概要ぉ!?
『仮面ライダー龍騎』第1話で訳も分からないまま仮面ライダー龍騎・ブランク体に変身してしまった城戸真司は、その場にいきなり現れミラーモンスター・ディスパイダーと戦い始めた仮面ライダーナイトの真似をして左腕のライドバイザーに「ソードベント」のカードを装填し、ブランク体の専用武器ライドセイバーを召喚した。
天から舞い降りて、地に突き刺さるライドセイバー。真司はそれを引き抜き、そして意を決して雄叫びを上げながらディスパイダーに斬りかかったが…
※以下、第1話より
真司「よーし、なんだか・・・分かんないけど、俺も!」
真司「だあああ〜!!」
ドタドタドタ(足音)
真司「やあっ!!」
バキンッ!!
真司「おわっ!?折れたぁ!?」
その直後、ディスパイダーの反撃であえなく吹き飛ばされてしまい、その先にいたナイトにも弾かれて壁に激突。「邪魔をするな!」とナイトに注意されてしまった。
そもそも『龍騎』に登場する仮面ライダー達は、ミラーモンスターと契約してその力を借りることで初めて高い戦闘力を発揮できる。
つまり、モンスターと契約していなければ素のスペックもカードのAP(攻撃力)も非常に低いのである。
余談ん!?
- ライドセイバーが折れるシーンは脚本にあったとのことだが、この台詞は龍騎のスーツアクターを務めた高岩成二氏のアドリブである(参考リンク)。
- なお、城戸真司役の須賀氏はこのアドリブから役柄を掴めたらしい。
- この台詞は北米向けリメイク版の『KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT』にもしっかり登場している。また、須賀氏が主演を務めた映画『HE-LOW THE SECOND』でも盛大にネタにされている。
- 『手裏剣戦隊ニンニンジャー』忍びの19でも同様の事件、同様のリアクション芸があった。
- ライドセイバーの破壊力は300AP。20APが1tであるため、王貞治のフルスイング15本分、ライダーの打撃より強いことになる。
- PS版でも再現されており、初ヒットで必ず折れてしまい、リアクション中に隙を晒す事になる。コピーベントなどで他のライダーがこの装備を使っても真司の声で「折れたぁ!?」と言うらしい。一応折れた後なら通常龍騎のソードベントと同じモーションで振り回せるが、大抵初撃の隙で転倒させられ、変身が解除されてしまう。
- また、龍騎ブランク体が立体化される際には、ほぼ全てに折れたライドセイバーも付属している。
- ここから転じて、仮面ライダー系(に限らないが)イラストで何かが折れたシーンを描いたものに、このタグがつくことがある。ただし、折れるのが首・腕・心の場合を除く。
- 『仮面ライダーギーツ』第23話では、仮面ライダージーンの銃撃で仮面ライダーバッファ・ゾンビジャマトフォームの爪が折れたため、公式サイトのあとがきで「バッファの爪、折れたァ?!」とネタにされた。奇しくも、前日に『龍騎』の第49話・最終話がYoutubeで配信された。
関連イラストォ!?
関連動画ぁ!?
関連タグぅ!?
他作品で折れた刀剣アイテム達
特撮作品
スーパーメーザー、バードニックセイバー:これ以降、戦隊ロボの剣は2号ロボ登場前後でよく折れるのが定番になった。
リュウソウカリバー:15年後のスーパー戦隊に登場するパワーアップアイテム。最終話で敵を封印しようと試みたが、パワーを吸い取られていたため完全に封印し終わる前に刀身が折れてしまった。
時国剣界時:こちらは敵の攻撃を受け止めようとして折れてしまった17年後の仮面ライダーに登場する仮面ライダーのうちの1人の変身アイテムにして武器。折れた瞬間、この台詞を連想した視聴者が続出した。
ガブリカリバー:11年後のスーパー戦隊に登場するパワーアップアイテム。こちらは本編ではなく、さらに10年後のスーパー戦隊の第32話で巨大化した敵との戦闘の際に、ゲストキャラが力任せに斬る無茶をしたため刀身が折れてしまった。添え木で無理やり繋ぐ有様を見かねた異世界の戦隊のメカニック担当が取り上げ、短時間で自身の武器の技術も取り入れ強化修復を施した。結果、本来持ち合わせていなかった変身機能までも搭載した武器に生まれ変わった。
他アニメ作品
ゼットソード:同じく期待に反してあっけなく折れた剣(地味に東映つながりでもある)。ただしこちらは折れてこそ真の意味があったわけだが…
ガンダムバエル:「折れない剣」と銘打ったバエルソードを装備するも、劇中であっさり折れる。パイロットが伝説を過信しすぎたせいでもあるが…