ヨマワル
よまわる
ポケットモンスターシリーズに登場するキャラクター(モンスター)。
基礎データ
概要
黒いローブを纏い、骸骨の仮面をつけた、まさに死神の様なゴーストポケモン。
見た目通りの夜行性で、闇に紛れながらさ迷っている。
他のゴーストタイプ同様恐怖の感情を糧にしており、自らは子供の泣き声が大好き。
悪い子を驚かせ泣かせている為、母親を困らせ叱られたり言いつけを守らない悪い子供は、真夜中にどこかへ連れて行くという言い伝えがある。故に分類が「お迎え」ポケモンなのだろう。
この言い伝えが確認できる現時点での最古の例は『LEGENDSアルセウス』での図鑑説明(シンオウ地方になる前のヒスイ地方時代のもの)であり、そちらでは丑の刻に現れるとされている。実際にこの言い伝えは現地の子供に効果覿面だったようである。
どんなにぶ厚い壁もするりと通り抜ける能力や、姿を透明にする能力を使い、闇の中そっと獲物に忍び寄る。
そしてどこまでも獲物を追い続ける執念深い性格で、狙われたら最後、朝日が昇るまでずっと追いかけられる事になる。
骸骨仮面には眼孔が二つ開いているが、実はその奥にある目は一つだけである。つまりMSのキュベレイなど似たような格好のモノアイなのだ。
この赤い一つ目に睨まれると、屈強な大人でも体がすくんで動けなくなる。
名前の由来は「夜廻る(ヨマワル)」であり、「弱丸(ヨワマル)」ではない。
しかしこの名前で検索しても結構ヒットする。前述の通り「夜廻る」で覚えよう。
ゲーム上での特徴
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
20 | 40 | 90 | 30 | 90 | 25 | 295 |
HPは低いが「ぼうぎょ」と「とくぼう」が高い。この傾向はこの系統が連綿と持ち続ける性質である。
進化先と違い、特性により地面技を無効に出来る。
地震全盛期だった第三世代のダブルバトルでは、耐性の違いからサマヨールではなくこちらを使う人もいたそうな。
番外作品
『ポケモン不思議のダンジョン』
- 『時・闇の探検隊』で銀行を経営している。アニポケを反映してか、「ウヒヒ」という不気味な笑い声をあげる。しかしながら、悪意のあるポケモンではないので、お金に関しては安心して預けていい。
- 『マグナゲートと∞迷宮』からは「あずかりボックス」で倉庫と統合された事から、『ポケモン超不思議のダンジョン』によると銀行を畳んでいる模様。
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
- 初登場
- 2002年に公開された映画「水の都の護神ラティアスとラティオス」の同時上映「ピカピカ星空キャンプ」にて、ソーナノやバルビート共に本編に先駆けて初登場し、真夜中に弟のピチューを怖がらせる役を果たした。鳴き声は「フィッヒッヒッヒ!」と「ヨマヨマ」となっている。
- AG1話
- 日中であるにもかかわらず、出現し、自転車で走行中のハルカを驚かせた。71話でも回想で登場している。
- 劇場版『ミュウと波導の勇者ルカリオ』
- アバンに登場。
- DP90話
- ポケモンサマースクール5日目のプログラムで、山頂の遺跡に通じる山道で参加者達を脅かす為に用意されたポケモンで登場。
- 新無印96話
- 人工探査機ファイアロー2が帰ってくるのを見ていたモブのポケモンで登場している。