「いや、フェイクと呼ぶにはレベルが違いすぎるか」
CV:遊佐浩二
曖昧さ回避
概要
『ソニックアドベンチャー2』で初登場した、ソニックシリーズのダークヒーロー的存在。
ソニックと似通った姿をしていて、体毛の色が赤い線の入った黒や胸毛、針が跳ね上がり気味でかつ、靴のカラーリングがソニックとは対照的に白がメインなどといった違いがある。銃火器や特殊車両などの扱いに長け、ソニックをはるかに上回る基礎戦闘力を持つが、なぜ瓜二つの姿であるのかは未だ明かされていない。
履いている靴はホバーシューズでソニックのように走らず、アイススケートのように滑走し、高速移動の他にもホバリングや、一部の作品では噴射を武器として使うこともある。両の手首足首に付けている黄金のリングは彼の力を制御するリミッターで、元々アニメ『ソニックX』での設定だったが、『新ソニ』で逆輸入された。
さらにカオスエメラルドを利用し、時空間を歪めるカオスコントロールや、エネルギーを槍状に変化させて攻撃するカオススピアなど、様々な技を繰り出す事ができる。
これらの技の詳細については「カオスエメラルド」の項目を参照。
『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズではXからアシストフィギュアとして参戦し、カオスコントロールでファイター達の動きをスローにするキャラクターとして登場する。
『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』では『アドベンチャー2』で最初にカオスコントロールを見せた緑のカオスエメラルドを所持し、さらにモーションも変わり、カオスエメラルドを掲げるポーズに変更。スロー効果が切れる間際に右手に持ち替え、数秒だけ動きを止めるようになった。
プロフィール
本名 | シャドウ・ザ・ヘッジホッグ |
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英名 | Shadow the Hedgehog |
通称 | シャドウ |
性別 | 男 |
種別 | ハリネズミ |
年齢 | 不明(『アドベンチャー2』では50年間コールドスリープされていたので実年齢は少なくとも50歳以上) |
身長 | 100cm |
体重 | 35kg |
好きなもの | 無し |
嫌いなもの | 人類全て(『アドベンチャー2』のみ) |
能力 | カオスコントロールなどのカオスエメラルドを利用した様々な攻撃 |
性格
一人称は「僕」で、危険過ぎるほど純粋で一途かつ、目的のためには手段を選ばない(『新ソニ』でエッグマンを追い詰める為に装甲列車の天井に穴を開けて乗り込むのはかわいいノックだと思う)。 但しプライドが高く、自尊心を傷付けられると目的を無視して傷つけた相手を返り討ちにしないと気が済まないらしい。
元々人付き合いはプロフェッサー・ジェラルドとマリア以外になかったのだが、『シャドゲ』までは過去に遭遇した悲劇のせいか人間嫌いで、周りの事には無関心。
「出来るだけ早く確実にさっさと目的を果たしたい」考えがあるためか自分と関係がないと判断した話は無視するし、人の質問を総スルーして事を進めるのもよくあること。
一方で不器用な優しさが垣間見える事があり、「目的のため」等と愚痴りながらもルージュを助けたりしていた。そして彼の姉のような存在であったマリアに対しては病弱な彼女を気遣った所が、どうも振り回されっぱなしの関係だったようだ。
仕草は芝居掛かって見えるほど上品であり、『アドベンチャー2』の頃は本当に不自然に見える程。記憶喪失後は少しは自然な仕草にはなった(と同時に性格も丸くなった)ものの、それでも抜け切れていない節がある。
表情に関してもほとんどポーカーフェイス。感情も怒りか(自分対象も含めた)嘲りかのどちらかである場合が多く、それ以外の表情をするときは殆どの場合、誰も見ていないか、誰にも見られないように背を向けて俯いている。
生まれ育った環境故か、自然の中より機械や配管などの人工物に囲まれている所の方が落ち着くらしく、記憶喪失状態でこう呟くので最早骨身まで染み付いている様子。
『ソニックアドベンチャー2』
「すべての人類に……復讐を」
ソニックの時代から約50年ほど前にDr.エッグマンの祖父「プロフェッサー・ジェラルド・ロボトニック」によって生み出された究極生命体で、不老不死・不滅の肉体を持つ。
GUNの最高機密兵器として監獄の奥にて50年ほどコールドスリープ状態になっていた所、自分の欲望の為に祖父の遺産を探しに来たエッグマンに解凍された。
その後エクリプスキャノンの存在を唆すなどして(表向きは)エッグマンの世界征服計画に手を貸すべく行動する。ソニックと姿形がかなり似ているため、この時のシャドウのしでかした行為の数々がソニックのものとして世間に認識された挙句、その応酬が全てソニックに降りかかる事になった。
50年前の実験生命体(人工カオス)が暴走した事が発端となったGUNのアークの閉鎖と研究員の口封じの際、マリアが撃たれ息絶えてしまう間際に伝えた「私のかわりに、いつか必ず、あの星に住むすべての人達に……」という彼女の言葉を、人類への復讐を願うものだと解釈。
故にシャドウにとっては人類抹殺が出来れば手段はどうでもよかったが、エミーの説得によりマリアが最期に「すべての人達に幸せになるチャンスを与えてあげて。みんなの願いを叶えてあげて」と言っていた事に気付いたシャドウは一転し、亡きジェラルドがプログラムに組み込んだアークの地球衝突を阻止し、人類を救うべく動きだす。
マスターエメラルドの祭壇に似せた施設に赴いたソニックとナックルズの前に立ちふさがった究極生命体プロトタイプ「バイオリザード」を撃退するも、プロトタイプはアークに寄生した「ファイナルハザード」として、自身を諸共地球に落とそうとする。
そこでシャドウはソニックと共に、7つのカオスエメラルドで白金色に輝くスーパーシャドウに変身し、寄生したプロトタイプを排除。アークをカオスコントロールで元の位置へと戻したが、スーパー化に肉体が耐えきれず、力を使い果たして大気圏に落下しながら光となって消えていった。
皆が「シャドウは死んだ」と思っていたが……
『ソニックヒーローズ』
「宇宙……宇宙か……」
エッグマンに秘密基地にて培養カプセルらしき装置の中で眠っていた所をルージュに発見される。彼女が目覚めさせるも記憶喪失に陥っており、彼女を敵視するとともに協力は得られず。その時、監視・護衛役であったオメガが暴走し、エッグマンを裏切る発言をした事により一時休戦。共通の敵と利害の一致からその3名で「チームダーク」を結成する。
劇中では彼そっくりのシャドウ・アンドロイドが大量に登場したため、自分の本物のシャドウに似せて作った偽物、もしくはロボットではないかという疑念が生まれてしまい、シャドウ本人も記憶喪失から、自身が本物のシャドウか、機械仕掛けの偽物(フェイク)なのかを葛藤することになってしまう。
チームダークのエンディングでは、オメガが「コピーをつくる為にはオリジナルの存在は不可欠だ」と意味深なセリフを残しており、シャドウもルージュに対して、なんとなく思い出しているかのようなセリフがあった。
また、それ以前にも前述のシャドウ・アンドロイドの目撃後、ラストストーリーで姿を現した事件の黒幕は、シャドウを明確に究極生命体のオリジナルと認識しており、実際に彼本人からカオスコントロールを含めたデータを手に入れている。
『シャドウ・ザ・ヘッジホッグ』
「フン……“約束の時”だと……? ならば果たしてやろう、その約束を!」
『シャドウ・ザ・ヘッジホッグ』ではルートによって人類の味方としてブラックアームズを倒すヒーローにもなれば、自身をアンドロイドだと称してエッグマンに復讐したり、「天よりの使者」と名乗って高笑いしながら、ブラックアームズが掲げる人類の家畜化に加担する。
……しかしこれらは全部ハズレのエンディングで、全てのエンディングを見た後に解禁される「ラストストーリー」の展開が、後続のシリーズに続くことになる(後述のエッグマンの告白を見るに、時系列はノーマルルートの中盤〜ヒーロールートの終盤と思われる)。
ラストストーリーで明かされた内容によれば、元々50年前にプロフェッサー・ジェラルドがブラックドゥームに、50年後に全てのカオスエメラルドを差し出す見返りとして、提供された彼の細胞を基に、バイオリザードをはじめとした試作品から試行錯誤の末で生み出された完成形がシャドウであったという。
しかしこれは不死身の軍団でかつ、人類の家畜化を目論むブラックアームズを滅ぼすために仕組んだ賭けであり、エクリプスキャノンも彼らの拠点「ブラック彗星」を穿つために用意された光学兵器で、シャドウ自身も「人類の希望」として誕生したことが判明する。
この頃のプロフェッサー・ジェラルドは温厚な人格者であったものの、その後GUN兵士の銃撃によって唯一の心の支えであった孫娘を亡くした事で、正常な思考・判断ができないほどに精神崩壊した狂人と化し、ブラックアームズを倒すための人類の希望であったはずのシャドウやバイオリザード、エクリプスキャノンなどを、人類復讐の道具に作り変えてしまったのは何とも皮肉な話であろう。
ラスボス戦である条件を満たすと、エッグマンが『アドベンチャー2』で大気圏に突入したシャドウを自分のメカ(状況的に見て恐らくメタルソニック)に救出に行かせたことが明らかになり、その後遺症で記憶は消えてしまったが、正真正銘のオリジナルのシャドウだという事実を告白する。
なお今回もスーパー化を行うが『アドベンチャー2』の頃とは異なり、ソニックと同じく黄金の姿に変化している。カオスエメラルドのエネルギーに身体が慣れてきているのか、スーパー化した後に力尽きる事はなくなった。
そしてラスボスを撃破し、ブラック彗星をエクリプスキャノンで破壊しブラックアームズとの戦いを終えた後は、プロフェッサー・ジェラルドやマリアの願いを叶えたことにより、アークで2人が映った写真を投げ捨て、過去と決別する。
「アディオス……シャドウ・ザ・ヘッジホッグ」
以降のゲーム作品
マリアとプロフェッサー・ジェラルドとの過去を吹っ切った彼は、ルージュやオメガと共に、連邦政府大統領専属のエージェントとして活躍している。
しかし近年では『ソニックフォース』のように出番があっても連邦政府やGUNが関与する作品がほとんどない為、具体的にどのように活躍しているのかは不明(『ソニックフォース』自体、現実の人間が住む世界とは異なる、英語が無い世界だと公式が示唆しているので、経緯は似ているが連邦政府やGUNが存在しない可能性が高い)。
なお『ソニックフォース』当初はソニックの敵として登場したが、実はインフィニットが作った偽者で、後から本物も登場し、ソニック達のレジスタンス軍に加わる。
DLCのシャドウストーリーでは主人公として活躍した。インフィニットが生まれてしまった一番の原因になっていると言ってはいけない。
ストーリーブックシリーズ
『ソニックと秘密のリング』
「これが究極だ!」
パーティゲームの隠しキャラクターとして登場。『ソニックライダーズ』シリーズなどでは本編通りのクールなキャラクターとして登場するが、本作ではユーモアあふれるパーティゲームが多いため、『マリオ&ソニック』シリーズの競技と同じくキャラ崩壊のオンパレードである。
破裂寸前の風船に怯えたりヒゲダンスのごとくフルーツを剣に突き刺し、ゾンビマジンにさらわれるシーンはプレイヤーの腹部を殺しにかかってくる。
『ソニックと暗黒の騎士』
「ならば行くぞ! ヒヨッコ・ザ・ヘッジホッグ!」
円卓の騎士の一人ランスロットとして登場するが、本人ではなく姿や声が同じそっくりさん。しかしクールで落ち着いた性格はシャドウそのもの。
なおシャドウと異なり騎士道を重んじる性格でもあるので、国の民を案じる発言をしたり、物語のラストで王と認めたソニックに対して膝をつく。ウィットに富んだ面も見られ、項目冒頭のセリフの他、「ヒヨッコ・ザ・ヘッジホッグ……いい名前じゃないか」と真面目にも煽りにも見える発言をしていたりする。
ストーリーをクリアすると彼の再戦を挑めるが、数発で倒せた初戦と異なり、カオスコントロールやカオススピア、カオスブラストじみた技を連発し、攻撃も本気なものばかりで瞬くまでに瞬殺されるという初見殺しの連続である。
…もうこれシャドウ本人じゃないかな。
マンガ『ダッシュ&スピン 超速ソニック』
一人称は「オレ」で、非常に口が悪く、ツッパリ道を地で行く男。
性格は不良そのものであり、出会った人物にガンを飛ばし、自分のことを完璧にして究極、そしてカッコいい男と思っているナルシスト。
エッグマンからソニックの話を聞き、対抗意識を燃やしてソニックに会いに来た。
エッグマンはシャドウにソニックを倒してもらおうと思っていたが、シャドウは性格的にソニックと意気投合してしまい、次の日にはソニックと友達になっていたが、終盤に登場したため登場話数は僅か3話である。
アニメ『ソニックX』
性格はゲームとほぼ同じくマリアを殺されたことで人類に恨みを持っているが、クリスだけは彼の目がマリアに似ているという理由で守ろうとしていた。
その後、クリスの説得(ゲーム版ではエミーが説得する)により自分が人類を滅亡させるための存在ではないことに気づき、最後はソニックと協力してアークの落下を阻止し地球を救うが、その後行方不明になってしまう。
その後は日本国内では未放送の第2期で再登場。エッグマン基地に侵入したルージュがコールドスリープ状態になっている彼を発見した。
眠りから覚めた後の彼は『ヒーローズ』と同様に記憶喪失状態になっていたものの、マリアのこと以外にクリスのことも僅かながら記憶に残っていた。その後はクリスから両腕のリミッターを返してもらった後、ソニックたちと共にメタレックスと戦う。
なおメタレックスとの戦いの最中に、モリーというマリアに似たレジスタンス軍の女性と出会い、記憶が無いながらもマリアと重ねて彼ながらのやり方で気にかけていたが、その後モリーはメタレックスへの捨て身の攻撃を行い、シャドウの目の前で搭乗していた戦闘機を爆破されて死亡する。
シャドウは鉄骨の墓標を立てて彼女を弔い、エピローグでも再度訪れているかのようなシーンが描かれた。しかしこのあたりの描写は日本語版と海外版で差異があり、海外版ではモリーが爆破で死亡するシーンや墓標そのものがカット・削除され、生死不明の扱いになっている。
アニメ『ソニックトゥーン』
デザインの変更は少なく、本家よりもSF寄りなデザインの手袋とブーツを履いている。
ゲーム版『ソニックトゥーン』の方では従来通りのソニックのライバルという関係(『アイランドアドベンチャー』のムービーではある種のツンデレとも言える言動をしている)だったが、アニメの方ではソニックをかなり敵視し、「ハリネズミの面汚し」「次は命はないと思え」と非常に攻撃的である事に加え、出るアニメを間違えていると言わんばかりに冷静・冷徹な性格なので、浮いた存在になっていた。
アニメ版はソニック含め、仲間達やエッグマンもコミカルな性格になっているので、その違和感は想像に難くないだろう。
しかしシーズン2でソニックとの再戦の時にもれなく顔芸を披露していたりするし、ポーカーフェイスの中で細かく表情が描かれるので、スティックスの中の人がツイッターで興奮気味にツイートしていたりする。
カオスエメラルドが登場していない今作でカオスコントロールのワープ攻撃を行うなど、ある意味で本家よりスペックは高い。
WEBアニメ『チームソニックレーシング オーバードライブ』
1話では従来通り、ソニックをライバル視するクールなキャラクター……だったのだが、2話の終盤において、
- ゴール寸前までトップで独走するも、チームソニックのアルティメットブーストに巻き込まれないよう、マシンを残してカオスコントロールでそそくさにワープして避難。
- そのまま早歩きで観客席に戻り、隣にいたチャオからポップコーンを横取りして無言でもくもく食べ続ける。
と、まさかの公式ギャグキャラ化である。ゲーム内容でキャラ崩壊したり、媒体で性格が異なる事はあっても、公式配信のアニメでこの描写はかなり珍しく、シャドウの新たな一面が見られた……のかもしれない。
アメコミ版
『アドベンチャー2』をベースにしたエピソードに登場したが、その時は後姿だけしか登場しなかったため、このストーリーの殆どが省略されている。
だが、『ソニックユニバース』の第2話では改めてそれの回想シーンを公開し、彼とソニックとの対峙、更にはバイオリザードを倒すために共闘、そしてシャドウの最後を公開した。
だがゲームとの相違点は、大気圏への墜落中にベム星人に救出され、治療後に別れるが、その後メビウスを破壊しに来たゾーダ星人に一撃を食らい、そのまま地上へ衝突した。
しかし、更にゲームとは違って記憶喪失になっておらず、逆に存在理由を探すために一時エッグマンの仲間になった。
だがそこでジェラルドの日記を手に入れた彼は直ぐに寝返り、ソニック達やAIニコールの助けを求め、日記の内容を確認する事が出来た。
そこで彼はブラックドゥームのDNAが組み込まれていて、何れかブラックアームズがメビウスに侵略するだろうと言う真実を知るが、そのブラックアームズは実はベム星人と交戦中であるため、長期的になるために来る事はないと、ソニックがニコールに伝えた(つまりアメコミではブラックアームズが登場しないことになっている)。
それ以降からシャドウは「この世界と全ての者達を守るために生まれ、これからもそれらを守り続けるために戦う」と決意し、エッグマン帝国に立ち向かうようになった。もちろんこれ以降から、ゲームで言うライバル関係を持つより、ソニックとの強い信頼と友情を持つようになる。
その後GUN軍隊のエージェントとして所属し、ルージュとオメガと供に「チームダーク」を結成した。また軍の司令官であるアブラハム・タワーズと、メカニック少女のホープ・キントバーとも強い信頼関係を持っている。
一度任務でシャドウはカオスコントロールで『モウビウス(アンチメビウス)』に訪れるが、そこでソニック、スカージ、エミー、メタルソニック、ロージー(エミーのアンチ版)、ロブ(エミーのいとこ)、そしてシルバーによるハリネズミの大乱闘を繰り広げた。その後メタルソニックと供にカオスコントロールで、アメコミ版『ソニックX』(最終回)の世界に飛んでいく。
その世界にいたシャドウはこの世界にエッグマンがいるにもかかわらずとても平和だと認識し(シャドウもソニック同様エッグマンの悪事が大したことがないと思っているのがよくわかる)、ソニックX版のソニックがシャドウにこの世界に住んだらどうだと勧めるが、シャドウは自分の世界を守ると言う決意があったために断り、再びメタルソニックと供にカオスコントロールで別の世界に飛ばされて行く(ちなみにソニックXのシャドウは死んだ事になっているが、本編アニメと結び付けるためにエッグマンが救出したと言う描写がある)。
その後『ソニックユニバース』の第1話では、ブレイズの世界に飛ばされ、そこでブレイズと供にメタルソニックを撃破し、ブレイズから授けたカオスエメラルドで元の世界に戻った。
それ以降からブレイズとの強い信頼関係が生まれ、『チームタンゴ編』では借りを返すために標的とされていた『ソルエメラルド』をブレイズに授けた。
ちなみに彼の上司であるアブラハムだが、デザインはシャドゲの司令官であるが、名前が原作に公開しなかったため、オリジナルとなっている。
更にブラックアームズがアメコミに登場しないことになっているため、原作にあった設定は全て取り消され、良き上司と部下と言う関係となっている。
ただし、『ソニックユニバース』ではブラックアームズが登場し、シャドウ達は再びやってきたブラック彗星のような天体へ攻め込んでいく。
この時のブラックアームズにも指導者がいるが、ブラックドゥームとは違う者であるが、ドゥームズアイだけは何故かそのまま存在している。
人気
当初は『アドベンチャー2』一作限りの登場ということになっていたキャラクターだが、海外を中心に予想以上の人気が出たため、以後のゲームにも登場し、また彼を主人公としたスピンオフ作品『シャドウ・ザ・ヘッジホッグ』が作られるなど、ソニックシリーズを代表するキャラクターの1人となった。
ギネス・ワールド・レコーズによる『ゲーム史上最も有名なキャラクターTOP50』でも25位にランクインされており、その人気ぶりが窺える(ちなみにソニックは同ランキングで10位)。現にアニメ『ソニックトゥーン』でエッグマンが「公式作品の中で、二番人気のキャラクターじゃ!」とメタ発言していることから、公式公認である。
pixivにおいてもシャドウの人気は高く、作品も多く投稿されている。
二次創作におけるシャドウ
「甘党でプリンが好物」「何でも食べれる大食漢」「親父ギャグが好き」というのがあるが、あくまで二次創作ネタであり公式ではないので注意。
本家のクールな性格が好きなファンもいるので、むやみに振りまかないよう、マナーを守って楽しもう。
関連タグ
ソニシャ - ソニックとシャドウのカップリング(BL・ケモノ)
ここから先はとあるソニック作品のエピローグのネタバレになります。その作品を視聴してから閲覧を推奨します。
カオスエメラルドの力でスーパー化したソニックに倒されたドクター・ロボトニックの生死確認の為の捜索と戦い後の後処理をしている軍人達の会話に、前作の一件でロボトニックのデータベースを消去する際に、50年前の古いデータが発見されたらしく、そのデータ名は「プロジェクト・シャドウ」と書かれていたらしい。その頃別の場所でコールドスリープが起動解除され、その中には実写化されたシャドウが眠っており、覚醒した瞬間に映画が終えた。前作のテイルスと違いセリフこそ無いが、新たなる事件の予兆なのかそれとも…?