味がフィギュア標本集め自分語りという有様なので正に地獄絵図と表現するに相応しい光景を生み出していた。


第51話ではエレジアから各地から集めた「怪獣ラーメン」の従業員である10体の鳥怪獣「怪獣ラーメン十傑」の一体として登場。鍋に浸かって出汁を取る事が役目である。


それ以外の回でもモブとして度々登場している。



関連項目

ウルトラマンレオ ウルトラ怪獣 マグマ星人 鶴の恩返し 

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました