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茶々(Fate)の編集履歴

2022-10-07 11:21:44 バージョン

茶々(Fate)

ちゃちゃ

『Fate/Grand Order』に登場するサーヴァント。

天真爛漫波乱万丈 豪華絢爛暴虐美人!


プロフィール

真名茶々淀殿
クラスバーサーカー
性別女性
身長138cm
体重34kg
出典史実
地域日本
属性混沌・中庸・人
好きなもの豪華絢爛、小豆の汁粉
嫌いなもの徳川の狸爺
設定担当経験値
ILLUST経験値(原案)、pako(FGO)
CV阿澄佳奈

「そんなわけで早速欲しいものがあるんだけど!」


概要

Fate/GrandOrder』に登場するバーサーカーサーヴァント。レアリティは☆4。

期間限定イベント「ぐだぐだ明治維新」での限定実装であり、初の配布バーサーカーである。また既存のサーヴァントのクラス違いやコラボキャラが通例であった配布枠の中では初の完全オリジナルキャラ。


公式漫画『Fate/ぐだぐだオーダー』では「安土桃山のサーヴァント」を名乗り新宿のサーヴァント達幕末のバーサーカーのように真名当てをしてもらいたがっていた。しかし既にバナーで真名がバレており、なんかこう引っ張らないのかと愚痴っていた。


真名


戦国の覇王、織田信長の姪であり「日輪の子」豊臣秀吉の側室。豊臣秀頼の母親である「淀殿」として有名な戦国の姫。

近江国の戦国大名・浅井長政の娘であり織田信長の妹お市の方を母に持つ。

生涯で三度の落城を経験し、そのたびに父を失い、母を失い、最後には息子と自身の命を含めて全てを失った。

後世の民衆に豊臣を滅ぼした悪女との烙印を押された悲運の女性。


真実、豊臣崩壊の直接原因は関ヶ原の勝者である徳川家康との関係悪化と見るのが近年では妥当とされている。

「方広寺鐘銘事件」の遺恨から互いの理解に齟齬を起こし修復不能になるまで拗れた結果でしかない。

もちろん、この過程に茶々(淀殿)が大きく意見を持っていたのも推し測るに易い事実ではある。

しかし江戸時代になり、朱子学による儒教的な倫理観が世に敷かれると彼女の家の大事に首を突っ込む姿勢は“武家の妻に有るまじき”と時代背景を無視して蔑視されることになる。


結果、今日に至る茶々の偶像は大いに歪み、それは呪いのように今も彼女に付きまとい怨嗟の声を上げて彼女を苦しめ続けている(本来は秀吉への悪評となっているものも彼女に向かっている可能性は高い)。


昨今の研究で名誉回復の兆しが見えており、犬猿の仲とされたねね(高台院)とも豊臣家存続のために子育てと亡君供養で分業し連携を持っていたと見られている。

また親族郎党には寛容で信長の側室・お鍋の方を保護し、妹・お江(崇源院)の徳川秀忠の婚姻に際して前夫の子を引き取って面倒を看てのちに摂関家へ輿入れさせた、といった逸話も残されている。


人物

天真爛漫にして傍若無人、絢爛豪華を好み超浪費家という何かにつけてとにかく金と手のかかる女。

天下人さえ頭を抱えたワガママぶりだが何故か憎めない愛されお茶目系姫君。


ノッブの姪だけに彼女に通じる傲岸不遜かつやたらと器の大きい気質はよく似ており、飽き性なのもノッブ譲り。ノッブを「伯母上」と呼び慕いとても懐いている。

大変わがままだが、一方で姐さん気質で自分を慕うものには寛大に対応する。

一方で息子達の死に関しては深いトラウマを持っており、その件が絡むと普段の彼女からは想像出来ない鬼気迫った激情を抑えられなくなる。


その言動は幼い少女そのものだが、同時に天下人・秀吉の妻にしてその息子の母という一面から大変に面倒見がよく、特に病床に伏せる若者などにはとても優しい。これは彼女の第一子・鶴松(捨)がわずか2歳で病没したことに関連しているのだろう。まさにロリおかん

母としての一面から子どもを道具のように使い潰す存在に対して激しく憤りを抱いており、阿国の幼少時代の境遇を知った時には「知ってたら殿下に潰してもらっていた」と激怒していた。


バレンタインの個別シナリオではその母性をいかんなく発揮し、加えて彼女自身の波乱万丈な経歴も相乗効果となって多くのマスターのハートを鷲掴みしてしまった。

さらに翌年にフルボイス化した際、シリアスモードだと声色が一気に大人になるという特性も発覚。やんちゃなロリボイスが一転、憂いを帯びた佳人のそれに変化したため前回以上にマスターの心臓を(色んな意味で)黒焦げにしている。


戦場でしか生きられない武士の性分にも遺憾の意を持っており、合戦にたやすく命を投げ出す彼らの生き方を理解はできても決して納得はしない。自身の生まれた時代の因果が、自分の大切な人たちの多くを奪っていったがゆえに……。


見た目や立ち居振る舞いからは微塵も感じさせないが、その身は豊臣にまつろうものたちの怨嗟の焔に今も灼かれ続けている。豊臣を滅ぼしたのは必ずしも彼女のせいだけではないが、その最後に愛する我が子でさえも焔の中で失う事となった彼女の心中を察する事は出来ない。

あえて全盛期である姿を避けて現界しているのは、その姿でいられたひと時が、彼女の生においてかけがえのないひと時だったからなのだろうか。


能力

本来的には戦闘向きのサーヴァントではないものの、後世の悪評から「無辜の怪物」のスキルを獲得しており、それに釣られてか半ば無理やりバーサーカーとして現界している模様。

召喚時は本人曰く「クラスは諦めた」とのこと。ストーリーでは困惑していた。

ちなみに本人が認めてはいないが、本来の彼女の適性クラスはアヴェンジャーである(なお、夫である秀吉も同様にアヴェンジャーの適性を持つと思われる)。


特徴的な兜をはじめ、武具一式は夫のものを勝手に借りて持ち出してきたらしい。


ステータス

当然だが一姫君に武勲などなく、幸運以外のステータスは軒並み低ランク。

自身単騎で戦うことには向いておらず、もっぱら宝具や味方を率いての集団戦向き。


マスター筋力耐久敏捷魔力幸運宝具
藤丸立香DDDCBC

スキル

狂化(E+)狂戦士のクラススキル。ステータスを向上させる代わりに、理性や言語能力を奪う。当てつけに近いクラス分類のせいか、ほとんど機能していない。なお、我がままなのは生来の気質なのでノーカウント。
黄金律(凶)(B)日ノ本全ての黄金を集めたと言われる天下人の黄金を自由に使用する事が可能。生粋の浪費家である茶々ととても相性の良いスキル。
無辜の怪物(焔)(C)生前の行いから生まれたイメージによって、過去や在り方をねじ曲げられた怪物の名。能力・姿が変貌してしまう。茶々の場合は「豊臣を滅ぼした魔性の女」という悪評であり、関わった者たちが破滅へしていった兇状から、「火焔地獄の姫君」として炎を操る力を得る。同時に彼女を恨む者たちからの怨嗟の声に悩まされる。
日輪の寵姫(EX)対象のステータスを段階的に下げ続けていく呪い。かつて日輪を沈めた彼女は、己の意思に関わらず、まつろうもの全てを破滅させていく。

宝具

絢爛魔界日輪城(けんらんまかいにちりんじょう)

  • ランク:C
  • 種別:城塞宝具
  • レンジ:1〜200
  • 最大捕捉:100人


「茶々の本気を見せてやろう。凄いぞ、ホントに!」

「この茶々からは日輪すら逃れられぬ。行けぃ!死しては朽ちぬ煉獄の武士(もののふ)たち!いざや降臨!『絢爛魔界日輪城(けんらんまかいにちりんじょう)』!!」


日輪の子、豊臣秀吉の象徴である『日輪城』のなれの果て。燃える大阪城が具現化し地面からは豊臣にまつろう亡者が現れ敵に襲い掛かり、周囲は紅蓮の炎に焼き尽くされる。

最終的にはすべてが焼け落ち己すら焼き尽くす滅びの顕現、堕ちた日輪の残滓。

豊臣を滅ぼした女、呪われし傾国の美女、火焔地獄の姫である茶々の最後が具現化した宝具。


詳細は該当記事を参照。


ゲームにおける性能

配布サーヴァント初のバーサーカークラス。

タマモキャットに次ぐHP偏重タイプ。ATKが9,000を割ってしまうためフォウくん強化込みでも10,000に届かないのが悔やまれる。

もっとも、全方向相克のバーサーカーなのであまり気に病む必要もないのだが。

カードバランスも《Quick:1/Arts:1/Buster:3》と王道のバーサーカー型。ただQuickとBusterが多段ヒットする恩恵でArts始点かマイティチェインでのBraveチェインでそこそこNPを稼ぐことができる。


蛇足だがBusterの二・三段目のモーションがどこかで見たような構えで炎を放っている上、ExtraAttackの台詞も日輪繋がりの鋼人の台詞のもじりである。(確かに彼女の父親は別作品ではそれっぽいキャラ付けをされてはいるのだが…)

…尤も、既に滅茶苦茶な宝具演出を持つキャスターが実装されているので大したことではないのだが。


スキルは3ターンNP獲得状態の付与と被ダメージ時のNP増加量をアップさせる「黄金律(凶)(B)」、3ターン自身にスター獲得状態と自分以外の味方全体のスター集中率ダウンを付与する「無辜の怪物(焔)(C)」、5ターン敵単体にターン経過とともにダウン率が増加する“防御低下状態”を付与する「日輪の寵姫(EX)」と個性的かつユニークなスキルが揃っている。


宝具は上述の通り。

カードの種類はBuster。効果は【敵全体に強力な攻撃&クリティカル発生率ダウン(3ターン)&やけど状態付与(5ターン)<オーバーチャージで効果アップ>】。

元の攻撃力こそ低いもののバーサーカー特性によって威力はそこそこ保証されるため、ザコ散らしにはうってつけといえる。


どの攻撃も多段ヒットするため、「黄金律(凶)(B)」の影響もあってゴリゴリのバーサーカータイプのカード配分であるにもかかわらずNP効率はバーサーカーとしては悪くなく、スキルレベルを上げればバーサーカーにあるまじきNP効率を見せつける。

「無辜の怪物(焔)(C)」によってスターを相対的に自分に収束させることもできるため、上手くかみ合えばかなりの爆発力と回転効率を発揮する。

ただバーサーカー故の打たれ弱さと「黄金律(凶)(B)」のもう一つの効果がイマイチ噛み合っておらず、考えなしに被弾すれば即自分が丸焦げになってしまう。

何より自前で攻撃性をアップさせるスキルが皆無なのがつらい。


総じて優秀なサブアタッカーであり前線型のサポーター。

彼女の性能を十全に発揮するためには、被弾しなければ始まらない彼女の打たれ弱さをどうするか、また足りない火力をどう底上げするかなど的確な戦術を練ってサポートする必要がある。

手間はかかるが、そのだけの爆発力は秘めているので、ぜひとも愛でてあげよう。


関連人物

生前

豊臣秀吉

夫。自分を側室として迎えた天下人。なお茶々には頭が全く上がらなかったらしい。

「殿下」と呼び慕っており、彼女なりに敬意は払って接している。

前述した通り茶々の宝具は秀吉の持つ「黄金魔境ZIPANG」(おうごんまきょうジパング)のなれの果てである。

なお茶々のスキル「無辜の怪物」の原因の1つは老いた秀吉による家臣の大量虐殺である。


豊臣秀頼

実の息子。幼名は「拾」。

母親として彼の事を大切に思っている一方で彼の死がかなりのトラウマになっており、マイルームにてマスターに対し「拾のことを口にするな」と警告している。

ちなみに茶々の息子二人の幼名「捨」「拾」は、当時「捨て子は健康に育つ」という俗説があったのを信じた秀吉に験担ぎでつけられた。


(鶴松)

実の息子。秀頼の兄にあたるが、わずか2歳の幼さで病没している。

この経験が元で、「ぐだぐだ明治維新」では病に伏した沖田総司の事を放っておけず手厚く看護した。


柴田勝家

義父。母親の再婚相手だが優しい父上、自慢の父上と認めている。『ぐだぐだエースRE』によると最初は彼に対して苦手意識を持っていた模様。


織田信長

伯母。とても懐いている。

彼女の舞う「敦盛」を「変な踊り」といって気に入っている。


出雲阿国

秀吉に召し抱えられていた踊り子。面識もあり、生前もカルデアで再開した後も仲が良い。


Fate/Grand Order

藤丸立香

契約したマスター。

子供のように懐き、それと同時に母親のように愛している。

バレンタインでは、夭折した息子達を無意識に重ねている節がある。


織田信勝

伯父。ただし茶々が生まれる前に死亡しているため、生前の面識はない。

「ぐだぐだ明治維新」では、とある理由により彼から身柄を狙われる。


土方歳三

イベントにて度々顔を合わせる。通称むっつり人斬り怖い顔マン

弱っている沖田を連れ出そうとする彼と言い争いになる場面も。


沖田総司〔オルタ〕

精神が幼女に近いため、何かにつけて母性を発揮し可愛がっている。オルタのほうも茶々によくなついている。


煉獄

沖田オルタが所持する自我を持つ長刀。水着霊基になった際の姿が幼女なので自身が気付かないうちに母親としての顔が出た。


ぐだぐだイベントでの活躍について

『ぐだぐだ明治維新』

彼女が初登場したイベント。幕末のバーサーカーと並んで目玉サーヴァント且つヒロインとして実装されたにもかかわらず、色々と割を食ってしまった


最大の原因が、よりにもよって伯母の姉弟関係の愛憎劇という有り様で特にストーリー終盤に自分を攫って永久空間を創生しようとした伯父は属性てんこ盛り過ぎた結果NPCにもかかわらず大人気を博す。

さらに最後の最後でむっつり人斬り怖い顔マンが“漢の生き様”をマスターたちの目に焼き付け伯父の魔力源の魔性哲学的で深い感慨を残すという双方ともストーリーに大きな痕跡を刻んで退場していったため、余計に存在感が薄まる事態に。


まぁストーリー中でロリおかん属性を遺憾なく発揮し評価値ストップ高を達成しただけまだ救いがある方だろう。彼女なんか特攻付与&ピックアップ対象だったにもかかわらず、ストーリーには名義貸しのみでまったく姿は出ずクエストのボスとしてではぽっと出て終わってた訳だし……。なお、茶々がこのような扱いになった理由については『コハエースDX』にて描かれている。


『ぐだぐだ帝都聖杯奇譚』

本筋に全く関わらないまま本編が終わってしまったため出番がなく、自分の存在が薄まっていく茶々はあまりの不遇っぷりに怒りを表しカルデアスをいじりとんでもないことを引き起こす。


       もっと

         ぐだぐだ帝都聖杯奇譚

         ~リベンジオブ淀~


なんとイベントの後半戦を始めてしまったのだ。7人のお供を引き連れて。

本人も『リベンジ オブ 淀』にちなんでクラスがアヴェンジャーに変質していた。なおギャグめかしていたが霊基は相当危険な状態と化していたらしい。


戦いを終えると色々スッキリしたのかいつもの茶々に戻っていたが『とある事情』によりカルデアで留守番をしていたノッブが冷蔵庫にしまってあった茶々のプリンを勝手に食べたため、またブチ切れた。(ちなみに魔神さんも楽しみにしていたおでんを「ちょっとつまんでた」と称してノッブが全部食べたのでキレていた)


ちなみに7ヶ所の戦闘をクリアした際にイベントマップにて裏帝都を走る陣をよーく見ると、ぐだぐだ絵の茶々が聖杯を抱えて映っている。


『ぐだぐだファイナル本能寺』

カルデア内で起きた事故によりぐだぐだ勢と一緒に戦国時代が舞台の特異点に跳ばされ離ればなれになるも、紆余曲折を得てカルデアと合流。その後は「安土の魔王信長」に組みしている義父の柴田勝家と再会を果たす。生前の行いを後悔したまま現界していた彼を説得しその苦しみから救い出した。


『ぐだぐだ龍馬危機一髪』

レイシフト適合者だったので主人公や長可達と共に活動する。特異点に到着後、主人公とはぐれてしまうもなんとか合流する。しかし、その直後もう一人の龍馬が放った黒い瘴気を浴びたことで暴走してしまうも駆け付けた龍馬とお竜さんの協力もあり正気を散り戻す。


『ぐだぐだ新邪馬台国』

特異点動向を決めるくじ引きで当選しなかったためお留守番となる。だが、新規組を除いたイベント特効で上位の組に入っていたことから何らかの形で本編に関わると予想されていた。

そして本編の中盤、カルデアに通信をしてきた千利休から「秀頼」の名前が出たことでそれまでの明るい態度が一転。茶々にとってトラウマであり最大のタブーに直面したことで霊基を変貌させるほどの暴走をしかけるも長可の判断力で無理矢理止められる。

その後、冷静さを取り戻した彼女は皆に謝罪し、斎藤及び卑弥呼の3人で特異点に向かうことになる。


その他

武器について

茶々


戦闘で使う太刀はノコギリ状の刃をもつ剣呑な一振り。茶々の宝具の炎を宿して真っ赤に燃えている。

銘は不明だったが『Fate/Grand Order Material Ⅴ』にて、生家の形見である浅井一文字だと判明した。

刃がノコギリ状なのは、焼失した際の名残りらしい。


この太刀は織田信長から浅井長政へと贈られ浅井家滅亡の折りに茶々へと託された。

その後、茶々とともに大阪で焼け消えたかに思えたが徳川家によって回収され、さらに刀剣鑑定で名を馳せる本阿弥家の折紙を得て加賀前田家へと下賜、さらに時代が過ぎて柳沢吉保へと渡り明治維新には山県有朋によって競売にかけられたところを改修される。しかし最後は関東大震災で焼失したという。


また「刃がノコギリ状で炎を纏う」という点は某幕末の人斬り愛刀を想起させる。イベントの舞台が明治維新であることを考えれば、これが元ネタの一つになっている可能性は高いだろう。


関連イラスト

センシティブな作品天真爛漫波乱万丈豪華絢爛暴虐美人!

逃がさんぞ茶々


関連項目

Fate/GrandOrder サーヴァント バーサーカー(Fate)

ぐだぐだ明治維新

天真爛漫 お姫様 母親 ロリおかん

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