概要
『クイーンズゲイト』は、アメリカで発売されている『ロストワールド』シリーズのバリエーションとなるゲームブック作品のブランド名である。
基本的にはホビージャパン社から発表されている『クイーンズブレイド』と同じ体裁・システムを持ったゲームブックである。
登場キャラクター達がホビージャパン社以外のさまざまな別組織・ブランドによるものであるのが大きな特徴。(そのブランドはあのSNK系列から某エロゲーメーカーに至るまで様々である)
まさに複数の組織によるコラボレーション作品と言える。
ストーリーも上述のコラボレーションを生かすように「異世界への門であるクイーンズゲイトによって、異世界に存在するキャラクターがこの世界に現れた」という形をとっており、時代や世界観にとらわれない自由なキャラクター達が共存できる設定となっている。
本としての体裁は、『クイーンズブレイド』とほぼ同様となっているが、ここでも「それぞれ異世界の人物」であることを随所で表現している。
例えば現代社会の住人であるアリスの本においては、ページ内の枠線やフォントがコンピュータを連想させるようなデザインとなっている。
別の例では、江戸時代が舞台の『サムライスピリッツ』の登場人物である『いろは』においては、巻物や毛筆風の表現が含まれる。他の本もそれぞれ色々な表現がなされているので、見比べてみるのも一興であろう。
なお、2009年3月よりメガミ文庫でアリスを主人公にした小説化作品(著者は沖田英次氏)が刊行されている他、シミュレーションRPG作品として『クイーンズゲイト スパイラルカオス』というゲームが、2011年7月28日にバンダイナムコゲームスより発売された。
ストーリー
トレジャーハンターである少女アリスが開いてしまった禁断の秘法"クイーンズゲイト" 門の中から現れたのはいろんな世界の女戦士たちだった…!!(ホビージャパン社の公式ページから抜粋引用)
……つまり、『門を開く者アリス』が母親探しのためにやった行為が結果としてクイーンズゲイトの物語が始まった切っ掛けとなったのである。
巻き込まれた者達にとってはある意味迷惑な話だが、視聴者である我々にとっては様々な作品の美女・美少女達の美麗な姿が見れるのだから特に問題無しと言えよう。
主な登場キャラクター
門を開く者 アリス
世界をまたいで活躍するトレジャーハンター。
一件普通の少女だが、頭脳明晰で博士級の古代文明の知識を持っており、グリップ部分がダガーと一体化した二挺拳銃と、尻と一体化しているムチを操るほか、遺跡から持ち帰ったアイテムを使って大人(ブーストVer.)に変身することもできる。(ちなみに大人化した姿は中々の巨乳かつナイスバディである)
『クイーンズゲイト』を求めて行方不明になった、同じく冒険家であった母親を探しにクイーンズゲイトを探し当て、ゲイトの向こう側の世界へと旅立った。
魔法少女 虹原いんく
『萌える英単語~もえたん~』のヒロイン。
『クイーンズゲイト』においても英語のレッスンを行っている。「いや、レッスンしてる場合じゃねーだろ!?」というツッコミは禁句である。
いんくの本の各ページのイラストには英単語とその単語を使用した例文が付記されているが、例文のいくつかはクイーンズブレイドのキャラクターをネタにしたものである。
なお、あくまでいんくは英会話のレッスンとして来ているため、相手の攻撃をかいくぐりながらレッスンを行なっている(いんく同士の対戦を除く)。……大事な事なので二度言うが、「いや、レッスンしてる場合じゃねーだろ!?」というツッコミは禁句である。
声優は田村ゆかり。
恩を返すもの いろは
『サムライスピリッツシリーズ』からの登場人物。
彼女についての詳細はいろはの項目を参照。
本作での声優は新堂真弓 。
紅の忍 不知火舞
『餓狼伝説シリーズ』及び『ザ・キング・オブ・ファイターズ(KOF)シリーズ』からの登場人物。
彼女についての詳細は不知火舞を参照。
ちなみに、イラストの一つである「花魁変化」は、後にフィギュア化している。
また、後に2PカラーVer.も発売された。
本作での声優は小清水亜美。
運命の子 ディズィー
『GUILTYGEAR(ギルティギア)シリーズ』からの登場人物。
彼女についての詳細はディズィーを参照。
本作での声優は藤田佳寿恵。
聖弓の射手 真鏡名ミナ
『サムライスピリッツシリーズ』からの登場人物。
彼女について詳細は真鏡名ミナの項目を参照。
ちなみに、彼女の本のイラストを担当したのは、『真・恋姫†無双』のキャラクターデザインなどでも知られる『しのづかあつと』氏である。
本作での声優は田中理恵。
運命のくノ一 かすみ
彼女についての詳細は霞(DOA)の項目を参照。
密林の守護者 チャムチャム
『サムライスピリッツシリーズ』からの登場人物。
彼女についての詳細はチャムチャムの項目を参照。
本作での声優は喜多村英梨。
格闘令嬢 リリ
『鉄拳シリーズ』からの登場人物。
彼女についての詳細はリリを参照
本作での声優は佐藤利奈。
赤銅の人形遣い カーチャ
『聖痕のクェイサー』からの登場人物。
彼女についての詳細はカーチャの項目を参照。
ちなみに、本のイラストは実際のアニメ製作を担当している『フッズエンタテインメント』によるフルカラーオール完全描き下ろしで、アニメのクオリティと寸分違わないハイクオリティなイラストを楽しむ事ができる。
声優は平野綾。
一年A組委員長 服部絢子
『いちばんうしろの大魔王』からの登場人物。
彼女についての詳細は服部絢子の項目を参照。
声優は日笠陽子。
覚醒せし剣姫 柳生十兵衛
『百花繚乱 SAMURAI GIRLS』からの登場人物。
ある日突然、二振りの刀と共に空から裸で降って来た謎の美少女。
自分の名前以外の一切の過去の記憶を失っているが、普段は陽気で明るい天然系の妹キャラ。
しかし、とあるきっかけで謎の剣豪「柳生十兵衛」の人格が目覚め、恐るべき数々の柳生真陰流の秘剣技を放ち、敵を圧倒する。
ちなみに、親しくなった人にはすぐに怪しげなニックネームを付けてしまうというクセがある。
声優は悠木碧。
絡みつく孤高の刃 アイヴィー
『ソウルキャリバー』シリーズからの登場人物。
彼女についての詳細はアイヴィーの項目を参照
本作での声優は冬馬由美。
剣姫軍師 真田幸村
『百花繚乱 SAMURAI GIRLS』からの登場人物。
大坂冬の陣や大坂夏の陣で豊臣方として活躍した名将・真田幸村の名を持つ、知勇兼備のお子ちゃま軍師。
戦闘では、攻防一体の巨大鉄扇を振るって戦う。
13歳ながら卓越した頭脳を持っており、敵の戦力分析、戦術指南など、軍師として戦闘以外の面でも才能を発揮する。
年齢の割に成長の乏しい体型を気にしており、からかわれる事もしばしば。だがそれがいい。
蒼の継承者 ノエル=ヴァーミリオン
『BLAZBLUE』シリーズからの登場人物。
彼女についての詳細はノエル=ヴァーミリオンを参照。
本作での声優は近藤佳奈子。
神速の封刃 タキ
『ソウルキャリバー』シリーズからの登場人物。
詳細はタキの項目を参照
蜀の武神 関羽
『恋姫†無双』シリーズからの登場人物。
ちなみに、『恋姫†無双』シリーズにおいての関羽は『愛紗』という真名で呼ばれている。ただし、真名は真に心を許した人間以外に呼ぶ事を許さない神聖な名前である。
彼女についての詳細は愛紗の項目を参照。
運命に翻弄される娘 ピュラ
『ソウルキャリバー』シリーズからの登場人物。
詳細はピュラ・アレクサンドルの項目を参照。
美少女雀士 スーチーパイ
『アイドル雀士スーチーパイ』シリーズからの登場人物。
普段はゲームセンター『You&Me』のアルバイト店員である。
しかしその正体は……知っている人は知っているが知らない人はまったく知らない……愛と正義の美少女雀士スーチーパイ!
「スーチーフラッシュ」のかけ声とともに変身し、伸縮自在の千点棒『スーチースティック』で対戦相手をメッタ打ち!
自分基準で悪と判断した者へは無慈悲でハレンチな鉄槌をくらわせてまわる“自称”正義のヒロイン!(なにこれひどい)
「だったら麻雀で勝負よ」「イカサマ万歳」「負けたら脱げ」……という脱衣麻雀三大原則をモットーに、日夜美少女たちに因縁をつけては麻雀勝負を挑み続ける孤高の雀士。(これはひどい)
彼女に出逢った者は必ず天国か地獄かどちらかを見るハメになるという、ハタ迷惑なヒロインである。
彼女に因縁をつけられた者はマジで迷惑この上ないが、視聴者である我々にとっては、「負けたら脱げ」=「スーチーパイに負けた女性は脱がざるを得ない」という状況は、『負けた側のエッチな負け姿が見れる』ということなのだから、ある意味役得である。
いいぞスーチーパイ、もっと勝て!!(笑)
ちなみに、彼女の本のキャラクターデザインは、ゲーム版『アイドル雀士スーチーパイ』シリーズでもキャラクターデザインを担当する園田健一氏自らが何と全てのイラストを描き下ろししている。ある意味、画集としても永久保存版の逸品であるといえよう。
関連イラスト
※関連イラストは後日改めて設定。
関連タグ
萌える英単語~もえたん~ サムライスピリッツ 鉄拳 ソウルキャリバー
餓狼伝説 ザ・キング・オブ・ファイターズ(KOF) ギルティギア
デッドオアアライブ(DOA) 聖痕のクェイサー いちばんうしろの大魔王