イカロス・ムッヒ

いかろすむっひ

イカロス・ムッヒ(IKAROS MUCH)とは、少年漫画『ONE PIECE』に登場する海賊だッヒ。

概要ッヒ

イカの魚人なので腕が8本もあり、それぞれの手に持つ「スルメイカの槍」と8本腕から繰り出す連続張り手で相手を"スルメ"にしてしまう戦法が得意。

魚人街でホーディらと共に幼少期を送り、そこで人間を憎む魚人達の影響を受けまくった結果極度の人間嫌いになった（ホーディはそのもっとも極端な例）。

そのためオトヒメ王妃の掲げた「人間との友好」には否定的で、仲間達と共にオトヒメの踏み絵をさせたり、少しでも人間に友好的と見なした魚人・人魚を闇討ちして始末する反人間運動に参加している。

立ち位置こそ完全に「過激派テロリスト」ではあるものの、多少コミカルな面も見せており、笑い方は「ムッヒッヒ」、語尾に「～ッヒ」とつくくせがある。

また大親友の巨大イカ「ダイダロス」が太陽に焼かれスルメになってしまった過去のトラウマから火を恐れており、火を近づけられると本人の意思に関係なく体がエビ反り状態となり、碌に動けなくなってしまう。

ゼオ曰く魚人なので肉体構造がただのイカとは違う=スルメ状態になることなど全くないらしいのだが、トラウマによる思い込みでそうなってしまうらしい。

新魚人海賊団は「同胞すら平気で切り捨てる」点がコンセプトではあるのだが、友人の死に涙を流しトラウマを抱くあたり多少は仲間を想う心は残っているのかもしれない………。

武器は乾燥状態のイカが先端に付いた特殊な槍で、それで相手を突いて水分を奪った後、8本腕で張り手を行い相手をスルメのようにペシャンコにする。

戦術をイカ槍に依存している面があり、これによる水分吸収攻撃が通じない相手との戦いは苦手。

ただし、普段ヘルメットの下になっている頭のてっぺんは「臼梵」と呼ばれる強力な槍になっており、本人曰く海山をぶち抜ける威力だとか。

他にも、戦闘手段ではないがイカスミによる回避（変わり身の術）を行う他、アーロン一味の幹部チュウが見せたような口からの水砲攻撃も行えるため、遠距離戦でも多少は戦える。

魚人島でホーディ・ジョーンズらと共に島を治めるリュウグウ王国に対してクーデターを起こした。

麦わらの一味との戦いでは、一度ゼオと連携してナミを槍で倒そうとするも、ブルックの妨害が入り失敗。

その際にフランキーからもぶつかったため、ゼオと一旦別行動をとりフランキーと対戦した。イカスミによる撹乱や水砲による牽制などで多少足止めはしたものの、彼が乗り込んで動かすフランキー将軍にダメージらしいダメージは与えられず、終盤まで圧倒されていた。最後はフランキーラディカルビームで敗北。

更に戦いの後、戦いの前に服用したドーピング剤「エネルギーステロイド(通称“E・S”)」の副作用により急激に老化してしまった。

ヒョウゾウを除けば幹部の中では唯一サメの魚人ではない。どころか魚類ですらない。

先述の友人を想う点も相まってこのあたりも他のメンバーとは一線を画しているといえる。

また、元ネタで太陽に近づきすぎて死んだのはむしろイカロスの方。