概要
本編の1000年前、護廷十三隊創設時の死神達。狭義では各隊の初代隊長を指す。
現在と比べてより戦闘集団の雰囲気が強く、実際に相対したユーハバッハからは「護廷とは名ばかりの殺伐とした殺し屋の集団だった」と言われるほど。
アニメのアイキャッチでも「戦いへの誇りや民を護ることへの信念はない」と説明されている。
原作ではユーハバッハの回想でシルエットのみの登場だったが、2022年11月21日の週刊少年ジャンプ51号に掲載された作者の描き下ろしイラストにて容姿が明らかとなった。
さらにその日放送されたアニメ『千年血戦篇』第7話にて、上記の回想を補完する形でそれぞれの戦闘シーンが追加され、また同話のエンディングも作者監修のもと、彼らの立ち絵が1人ずつ流れる特殊バージョンとなった。
所属メンバー詳細
本編にも登場してる者以外名前は不明。
界隈では早速「本編のキャラと血縁など関係はあるのか」などの考察が加速している。
隊長
特殊EDでは卯ノ花が11番目に登場しており、隊順と仮定し以下もそれに準拠する。
現在と違い、隊首羽織は袖のないタイプ。
- 二番隊隊長：インテリヤクザのような眼鏡の男性
アニメ補完シーンでは首元に刀を刺す、暗殺のような戦闘スタイル。
横顔の輪郭、頬骨、額の形状や腹巻等から、治療用の鬼道「回道」を開発し、零番隊になる前の麒麟寺天示郎本人ではないかという説がある。
- 三番隊隊長：耳飾りと襟巻きをつけた白髪の人物
四楓院家の特色である褐色肌という点から、夜一の祖先である説が有力。補完シーンで白打による戦闘を行っていたため、より濃厚になった。
なお容姿が中性的だが、四楓院家の場合は夜一が初めての女当主なので、男性となる。
- 四番隊隊長：灰色の長髪の男性
- 五番隊隊長：青い腕甲を身につけた茶髪の男性
短刀型の斬魄刀を逆手持ちにして戦うスタイル。
その顔立ちから志波家の祖先の可能性がある。
- 六番隊隊長：眼帯をつけたツインテールの人物
一見女性に見えるが、喉仏らしきものも確認されるため、実際の性別は不明。
作者監修のスピンオフ小説『WE DO knot ALWAYS LOVE YOU』では「六番隊は朽木家当主が代々隊長を務めている」と述べられているが、京楽春水の斬魄刀「花天」に似ており、彼の近縁という説もある。
- 七番隊隊長：手袋と毛皮のマフラーを付けた痩躯の男性
メンバーの中でもとりわけ人相が悪い。
狛村左陣の一族である大爺様ではないかという説がある。
見た目に反し大きな薙刀型の斬魄刀を振り回す。そして巨乳。
技術開発局の局員、久南ニコに似ているが、上記の特徴から矢胴丸リサまたは伊勢七緒の祖先の可能性がある。
- 九番隊隊長：剥き出しの金歯に丸眼鏡をかけた坊主の大男
斬魄刀は鉄鞭の形をしている。
- 十番隊隊長：おけさ笠を被った長髪の男性
顔立ちや雰囲気から綱彌代家や朽木家の系譜とも思われる。
詳細は当該項目を参照。尸魂界史上最大の大罪人。
補完シーンでは空中で鞘を投げ捨てて真っ先に切り込んでいた。
補完シーンでは滅却師2人の頭を掴んですり潰しミンチにしており、パワー系な戦い方を好む模様。あのお方のフェイスペイントは初代へのリスペクトだろうか。
- 十三番隊隊長：草履を履いた小柄な老翁
その姿はどこぞの妖怪の総大将にも見える。
補完シーンでは倒れた滅却師に止めをさしていた。
隊士
補完シーンにて戦闘に参加していたことが判明。
滅却師達の死体の中に身を潜め、ユーハバッハを背後から不意打ちし、元柳斎を援護していた。
動画
その他考察
隊にはそれぞれ象徴となる花「隊花」と、その花言葉からなる特徴があるが、それが創設時に決められたものなら、初代隊長らに由来にしている可能性があり、ここから性格などを予想する動きもある。
| 隊 | 隊花 | 花言葉 |
|---|---|---|
| 一 | 菊 | 真実と潔白 |
| 二 | 翁草 | 何も求めない |
| 三 | 金盞花 | 絶望 |
| 四 | 竜胆 | 悲しんでいるあなたを愛する |
| 五 | 馬酔木 | 犠牲・危険・清純な愛（あなたと二人で旅をしましょう） |
| 六 | 椿 | 高潔な理性 |
| 七 | 菖蒲 | 勇気 |
| 八 | 極楽鳥花 | 全てを手に入れる |
| 九 | 白罌粟 | 忘却 |
| 十 | 水仙 | 神秘とエゴイズム |
| 十一 | 鋸草 | 戦い |
| 十二 | 薊 | 復讐・厳格・独立 |
| 十三 | 待雪草 | 希望 |
千年血戦篇において元柳斎と卯ノ花は戦死したが、隊長レベルの死神の霊子はとある場所に送られる事が読み切り作品の獄頤鳴鳴篇にて判明した。
元柳斎と卯ノ花以外の残り11人の初代隊長達の消息も生きているのかどうか今のところは不明。だが仮にもし、既に他の11人も死亡しておりその場所にいて初代全員が何らかの形で復活するのでは…?という考察も少なからずあり、その可能性も否定はできない…
余談
同じジャンプに掲載された「旅団の過去編」と並んで当日午前のTwitterのトレンド上位入りを果たしており、20年以上前に始まった『BLEACH』『HUNTER×HUNTER』ともに人気が衰えていない証左となった。
また彼らを主人公にした漫画を師匠直々に、あるいは小説としてスピンオフの群像劇のように成田良悟氏に書いてもらいたい、という声も上がっている。
個人ごとで見ると、その要素から六番隊と八番隊の隊長の人気が高く、pixivへの投稿もこの2人がダントツで多い。
