空中都市が出現!
地球(ペコポン)史上最大のバトルアクション!
今度の鍵は、ケロロより強い"ケロロ"!?
概要
2008年3月1日に公開された『ケロロ軍曹』の劇場版シリーズ第3作目。
本作から原作者である吉崎観音氏が直接関与しないオリジナルストーリーとなる。
一作目が「陸」・二作目が「海」を舞台としていたため、本作は「空」がメイン舞台となった。
テーマこそ本シリーズ恒例の「宇宙人と地球人の絆」がメインとなるが、本作は"特別な絆の強さ"というものがより全面的に押し出された作品となっている。
最大の特徴はゲストキャラクターの面々が全員ケロロ小隊と相対するポジションにいるとされているところであり、ケロロ小隊の面々とは敵対する形で激闘を繰り広げることとなる。ストーリーの展開も概ね戦闘シーンが多いアクションものとなっている。
舞台は日本の東京とペルーのマチュピチュの二か所がメインとなっており、突如出現した空中都市を戦場に1シーンごとに舞台国が変わるという処置がとられている。過去2作品が概ね日本のみを舞台としていたのに対して今作は実在する日本国外の名所も舞台のメインとなるという演出が追加されたが、この設定は後の劇場版作品でも生かされることとなり、今作よりもさらにスケールが増すものとして作られるようになる。
同時上映は『武者ケロ お披露目!戦国ラン星大バトル!!』。
あらすじ
インカ帝国のマチュピチュを訪れた冬樹とケロロ小隊。彼らはそこで迷路のような遺跡を発見するが、トラップに引っ掛かり脱出を余儀なくされる。そんな中、冬樹は一瞬、迷路の中にたたずむ1人の少女を見かける。その少女の謎を抱えたまま東京に帰った冬樹とケロロたちの前に、最強の敵"ダークケロロ"が現れた…
(Huluより引用)
登場キャラ
ケロロ小隊とその仲間たち
- ケロロ軍曹(CV:渡辺久美子)
- タママ二等兵(CV:小桜エツ子)
- ギロロ伍長(CV:中田譲治)
- クルル曹長(CV:子安武人)
- ドロロ兵長(CV:草尾毅)
- 日向夏美(CV:斎藤千和)
- 日向冬樹(CV:川上とも子)
- 西澤桃華(CV:池澤春菜)
- サブロー(CV:石田彰)
- 東谷小雪(CV:広橋涼)
- アンゴル=モア(CV:能登麻美子)
ゲストキャラクター
用語
余談
- 映画公開に先駆け、2008年2月28日に『超劇場版ケロロ軍曹3 天空大冒険であります!』というタイトルでNintendoDS専用ソフトが発売された。ストーリーは劇場版の一部設定を補完する形で内容が僅かに変更されたものとなっており、シリーズ恒例の「完全パラレル」というよりかは「リメイク」に近い作品となっている。詳しくはこちらを参照。
- 劇場版第3作というシリーズものの糧となった作品でもあるため、過去2作品の正統的な続編とされるような演出が散りばめられており、ケロロの登場シーンで過去の劇場版の名場面がダイジェストで流れる他、ケロロが敵対するゲストキャラクターの基地に乗り込むための作戦の1つとして全員が前作のお姫様衣装に着替えさせられるシーンが存在する。また本シリーズでお約束となっていたキルルも本作でとある形として登場する。その一方で、OPに歴代テレビアニメの初期エピソードが新規映像で簡略化される形で紹介されたりと既存のケロロファンでなくともこれまでのケロロ小隊と地球人の出会いから現在までの出来事が一目で分かるような親切設計な演出がなされている。
- 映画公開に合わせて読者の考案したオリジナルケロン人を募集する公式企画『ケロン人コンテスト』が実施された。最優秀賞で選ばれたものはテレビアニメ本編のゲストキャラクターとして本格登場している。
関連タグ
超劇場版ケロロ軍曹2 → 本作 → 超劇場版ケロロ軍曹4