ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

国際セリ名簿基準委員会

こくさいせりめいぼきじゅんいいんかい

国際競馬統括機関連盟の下部組織で競走馬のセリを行う際にその馬に関する実績などの表記を標準化するための委員会である。略称はICSC。

概要

国際セリ名簿基準委員会(International Cataloguing Standard Committee:ICSC)とは、競走馬セリを行う際にその馬に関する実績などの表記を標準化するための委員会。

サラブレッドの生産競走セリ市国際化が進展する状況を踏まえ、1981年に「全世界的にセリ名簿の記載基準の統一性を確立すること」を目的として、ICSCが組織された。

国ごとに異なるレベルにある競馬の競走をパートⅠ、パートⅡ、パートⅢ、パートⅣ(障害競走)というカテゴリに分け、そのランクを統一した基準で示す。

パートⅠに認定された国は、その国のG格付け(グレード、またはグループ)が直接ICSCの定める国際格付けとなる。その一方で、すべてのG格付け競走(重賞競走)は国際開放しなければならない。日本は2007年にパートⅠ国に認定された。

ICSCにGI認定された競走はセリ名簿にて太字(ボールドタイプ)で記載することが可能である。

パートⅠ

すべての国際競走に国際グレード(国際グループ)の格付けが適用される。

1981年認定

アイルランドアメリカ合衆国イギリスカナダドイツフランス

1985年認定

アルゼンチンオーストラリアチリニュージーランドブラジルペルー南アフリカ共和国

2003年認定

アラブ首長国連邦

2007年認定

日本

2016年認定

中華人民共和国香港行政自治区

パートⅡ

一部の国際競走に国際グレード(国際グループ)の格付けが適用される。

1981年認定

インド、マラヤン・レーシング・アソシエーション( シンガポールマレーシア )、スンディナヴィア(スウェーデンデンマークノルウェー)、パナマプエルトリコベネズエラ、中華人民共和国・マカオ行政自治区

1992年認定

ウルグアイ(パートⅠから降格)

2006年認定

ジンバブエ

2008年認定(パートⅢから昇格)

トルコ

2016年認定(パートⅢから昇格)

韓国

2019年認定(パートⅠから降格)

イタリア

2021年認定

サウジアラビアバーレーン

パートⅣ

障害競走を開催する国。

・現在の認定国

アイルランド、アメリカ合衆国、イギリス、イタリア、オーストラリア、スイス、チェコ、ドイツ、日本、ニュージーランド、フランス