バイウールー
ばいうーるー
基礎データ
概要
『ポケットモンスター ソード・シールド』から登場するポケモン。
ウールーの進化系で、毛がブチ模様になり角も大きく成長した。
立派に伸びた角は異性にアピールするもので、戦いに用いられることはないという。
実際にゲーム内の攻撃モーションでも頭から突っ込むようなことはせず、後ろ足で蹴り上げる動作を行う。
彼らから取れた羊毛は極めて弾力性に富んでおり、これを加工して作ったカーペットの上に乗るとトランポリンのように跳ねる事が出来るらしい。
名前の由来は「倍、バイ(bi:2つの)+ウールー」と思われる。
また、モチーフはおそらくイギリスに広く分布する四本角の羊・ジャコブヒツジ。
他に羊毛のカラーリングがサッカーボールを思わせるものとなっており、今作の世界観にも関連づけられていると思しい。
ゲーム版
道路では出現せず、主にワイルドエリアとカンムリ雪原に出現する。
ストーリー中ではホップのパートナーであったウールーが進化した個体が登場し、ある時は対戦相手として、またある時はダブルバトルの味方として活躍する。
一時期スランプから脱却するための試行錯誤の一環でパーティーから外されるが、最終的にはパーティーに復帰し、彼のベストメンバーの一体としてチャンピオンカップやトーナメントの試合にも参戦する。
性能
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
72 | 80 | 100 | 60 | 90 | 88 | 490 |
合計種族値は490もあり、序盤に登場するノーマルタイプとしては珍しく高め。
序盤ノーマルの最終進化系中、種族値合計は3位タイである。
更に1進化の序盤ノーマルでは断トツの1位である。2位も同期のヨクバリスであることを考えると、剣盾の序盤ポケモンへの救済意識の高さが窺える。
その見た目通り防御・特防が高い。
特に防御は特性「もふもふ」のお陰で非常に強固。
加えて「コットンガード」も覚えるので一層堅くなる。
また、「ガードシェア」や「ガードスワップ」、「バトンタッチ」なども覚えられ、その守りの堅さを仲間に分ける形でサポートする事が可能。
更に「ボディプレス」や「きしかいせい」で守りの堅さを実質的な攻撃力に変換する事も可能。
ただただ自分の身を守るだけでは終わらないのも面白い。
一方、攻撃面では上述されているように角を用いる(と思われる)技を本当に何一つ覚えられない。
「つのでつく」さえも習得できないが、しかし何故か「ずつき」は覚える。
わざわざ角が相手に当たらないように位置取りを調整しながら攻撃するのだろうか。
その他、体毛や脚力を活かしたわざを覚える傾向が強く、四足歩行型のポケモンにしては珍しく「メガトンキック」なども習得できる。
また、「エレキボール」や「ワイルドボルト」なども覚えられる。
体毛の静電気を利用するのだろうか。
しかし「10まんボルト」クラスの膨大な電気は扱えない。
隠れ特性は「ぼうだん」で自身の弱点となる「きあいだま」や「はどうだん」を無効にできる。特性「もふもふ」の弱点となる非接触の炎技の1つである「かえんボール」もスカせるため相手にすると地味に厄介。
アニメ版
新無印127話でロケット・ガチャットで登場。