「こんな丸腰の女の子斬るとかさ! ダサくない!?」
「そういうのってできないもんじゃないの?」
「男がすたる! みたいな? だっさ!」
巻頭ポエム
すきだよ
しぬほど(65巻)
概要
愛称は「ジジ」で、恐らく「ジゼル・ジュエル」と名字と名前それぞれから頭一文字だけをとったことによるあだ名。ジョジョみたいなもの。
髪型がGに似てるとか言わない。
バンビーズの一人であり、いつもバンビエッタを始めとする仲間達と一緒に行動している。
極めて嗜虐的かつ残虐な性格の持ち主で死体に興奮するネクロフィリアでもある。
能力
能力名は『死者(The Zombie)』。
自分の血液を浴びた者を死体にし、自由に操る能力。(ジジは自分が作成したゾンビのことをゾンビーズと呼んでいる)
このゾンビ化能力には一度殺してからゾンビ化させるものと、生きたままゾンビ化させるものがあり、前者は生前に比べて能力が弱体化するものの、ジゼルの好きな性格に調教することが出来、意思がある。後者は細胞が新鮮なので生前と全く同じ能力を使うことが出来るが、意思はない。正にジジに都合の良い操り人形と化し、血を浴びた十一番隊隊士たちは、ジジに切腹と言われて嫌がりながら実行した。
作中では前者は主に滅却師に対して使用し、後者は死神に対して使用しており、滅却師同士では相手が一度死なないとゾンビ化出来ないが、死神だと既に死者であるため、血液を浴びせるだけでゾンビが量産出来る。
ただし虚に対しては使っても短時間で効果がなくなる。
因みに使用する血液についてだが、相手の霊圧によって必要な血液の量が異なり、霊圧が低い場合は血液の一滴が脳に達した時点でゾンビ化する。
逆に、霊圧が高い場合は侵入した血液が心臓で増殖して全身に行き渡ってようやくゾンビ化する。このため、霊圧が高い人をゾンビ化した場合には肌が赤黒く濁ってしまう。
体内の血液が不足すると活動に支障が出る模様で、不足した時は自らの血を浴びたゾンビを捕食することで血液を補充する。
血液を使う性質上、血液組成を変えられる(改変される)と機能しなくなる。
マユリはこの性質を利用して瀞霊廷にある全隊士の血液サンプルから薬を作り、ジゼルの血液をマユリが作った血液状物質に置き換えることでゾンビの所有権を握った。
更にジゼル自身もゾンビの如く高い不死性を持っており、体を切り裂かれても平然としていられたり、またゾンビ化した死体の肉片を使って腕を再生させたりと、様々な応用が利く。
アニメ版の追加シーンでは、リルトットのゴールデンクランチで首ちょんぱされてもまだ死なないという驚愕のタフさを見せている。
ただし、マユリに敗北して大量の血液を失った時はバンビエッタから血液を取り返さなければ死にかけていたため、完全な不死というわけではない。
また、不死性は高い一方で防御力は低く、一般隊士の斬撃でも体を切り裂かれていたり、一護戦ではバンビーズの中でジゼルのみ出血しているなど他のメンバーと比べてダメージが大きい様子が見受けられ、能力の都合上防御力を高める『静血装』は使用していないのかもしれない。
作中の描写ではジゼル本人の純粋な戦闘力は決して高くはなく、基本的に自分は直接戦わずにゾンビを操って戦うスタイルを取っており、マユリに自分のゾンビを奪われた際は為すすべもなく敗北している。
しかし、冬獅郎を始めとする隊長格から11番隊隊士達までもがゾンビ化させられた人海戦術や死体さえあれば仲間の傷を治せる応用性の高さからリルトットの評価ではミニーニャやキャンディスよりも戦力として格上扱いされている。
詳細はリンク先を参照。
他人に知られたくない秘密
女性らしい振る舞いや外見をしているが、性別は男性。或いは男の娘、正確なセクシュアリティは不明である。正体を看破した綾瀬川弓親からは「〇〇臭い」「変態野郎」と罵られ、屈強なオカマのシャルロッテからは「あたしと良く似てる」などと評され「どこが!?」とマジ切れしていた。
前述の能力を使用するためにか弱い女子を装っているのか、女装趣味なのかは不明だが、原作におけるジジの「望んでいるもの」(黒で塗りつぶされて誤魔化されている)や、男扱いすると機嫌が悪くなる辺り、女性化願望は本物のようである。小説『Can't_Fear_Your_Own_World』では女性への侮蔑語であるビッチも彼にとっては女性扱いされているからか逆に喜んでいるほど。
「千年血戦篇」のアニメ公式サイトでは、ネタバレ防止のためかアニメで放送されるまで「アホ毛が特徴的な少女」と記載されていた(現在は説明が変更されている)。
また上記の弓親との会話はコンプライアンス上の問題があるためか、日本の本放送版では一部を除き原作通りの台詞だったが、海外向けの配信版ではオブラートに包んだ台詞に変更されている。
原作の下ネタや差別的な発言がカット・変更されることはこれまでも多々あったが、媒体によって台詞が変化するケースは今回が初である。
常に一緒にいるバンビーズ4人が知っていたのかは原作では不明だが、小説『Can't Fear Your Own World』でジゼルが男であることを知っていた一角に「ゾンビ野郎」と言われてブチ切れかけたジゼルにリルトットが「落ち着け、ビッチ」と口は悪いが女扱いすることで嗜めており、リルトットはジゼルが男だと知りつつ配慮していたと思われる。
活躍
登場当初は、上記したようにバンビエッタや他の仲間達と一緒に行動し、ユーハバッハの望みである瀞霊廷及び尸魂界への侵略行為を行っていた(師匠の公式Q&Aによると、第一次侵攻時に兕丹坊を操っているとのこと)。
しかし、バンビエッタが狛村左陣にやられると他のバンビーズと共に彼女を討ち、彼女にあることをした。
聖文字「Z」の能力を使って、尸魂界に侵攻した時からゾンビを量産しており、日番谷冬獅郎を始めとした六車拳西・鳳橋楼十郎・松本乱菊らの隊長格までもが犠牲になっている。
これらのゾンビを使った人海戦術にて一度は斑目一角や弓親を劣勢に追い込むが、駆け付けた涅マユリと、彼が改造した破面軍団によって形勢は逆転。更に能力のメカニズムを解析されて隊長・副隊長格ゾンビを奪われた。
その一部始終をマユリが講釈し終えた瞬間、ゾンビ拳西の刃を突き立てられ、敗北。
殺害されたかに思われていたがその不死性故に生きており、ゾンビ化したバンビエッタを喰うことで生き永らえるが、直後にユーハバッハの「聖別」の対象となり、辛くも生存するものの、リルトットやバズビーと共に『力』を奪われてしまう。
その後、リルトット、バズビーと共に自身らを裏切ったユーハバッハに反旗を翻し、一時的に死神たちと休戦を結び、霊王宮への門を作るために協力。
自身は「見えざる帝国」が通ってきた太陽の門から真世界城への侵入を果たし、リルトットと共にユーハバッハと交戦するも力及ばず敗北した。
後日談となる小説『Can't Fear Your Own World』では、ハッシュヴァルトの側近に助けられた事が明らかになった。リルトットと行動を共にし、兵力を求めて虚圏を襲撃していた中、綱彌代時灘の陰謀に巻き込まれる事になる。
余談
- 作中で日番谷をゾンビ化しているが、偶然にも演者の東山奈央氏も、アニメ公式サイトのインタビューにて『BLEACH』での推しのキャラが日番谷である事を語っている(本人曰く、『アニメショップに行ってグッズを手に取ってしまうくらい』との事)。
- また、アニメ公式サイトのインタビューにて東山氏はジゼルのキャラを、『誰かと会話するとき、表面的には相手の発言を受けて返事をしているように見えますが、心の中では相手の発言なんて一切興味が無くて、自分のことしか考えていないんです。』と語っている。
- それを踏まえた上で、演じる際は、『会話している相手と温度感を合わせようとせずに、ひたすら自分の世界を生きる、ということ。』を意識したとの事。
関連イラスト
関連タグ
BLEACH 滅却師 見えざる帝国 星十字騎士団 男の娘 ゾンビ化 サディスト ネクロフィリア
バンビーズ バンビエッタ・バスターバイン(ゾンビエッタ) キャンディス・キャットニップ ミニーニャ・マカロン リルトット・ランパード
涅マユリ 綾瀬川弓親 シャルロッテ・クールホーン 男の娘 LGBT
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