概要
JRA阪神競馬場で施行される重賞(GⅢ)。
1950年に、4歳(現3歳)以上の馬による重賞として「チャレンジカップ」の名称で創設。1953年に朝日新聞社から寄贈賞の提供を受け、「朝日チャレンジカップ(あさひチャレンジカップ)」と改称、以来長らくこの名称で定着していた。
2014年より朝日杯フューチュリティステークスの施行場が中山競馬場から阪神競馬場へ移され、朝日新聞の寄贈賞がフューチュリティステークスに変更したため、レース名を創設時の「チャレンジカップ」に再び戻された。
距離は創設から翌1951年まで芝2400mで行われたが、1952年より芝2000mに変更、以来長らくこの距離で施行された。また施行時期・負担重量は多く変更されていたが、1969年より9月末に移され、以後中旬・初旬と変更されてはいるが9月に行われ、秋緒戦の重賞として長く認知されていた。
2012年、12月に行われていた鳴尾記念が6月に移転したことに伴い、その入れ替わりで2016年まで芝1800mのハンデ戦として12月に施行時期を変更し、その後2017年より中距離競走体系の整備に伴い芝2000mに戻されるとともにグレード別定戦となった。
データ
競馬場・コース | 阪神競馬場・芝2000m |
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条件 | サラ系3歳以上 |
開催時期 | 12月上旬 |
負担重量 | グレード別定 |
※2021年~2022年は京都競馬場大改修工事のため、阪神競馬場芝1400mで施行。
主な歴代勝利馬でGⅠ(級)ホースとなった馬
太字のレースは、チャレンジカップ優勝後に勝利したGⅠ(級)レース。
年度 | 馬名 | その後のGⅠ(級)勝利 | 備考 |
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1960年 | シーザー | 宝塚記念 | |
1966年 | ナスノコトブキ | 菊花賞 | |
1967年 | タニノハローモア | 日本ダービー | |
1969年 | ダテホーライ | 宝塚記念 | |
1973年 | タニノチカラ | 天皇賞(秋)、有馬記念 | |
1977年 | ホクトボーイ | 天皇賞(秋) | |
1979年 | バンブトンコート | 阪神3歳ステークス | 中京で施行 |
1980年 | アグネスレディー | 優駿牝馬 | 牝馬 |
1981年 | ラフオンテース | 阪神3歳ステークス | 牝馬 |
1982年 | ヒカリデユール | 有馬記念 | |
1984年 | ニホンピロウイナー | マイルCS2回、安田記念 | 唯一の2000m重賞勝ち |
1996年 | マーベラスサンデー | 宝塚記念 | |
2002年 | タップダンスシチー | ジャパンカップ、宝塚記念 | |
2004年 | スズカマンボ | 天皇賞(春) | |
2008年 | ドリームジャーニー | 宝塚記念、有馬記念 | |
2009年 | キャプテントゥーレ | 皐月賞 | |
2010年 | キャプテントゥーレ | 連覇 | |
2014年 | トーセンスターダム | トゥーラックハンデキャップ、エミレーツステークス | 勝利GⅠは二つとも豪州GⅠ |
2020年 | レイパパレ | 大阪杯 |
関連項目
鳴尾記念 - 本競走と入れ違いで施行時期が変更された。