【警告】この記事はVシネクスト『仮面ライダーギーツ ジャマト・アウェイキング』のネタバレを含みます。
「未来がどうなろうが知ったことか!!俺は叶えてみせる……ギーツが目指した、誰もが幸せになれる世界を!!目の前の小さな幸せを守らないで…何が"守れる"だ!?」
英寿「……それでこそバッファ。お前の願い、確かに受け取った」
ベロバ「フフフ……さあミッチー、究極のジャマトになっちゃいなさい!アハハハ!」
英寿「バッファ、お前は"仮面ライダー"だ。お前の願い…貫いてみせろ!!」
「うわあぁぁぁぁぁぁあーーっ!!!!……これは…!?」
ベロバ「はぁ!?何よあれ…!?」
ドゥームズギーツ「……何?」
『SET LIBERATION』
「変身!!」
『AWAKENING POWER』
『PLOSION RAGE』
『READY FIGHT』
概要
Vシネクスト『仮面ライダーギーツ ジャマト・アウェイキング』に登場する仮面ライダーバッファの新たな形態。
デザイアドライバーにプロージョンレイジバックルをセットして変身する。
ベロバによって吾妻道長に眠っているジャマトの力が覚醒したことによりあわやジャマト化しかけたが、浮世英寿の創世の力と道長自身の願いが掛け合わされたことでプロージョンレイジバックルならびにこの形態が誕生した。
変身
プロージョンレイジバックルを分離して左右からドライバーに装填し、バッファの変身ポーズをとってゾンビレイズバックルのようにスロットレバーを捻ることで、爪のギミックが開いて変身シークエンスに移行。
全身が紫色の禍々しい蔓に包まれ、上空の『PLOSION RAGE』のロゴが銀色の爪が付いた手へと変化、変身者を握り潰す様に包み込むと砕け散ってアーマーを形成。その後、掲げた左腕に巨大な爪状の拡張武装を装着して変身が完了する。
外見
銀色を基調としたボディと、全身のそこかしこに茨を模した紫色のラインが散りばめられ、背中にはゴッズウォールが付けられている。左腕の肘から先にはバーサークローを連想させる巨大化した爪が装備されている。爪はよく見ると5本全てにチェンソーの刃が搭載されている。ゾンビフォームの装備であるバーサークローとゾンビブレイカー両方の特性を持っていると言えよう。
全体的にゾンビフォームやフィーバーゾンビフォーム(ジャマ神)を強化、発展させたようなデザインとなっている。
なお、ボーイズトイフィギュアシリーズの「リボルブチェンジフィギュア」では劇中では見せなかったリボルブオンした姿も再現可能。
後述するようにプロージョンレイジのスーツは下半身がモンスターフォームの流用であるためか、リボルブオン形態の上半身は灰色になったモンスターフォームという印象を受ける(なお、リボルブオンしても巨大な爪は変わらず装備される模様)。ただし、顎がエントリーフォームベース、爪を装備しているためにモンスターグローブに相当する部分がオミットされているなどの差異がある。
スペック
道長のジャマト因子と英寿の創世の力を組み合わせた影響か、ライダーとしての単純な戦闘能力だけならギーツⅨと肩を並べるレベル(変身者の身に宿った創世の力は除く)に向上。その力を存分に活かし、ギーツⅨと同一の力を持つ仮面ライダードゥームズギーツ相手に接近戦においては必殺技をゴリ押しする形で互角以上の接戦を繰り広げている。
もっとも、劇中ではドゥームズギーツはバッファに創世の力(空間破壊やギーツⅨ戦で見せた手足や武器へのエネルギー付与など)及びギーツテールナインは使用しておらず、やろうと思えばすぐさまプロージョンレイジバックルを創世の力で作り変えて無力化することができた。道長の想いの強さを認めたドゥームズギーツはこれを実行しようとしたが、英寿の横槍が入り未遂に終わっている。
爪状の拡張武装は強力な引っ掻き攻撃を繰り出す他にも、チェンソーの刃を回転させ壁をよじ登ることも可能。また、極めて高い防御力と防御面積を備えた盾としても利用可能で、ドゥームズギーツの持つ金色のギーツバスターQB9やキングジャマトの攻撃すら物ともしない頑丈さを誇る。
巨大過ぎる爪も相まって身のこなしというよりも防御力・攻撃力に比重を置いた性能となっており、敵の攻撃を真正面から受け止めていく道長らしい形態となっている。
使用アイテム
起動前はバックル二つが一体化されており、変身する際にバックルを分離させてからドライバーに装填する。
変身ベルト。
必殺技
- プロージョンレイジストライク
『PLOSION RAGE STRIKE』
「あらゆる憎しみは…、この俺がぶっ潰す!」
スロットレバーを1回回して発動。劇中では、巨大化した爪での切り裂き攻撃や爪を地面に突き刺すことで紫電を放った。
- プロージョンレイジビクトリー
『PLOSION RAGE VICTORY』
スロットレバーを2回回して発動。
劇中では、全身にエネルギーを纏いながら回転突進するスクリューアタックやライダーキックを披露している。
立体化
『リボルブチェンジフィギュア PB10 仮面ライダーバッファプロージョンレイジ&ジャマ神&フィーバー&コマンド&レイジングセット』にて立体化。
同商品のオプションパーツとしてフィーバーゾンビフォーム(ジャマ神)やコマンドフォーム用のパーツ、刃部分の造形を見直したゾンビブレイカーが付属している豪華仕様となっている。
プレミアムバンダイの商品紹介ページでは、作例としてプロージョンレイジをベースに下半身をゾンビフォームに換装した形態、加えてハクビがプロージョンレイジをベースにコマンドフォームの下半身を装着した形態(いずれも正式名称不明)が紹介された。前者はともかく、後者は沙羅さんもびっくりの組み合わせである。
余談
- 「プロージョン」は「破裂」、「レイジ」は「怒り」、「LIBERATION」は「解放」を意味する言葉。本予告でも「怒りのバッファ」となっている。自身の行く手を阻み、他者を弄ぶ者への怒りを燃やす吾妻道長/バッファにふさわしい名前といえる。
- これを示すように上記の仮面ライダードゥームズギーツとのやり取りでは大勢のために少数を犠牲にする身勝手な考えに対し激昂している(とはいえ、道長も嘗て同じようなことをやらかしてしまっている。だからこその贖罪とも言えるが)。
- スーツは恐らく頭部とマントがフィーバーゾンビフォーム(ジャマ神)(マントに関しては元を辿れば仮面ライダーカリバー・ジャオウドラゴン)、顎はニンジャフォーム(バッファ用)、胸と腕がエビルマーベラス(元を辿れば忍者プレイヤー)、肩がコマンドフォーム キャノンモード、左腕の巨大な爪がゲムデウス及びゲムデウスクロノスの「デウスランパート」、下半身がモンスターフォームの改造。
- なおファイナルステージの東京公演にてフィーバーゾンビジャマ神が登場していたため、Vシネが公開前にもかかわらずスーツが現存していないと思われる(単なる頭部の色変えであるため戻そうと思えばすぐに戻せる可能性もある)。
- バッファには二段階のパワーアップが構想されており、その二段階目のパワーアップ案がベースとなっていることがフィギュア王(No.310)にて明かされている(一段階目の案は最終的にフィーバーゾンビフォーム(ジャマ神)という形になった)。
- 道長役の杢代和人氏は、「他のメインライダーのような専用強化フォームが本編で登場せず悔しい思いをしていた所に、今回の台本で専用強化フォームを貰うことを知りガッツポーズを掲げた」と語っている。
- …だが実際にスーツを見ると「思っていたのと違った」らしい(杢代氏はゾンビブレイカーを巨大化させたような武器を持った姿を想像していたようである)。
関連タグ
4号ライダー最強フォーム
インペリアルデモンズ→フィーバーゾンビフォーム(ジャマ神) / プロージョンレイジ
Vシネマ限定フォーム
ライブマーベラス / エビルマーベラス / インペリアルデモンズ→プロージョンレイジ