概要
基本形態のフラッシュタイプで使用する必殺技で、スペシウム光線と同じ構えで放つ。命中後にオレンジ色(第10話までは青色)のリングのエフェクトが出るのが特徴(他のウルトラ戦士との合体攻撃やハイパーゼットン ギガント戦やグア・スペクター戦など、部位破壊のみの場合はリングのエフェクトが出ない場合もある)。平成以降のウルトラマンは光線使用前に「溜めポーズ」を取ることが殆どだが、この技はそれがなく非常にシンプルである(あっても振りかぶるようなモーションが入る程度)。
放たれる光線は青色の独特のもの。
ゼペリオン光線を耐えるシルバゴンの強化個体であるキングシルバゴンの装甲を突破したり、ゼルガノイド戦では1度目こそ耐えられたが、至近距離での発射で仕留めるなど決め技として多用された反面、敵に破られたり通用しなかったことも他の必殺技より多く、ニセウルトラマンダイナ戦やジオモス戦では破壊電磁波やダークソルジェント光線との鍔迫り合いに負け、ハイパーゼットン戦ではゼロやコスモスの光線とともに放ったが、ハイパーゼットンアブゾーブで撃ち返されている(なお、ジオモスは光線を収束させて鍔迫り合いを制しているが、ニセダイナの場合は純粋な光線の威力で勝利している)。
フォーガス戦では光線を小刻みに連射するタイプ(ティガでいう「マルチスペシウム光線」タイプ)を使用したが、フォーガスが菌糸を使って再生したために、決まり手とはならなかった。
発射前にポーズを取り、エネルギーを溜めて放つ強化ソルジェント光線というバリエーションもあり、映画『光の星の戦士たち』で初使用。
その後、『超時空の大決戦』で同様の手段で使用されたが、以後の作品で登場した際にはエフェクトまで再現されている例は少な目(『ウルトラ銀河伝説』ではチャージ描写が異なるが発射の瞬間取っているポーズが同じ、『ウルトラ10勇士』では発射時のポーズのみ使用、『ウルトラマンZ』のガンマイリュージョンではチャージポーズから再現されているがエフェクトは別)。
ちなみに、超時空の大決戦でのチャージ音はフラッシュサイクラーのチャージ音の流用である。
ダイナの光エネルギーを照射されて誕生したテラノイド/ゼルガノイドも使用できるが、こちらはソルジェント光線(フェイク)と表記されることがある。
『光の星の戦士たち』ではティガのゼペリオン光線と同時発射する合体技「TDスペシャル」を披露した。威力はなんと258mもの巨体を持つクイーンモネラがオーバーレイ・シュトロームを浴びたスペースビーストよろしく、粒子状に分解されるレベル。
歴代の平成ウルトラマンたちの能力を授けられた、ウルトラマンギンガビクトリーも使用可能。テレビ本編では『ウルトラマンX』第14話に客演した際に使用され、グア・スペクターの持つバットキャリバーを破壊した。
なお、同時使用されたフォトンエッジやゼペリオン光線と違って上記の通り「溜めポーズ」がないためか(強化ソルジェントにはある)、代わりにダイナとギンガビクトリーがサムズアップしてから発射する。
『ウルトラマンZ』ではウルトラマンゼット・ガンマフューチャーがガンマイリュージョンにより召喚させたダイナの幻影が使用。同時に召喚されたティガのゼペリオン光線、ガイアのフォトンストリームと共に発射し、ファイブキングにダメージを与えた。
倒した怪獣
本編
ネオダランビア、ネオダランビアⅡ、グロッシーナ、フォーガス、ギャビッシュ、デキサドル、ガラオン、ギャンザー、モズイ、ディプラス、ガイガレード、ゴッドジャギラ、ダイオリウス、レギュラン星人ヅウォーカァ将軍、ゴルザⅡ、トロンガー、モルヴァイア、ゼルガノイド、グランスフィア
超時空の大決戦
超ウルトラ8兄弟
ウルトラマンサーガ
ウルトラギャラクシーファイト運命の衝突
効果音について
放送当時販売された『新たなる光』では本編と同様の効果音だったのだが、以後のゲーム作品だとなぜか本編と効果音が違うことが多い光線である。
『ウルトラマンファイティングエボリューション3』では煌めきのような発射音になっており(ニセダイナのダークソルジェント光線もこれの編集版)、『大怪獣バトルウルトラコロシアム』でも流用された。『グレイトバトルフルブラスト』ではチャージ音が先述した発射音で、発射音は本作独自のものだったりするのである。
『ウルトラマンフュージョンファイト!』では本編と同じ効果音になっている。
関連項目
セルジェンド光線 - ウルトラマンデッカーの類似した必殺技。
ダイミュード光線 - ウルトラマンデッカーダイナミックタイプの必殺技、発射前の動きに強化ソルジェント光線との共通点が多い。