概要
声:勝生真沙子
原作の漫画「ドラゴンボール」には一切登場しないゲームオリジナルキャラクター。
ダーブラの妹で、ダーブラを「お兄様」と呼び慕う。
自分が造った人造人間の戦士・ミラや謎のサイヤ人戦士・仮面のサイヤ人を常に従えている。
元々は鳥山明監修のオンラインゲーム「ドラゴンボールオンライン」に登場する悪役で、日本でサービスが始まる前に終了してしまったため、ミラ共々長らくお蔵入りしていたキャラクター。
近年ドラゴンボールゼノバースなどで取り上げられ知名度を上げている。
活躍
ゼノバースシリーズ
「ドラゴンボール」の歴史を改変することで得られる「キリ」というエネルギーを集め、ミラを最強の戦士にし暗黒魔界の新たな王に据えようと画策している。
これだけなら故郷のために戦っている戦士になるのだが、本性は目的のためにはどんなものでも利用する悪女。しかも暗黒魔界が復活すれば世界の半分が悪に染まってしまう危険性がある。
様々な時代でプレイヤーやトランクス(ドラゴンボール)達と争うが、その戦いの中でミラが敗北し撤退。エンディング後にはかすかに残っていたミラの核を回収しその復活を目論んでいた。
以降はストーリーには登場しないが、DLC追加ストーリーを最後まで進めると「ワームホールから現れたトワとミラ」と戦うことができる。
クリアすると二人を仲間として連れて行けるが、元々が敵であるため好意的な発言はしない。
そして「ゼノバース2」ではミラの復活に成功し再び動き出す。前作とは異なり本作では原作の時空に劇場版のキャラ達を送り込むという別の方法で時空改変を行った。また新たに仮面のサイヤ人を味方につけ、密かにダメージエネルギーを回収させていた。
終盤では主人公たちを時空の狭間に幽閉しようとするが、仮面のサイヤ人の洗脳が解けたことでミラを道連れにされる形で時空の狭間へと放逐されてしまう。
切り札として洗脳していた前作主人公をけしかけるがこれも失敗。追い詰められたトワは前作主人公がドラゴンボールで呼び出される時間へと移動し、神龍を殺害する。
これにより歴史がめちゃめちゃになるが主人公によって神龍の殺害を改変・阻止され、前作主人公が復活してしまう。
しかし、トワの真の目的は「トキトキ」の卵を奪い、そのエネルギーを用いて暗黒魔界を復活させることにあった(このため前作主人公に取り付けていた仮面を通じて時の巣に乗り込むことができた。また前作主人公を洗脳した際に情報も得ていた)。
更には卵の力を用いて次元の狭間からミラを帰還させ、共に世界を作り変えようと企む。
だがミラは仮面のサイヤ人との戦いで自我に目覚めており、主人公との決着に執拗にこだわっていた。
そのためリミッターを外して暴走(故障)してしまい、トワも卵も、宇宙そのものが大爆発に巻き込まれる危険性があった。そこでトワは主人公に手を貸し、共にミラを征圧することに。
ミラを倒すと「自分でリミッターを外して故障しちゃうなんて…最後の最後まで役に立たないわね!」と毒づいた瞬間、ミラに取り押さえられ、トキトキの卵諸共吸収されてしまった。その際は「お前なんて失敗作……」と吐き捨てた。
毒づいたと言っても「仕方のない奴ね」的なニュアンスであり、ミラに吸収されたのもコアを取り出して修理しようと近づいたからである。
その後、ミラは主人公によって倒され、吸収されていたトワも運命を共にした。
DLCでは、トキトキの卵を奪った際に兄ダーブラを助け出していたことが判明。妹を殺されたダーブラの復讐劇が幕を開けたが、主人公とフューによって阻止された。
なお、フューは残されたミラとトワの細胞から生まれた変異体となっている。ドラゴンボールオンラインではミラとトワの子という設定。
コントン都にいる悟空に頼んでトワに贈り物(セクシーな水着)を届けてもらうことができるのだが、悟空曰く「渡したらめちゃくちゃ怒り出して殺されそうになった」という。
ちなみに件の水着を着たトワを仲間として連れて行くこともできる。意外とツンデレなのかもしれない。
こちらのトワは、上記とはまた別の歴史の存在である。
ドラゴンボールヒーローズ
本作では「オンライン」や「ゼノバース」に登場しない「暗黒トワ」「魔神トワ」などオリジナル形態が登場する。ミラに取り込まれるという結末もあるが展開は異なる。
- ゴッドミッション
仮面のサイヤ人やミラなどの刺客を地球へと送り込んでいたが、遂に彼女本人が時の界王神や彼女率いるトランクス:ゼノらタイムパトロール達と対峙。
兄のダーブラやミラなど部下達と共に戦うが、激闘の末ヒーローズ達に打ち破られる。
地獄に堕ちた彼女は、ダーブラの手を借り暗黒魔界に帰還し、暗黒トワへ変貌。そしてその力で地獄を支配、さらに超17号に18号を吸収させる等し再び地球軍タイムパトロール達と戦う。が、激戦のすえ敗北してしまう。さらに突如現れた超サイヤ人4フルパワーとなったブロリーの奇襲に合い姿を消す。
その後、別の時空にてハッチヒャックベビーを誕生させ、孫悟天:ゼノたちと交戦させる。
そして、時の狭間より復活した魔神ドミグラと結託。ベジータ:ゼノを洗脳し、孫悟空:ゼノらタイムパトロール達を迎え撃つ。
孫悟飯:ゼノも加わり勢いの増すタイムパトロールたちと死闘を繰り広げるも、最終的にはヒーローアバターたちによりドミグラは敗北し、再び封印される。
しかし、彼女らは暗黒魔界復興の為にある人物を復活させる。
スーパードラゴンボールヒーローズ
暗黒帝国軍の首領にして、帝王である「メチカブラ」に付き従う。
彼から魔神の力を与えられ、各時空に散らばった暗黒ドラゴンボールを集めるべく、タイムパトロール達と交戦する。
フリーザに寄生した暗黒ドラゴンボールを争奪するべく、ポタラによる合体戦士ベジークス:ゼノと交戦。
セルとの闘いの時空には、ドミグラの同胞であり、新たにメチカブラの配下に加わり魔神と化したプティンとグレイビーを送り込む。
魔人ブウのいた時空には魔神となりブウをも上回る実力を持つ兄のダーブラを送り込むも、吸収されてしまい暗黒ドラゴンボールの奪取を逃してしまう。
その頃、ターレスのいる時空へ赴くメチカブラ。彼は幼くして優季な才を持つ魔神サルサと、自身の力を直接注いだ暗黒仮面王を引き連れていく裏で地獄へ。
暗黒魔界の死神魔神シュルムに、ジャネンバの所有する暗黒ドラゴンボールの奪取を任せその場を去る。
足を運んだのはスラッグのいる時空。彼を強化しトランクス:ゼノと孫悟飯:ゼノへあてがい、その場に現れた暗黒魔神ブウからダーブラと暗黒ドラゴンボールを奪還。
6つの暗黒ドラゴンボールを集めた暗黒帝国軍。最後の1つを持つブロリーから奪取すべく、洗脳したパラガス:ゼノと共に仮面を使用し洗脳しようと企む。しかし、彼の力は凄まじく、仮面の力を利用され、ブロリーダークへとパワーアップさせてしまう。彼からの致命傷を受け、魔神の力すら維持できなくなってしまう。
窮地に現れたのはミラ。彼により救出され、延命措置の為吸収されるが、創造主である彼女を取り込んだ事によって、偶然にも彼をパワーアップさせる。
その力は超サイヤ人4となった孫悟空:ゼノやブロリーダークとも渡り合う程であった。彼らとの激戦を制し、遂に最後の暗黒ドラゴンボールを手に入れる。
致命傷を負った彼女は回復し前線へ復帰。メチカブラの願いである全盛期への若返りを叶えるまで時間を稼ぐ為、暗黒帝国全軍でタイムパトロール達と激突。超サイヤ人4となったゴジータ:ゼノにより、メチカブラは討たれてしまうも、直前で願いを叶えており、彼は全盛期の力を取り戻す。しかし、時の力を解放した時の界王神により、彼女諸とも時の迷宮(タイムラビリンス)に封印されてしまう。
ユニバースミッション
時の界王神により封印されていたが、暗黒王となったメチカブラと共に復活。
彼から魔神の力を強化して貰い、魔神ダーブラ:ゼノとともに魔神ドミグラと共闘したタイムパトロールと交戦。
新たな造り出した実験体フィンをゴジータに寄生させ暗黒ゴジータへ。超サイヤ人4へ覚醒した孫悟飯:ゼノや、ドミグラの秘書ロベルと激突。
洗脳されたふりをしていたゴジータにより劣勢になるも、魔神プティンと魔神グレイビー、さらに洗脳した時の界王神の参入によりタイムパトロールは撤退。
体制を立て直しメチカブラ城へ進軍するタイムパトロールたちと再び交戦。
魔神たちを退けてきたタイムパトロールたちへ究極形態へとパワーアップさせたフィンを仕向ける。
その力は計り知れず、彼らを追い込む。しかし、解放された時の界王神の策により、パン:ゼノを含む5人のサイヤ人の気を注ぎ込み超サイヤ人ゴッドとなったトランクス:ゼノにより戦況を覆される。
だがメチカブラは時の力を解放。それによりトランクス:ゼノらタイムパトロールを吸収。しかし、圧倒的な力を手に入れたメチカブラは自分たちすら不要とされ、あらゆる時空と時間が入り乱れるブラックホールへの吸い込まれてしまった。
だが、復活したブロリーダークとの戦いを終えたバーダック:ゼノがキーソードを投げ入れた事で、それを利用し脱出に成功。自分達を裏切ったメチカブラに反逆し、奇しくもタイムパトロール達とともにメチカブラと激突。
そしてメチカブラの封印により暗黒帝国軍は崩壊。
メチカブラ封印後、自身の細胞に加えあらゆる時代の戦士達の細胞を注ぎ込み作り上げた突然変異体フューをミラとともにを送り出し、暗黒魔界再興を企てるのであった。
時を経て、彼女らは動き出す。
成長し、力を蓄えた我が子フューとともに宇宙樹の完成を目論む。
が、その裏ではミラを使い、暗黒因子の回収にあたっていた。
彼女は集まった暗黒因子をフューに注ぎ込み、彼の記憶と、使命を呼び覚ます。そして遂に、彼を暗黒王として覚醒させることに成功。彼を王として、新たに暗黒魔界の再建を確信するが、当の本人は……?
そして自分達の計画を阻止しようとするベジット:ゼノ、魔神ドミグラ等と交戦。我が子の安否を気にするも、立ちはだかる魔神ドミグラ、魔神ロベルを排除する為、自ら暗黒因子を吸収、再び魔神へと進化を遂げ、暗黒王フュー(の中に潜在するメチカブラ)の気配をたどり着いた魔神ダーブラ:ゼノと、魔神グレイビーとともに迎え撃つ。
そして、ベジット:ゼノとの闘いの最中、魔神ドミグラによってフューは封印されてしまうも、彼の潜在能力を知る彼女は動じることはなく、その場を立ち去った。
そして、フューは復活。子どもの姿へと戻ってしまったが、ドキドキと完全融合した彼は、驚異的パワーアップを遂げており、彼を暗黒魔界の王にすべく尽力する。
宇宙モドキから脱出してきた孫悟空たちに、強化した暗黒兵団を仕向ける。
そして、ミラに自身を吸収するように命じ、サルサの魂を食らったシュルム、シュルサと激突。
激戦の末に敗れてしまう。さらにはパワーアップを遂げたフューすらも孫悟空達に倒されてしまった。
その後の彼女らの行方は不明。
ワールドミッション
スーパードラゴンボールヒーローズの派生作品。原作と同様に暗黒帝国の先兵として地球に現れ、シーラスが起こした「異変」を利用してメチカブラの復活を目論む。中盤ではブロリーダークの攻撃を受けて瀕死となり、それを見たミラが「お前を失うくらいなら……!」と吸収するという結末を辿った。この内容はメインストーリーには絡まない番外編のため、見ないでクリアすることも可能。
サブイベントでは異変の影響で現れたトワが登場。上記のトワとは異なる歴史から現れた別人に当たる。暗黒魔界を復活させるためヒーロータウンの調査をしている時にビートと遭遇し、帰るように言われたので拒否するべく戦いを挑む。
その後、地獄に落ちたダーブラから力をもらった暗黒トワになって再登場。自分たちの内部事情に詳しいビートを抹殺対象として見なし戦いを挑むが再度敗北。しかしビートには女性を殺すことはできず、見逃してもらう形で暗黒魔界へと帰って行った。トワの方も子供を手に掛けるのは気が進まなかったようで、ビートが暗黒魔界のことに詳しいと知るまでは本当に殺す気はなかったようである。
フュージョンズ
ミラと二人で登場。本編では裂け目から呼び出され、主人公たちに手を貸し、共に暴れているブロリーを止めに向かうが、なんと彼女らはブロリーを大猿ブロリーにパワーアップさせてしまい、キリを集めようと画策。
苦労して大猿ブロリーを倒してもまったくダメージを受けておらず、主人公たちも疲労困憊。トワの思惑通りになるかと思われたが、突如降りかかった破壊神ビルスの猛攻により大猿ブロリーは撃退され、その隙ににミラと共に逃走している。しかし、物語を進めると普通に登場しギネやアラレを連れてくるミッションを受けることができたりする。
また、超サイヤ人3のブロリーを撃破後にも登場し、疲労困憊の状態の悟空とブロリーを無理やりフュージョンさせ、カロリーを意のままに操ることを企んだが、悟空とブロリーの闘志がトワの洗脳に勝り、カロリーとなった二人にボコボコにされてしまい、逃げ出した。
ちなみにサポート性能がかなり優れているギネとEXフュージョンしたトワネは更に優れたサポート性能を持つようになる。また、則巻アラレとEXフュージョンするとトワレにもなれる。
その際のイベントではギネからあまり力がないと言われて戸惑ったり、アラレとEXフュージョンすることになってまた戸惑ったり、おばさん呼ばわりされたりと、なかなか見られないコミカルな彼女を見ることができる。