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ブラックナイトスコードルドラの編集履歴

2024-10-28 20:07:54 バージョン

ブラックナイトスコードルドラ

ぶらっくないとすこーどるどら

『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』に登場するモビルスーツ(MS)。

リュー 「シンクロアタックだ! 行きますよ!」

リデラードグリフィンダニエル 「「「 了解!! 」」」


機体データ

共通スペック

全高19.42m
重量81.30t
装甲材質フェムテク装甲
動力源???
所属ファウンデーション王国親衛隊ブラックナイトスコード
武装
  • OWC-M1R1/F 高エネルギービームライフル×1
  • OWC-QZ200 対MS重斬刀×1
  • OTS-M26 シールド×1
  • ビームマント×1

ルドラ(ガーネット)

識別番号NOG-M4F1
カラーリングオレンジ
パイロットリデラード・トラドール

ルドラ(エメラルド)

識別番号NOG-M4F2
カラーリンググリーン
パイロットグリフィン・アルバレスト

ルドラ(スピネル)

識別番号NOG-M4F3
カラーリングピンク
パイロットリュー・シェンチアン

ルドラ(サファイア)

識別番号NOG-M4F4
カラーリングブルー
パイロットダニエル・ハルパー

概要

女王親衛隊「ブラックナイトスコード」の隊員の専用モビルスーツ(MS)。正式名称は「Rud-ro.A」、略して「ロア」と呼ばれることもある。頭部中央のセンサーや各部の装甲色に応じて宝石の名を持つ。

ビームライフルをオミットするほど近接格闘戦に特化したシヴァと比べて非常にオーソドックスな武装を持つ。単騎の火力は平均的であるため、その点を補う目的で無人機のジン-Rもしくはディン-Rを随伴させ、ミサイルキャリアとして運用している。

頭部内はモノアイだが、他に無人機のミサイルを誘導するレーザーを備えている。


フェムテク装甲の採用でレールガンのような高速実弾武装以外の射撃攻撃をまともに受け付けない堅牢な防御力、バックパックのビームマントによる高機動・撹乱能力等から極めて高い汎用性と信頼性を誇る。

一方で、性能の纏まりが良すぎる故か極端に尖った性能を持つピーキーな機体には一歩及ばない部分がある事は否定出来ず、また信頼性の高さの裏返しとして、適切な状況判断能力と相手への警戒意識を欠く慢心をパイロットにもたらしてしまうのが欠点といったところ。


対モビルスーツ重斬刀、ビームマントから展開される残像による撹乱機能、少数精鋭での部隊運用などから、第二次連合プラント大戦で活躍したZGMF-X42S デスティニー及び幻に終わったコンクルーダーズの構想がモデルと思われる。

実際、劇中でダニエル・ハルパーデスティニーSpecⅡと交戦した際「知らないよこんな武器!」と発言しており、逆説的に彼らがデスティニーに関してある程度リサーチを行っていたことを示唆している。


武装

OWC-QZ200 対MS重斬刀

バックパック左側にマウントされた近接戦闘用の長剣。ソードストライカーソードシルエット対艦刀と同様の構造を持つ。

ソードインパルスの「MMI-710 エクスカリバーレーザー対艦刀」を若干小型化させたような形状で、それでも機体の全長に匹敵するサイズを持つがルドラはこれを片手で振り回し、そのパワーと併せてMSを容易に両断するほどの攻撃力を発揮する。


OWC-M1R1/F 高エネルギービームライフル

主兵装となるビームライフル。カルラの物と同型で、イモータルジャスティスライジングフリーダムの「MA-M727A3 高エネルギービームライフル」を通常のビームライフルと同等のサイズにまで小型化し、フォアグリップを排除したような形状をしている。


OTS-M26 シールド

左腕にマウントされる実体シールド。機体本体と同じ黒基調のカラーリングをしており、宝石の名に応じて一部の差し色が異なる。

シヴァの「OTS-E3/M ロック・シールド スヴァローグ」がFT装甲製であるため、本シールドもFT装甲製と思われる。

そのためか防御力も非常に高く、劇中ではデスティニーSpecⅡのアロンダイト(大抵の対ビームシールドを一刀両断できる斬撃力)の一撃にも耐えており、計4回以上の回転斬りでようやく両断できたほど。


ビームマント

バックパックに装備されたビーム発生デバイス。シヴァの物と同型。

ビームはマント状に形成され、ビームシールドの防御やビームサーベルの斬撃としても使用もできる(ビームシールドそのものがビームサーベルとしても機能する)。

追従式の残像を投影する「分身」も可能であり、ルドラは4機とも分身に使用するだけだったが、本機の場合は搭乗者の技量もあってか、白兵武装として積極的に使用している。

カルラに搭載された擬似反重力機関「レヴィテーター」の解説から、このビームマントが本機のレヴィテーターとされる。


活躍

エルドア地区合同作戦にて、シュラ・サーペンタインの乗るシヴァと共に出撃する。

目の前で自爆テロを起こされたのを機に「救助活動」を名目に活動範囲が広くなったことで、彼らの本来の目的のためにそれぞれ出撃する。

手始めにグリフィンがキラ・ヤマトを洗脳し、リデラードとシュラ、無数の無人機と共にライジングフリーダムを攻撃。キラも即座に応戦し既に背後まで追い縋っていたエメラルドはビームライフルを放たれるが、分身で幻惑して躱し直後ライフルを切断する。次いでガーネットが重斬刀にて斬りかかり、シールドブーメランから発振されたビーム刃のによる迎撃をものともせずシールドの下半分を切断し、直後無数の無人機から発射したミサイルで左ウイングと左白アンテナの先端を破壊、地上へ落とす。


シヴァと無人機も含めてライジングフリーダムを取り囲むと、まずはガーネットとエメラルドが斬りかかる。どちらもダメージを与えることには失敗するが、体勢を崩させてシヴァの攻撃と無人機からのミサイルへ繋げる。直後ガーネットとエメラルドはシヴァを残して離脱する。


リューとダニエルはユーラシア連邦軍の核ミサイル『GLCM Mk72巡航戦術核ミサイル』を発射させた後、核ミサイル発射場から離脱する。ところがキラ達の救護へ向かうために進路を変えたアークエンジェルに目撃されたため、口封じのため攻撃を仕掛ける。手始めにライフルでゴットフリートを両方とも破壊し、フェムテク装甲の耐久力でイーゲルシュテルンを正面から突破し、重斬刀で全機破壊。さらに振り向きざまにウォンバットを破壊、直後無人機から大量のミサイルを撃ち込み、エンジン及びバリアントを破壊する。直後応戦してきたヘルベルト・フォン・ラインハルト及びマーズ・シメオンが乗るゲルググメナース2機と交戦。フェムテク装甲でビーム射撃を無力化し突撃、ヘルベルト機の左腕をシールドごと重斬刀で両断する。更に分身機能で撹乱し、スピネルがマーズを、サファイアがヘルベルト機を撃墜する。その後、谷底に避難していたアークエンジェルに狙いを定める。サファイアがブリッジをビームライフルで破壊し、直後大量のミサイルを浴びせ、轟沈させる。


エメラルドとガーネットは離脱後イモータルジャスティスと交戦。ビーム射撃はフェムテク装甲で無力化し、レーザー照準を合わせる。重斬刀を用いての鍔迫り合いの後にミサイルを撃ち込み体制を崩し、その後も交戦を続ける。(おそらく)ガーネットがヒルダ・ハーケンギャンシュトロームに対しディンの重突撃機銃及び対空散弾銃で攻撃するもシールドで防がれるが、直後大量のミサイルを撃ち込み左腕をシールドごと破壊する。この後ガーネットは離脱し、ライフルで核ミサイル発射台などの後処理を行った後戦闘宙域を離脱した。エメラルドは不意打ちのミサイルを浴びせ、イモータルジャスティスの左翼の半分、左肩アーマー先端、右足先を破壊。その後も交戦を続け、サファイアとスピネルがアークエンジェルを轟沈さたのに気を取られた隙に機体の速度を載せた重斬刀の一撃でシールドごと腰部を両断する。シン・アスカが脱出したところを握り潰そうとしたものの、ヒルダのギャンに妨害されてシンの抹殺には失敗。核ミサイル着弾が迫るため離脱を開始する。


サファイアとスピネルはアークエンジェル轟沈後現れたムウ・ラ・フラガムラサメ改と交戦。ビーム射撃をフェムテク装甲で無力化しながら突撃し、スピネルが右腕をライフルごと両断。頭部機関砲で牽制を掛けられながら後退されるも突撃し、サファイアが頭部を両断。しかし直後ミサイルの至近距離での直撃を受けて重斬刀を取り落とし撃墜にも失敗するが、こちらも核ミサイル着弾が近いため離脱。


後半のレクイエム攻防戦でも4人揃って出撃、今や旧型機となったデスティニーSpecⅡインパルスSpecⅡを操り攻めてきたシンたちを見て完全に舐めきっていたが、彼らが着々と艦やMSを沈めていくのを確認し、デスティニーSpecⅡと交戦する。


……ところが、機体性能的にも数的にも優位のはずが逆に圧倒され、サファイアの重斬刀の一撃をアロンダイトで受け止められ、弾かれ左脚で蹴り飛ばされる。サファイアを踏み台にする形で加速されスピネルに接近。ビーム射撃で対応するも全弾回避され、ライフルをアロンダイトで破壊される。そこにガーネットがビーム射撃を入れるが、回避された挙句レールガンでライフルを破壊される。そこにエメラルドが重斬刀で切り掛かるがアロンダイトの逆手持ちで弾かれ、レールガンでこれを破壊される。


デスティニーSpecⅡがヴォワチュール・リュミエールを展開して急接近してきたためサファイアがビーム射撃で牽制するも全弾回避され、アロンダイトで斬りかかられるもののシールドで防ぐ。その隙に再度ライフル射撃を入れようとするが、そこからアロンダイトによる計4回の回転斬りを受けてシールドを破壊される、後ろからスピネルが強襲するも、回避され背後を取られ、パルマフィオキーナで振り向きざまに右肘関節を撃ち抜かれ、重斬刀ごと紛失した(なおこの後サファイアからスピネルにライフルが譲渡された)。


痺れを切らした4人はビームマントを展開しドッグファイトを繰り広げるも損傷は与えられず、インパルスSpecⅡがエネルギー切れを起こしデスティニーSpecⅡが補給に向かった際にはビーム射撃で後を追うが、振り切られ補給中の隙を狙うことは叶わず仕舞いとなった。


リューの号令でシンクロアタックを仕掛け、グリフィンはシンに洗脳をしかける。しかし思わぬカウンターを受けてしまい、シンクロアタック開始に伴い感覚を共有していた4人は恐慌状態に陥れられる。

これによりシンクロアタックが乱れ、形振り構わずにレーザーサイトを照射して無人機での攻撃を仕掛けようとするが、この時点で既に無人機はブラストインパルスSpecⅡによりほぼ壊滅状態にさせられており、周りの状況を把握できなくなるほどに余裕が無くなっていた。突貫した本機が散開したと同時にデスティニーSpecⅡは関節部が赤色に発光するほどの負荷をかけた超高機動を発揮し、ミラージュコロイドの残像効果も合わさった瞬間移動の如き挙動により本機を完全に翻弄する。そしてDUPE粒子による分身を展開したデスティニーSpecⅡを前に、4人は呆然とすることしかできなかった。


そのまま勢いに完全にのまれた結果、

  • ガーネット→分身に翻弄された結果、その分身に隠れていたヒルダのゲルググに胴体を切られ撃墜。
    • これによりリデラードが死亡する感覚が3人に伝播、生きたまま死ぬ感覚を味わった3人は混乱状態に叩き落される
  • スピネル→分身したデスティニーSpecⅡを見極められずアロンダイト突貫で刺突される
  • エメラルド→6本に分身したフラッシュエッジ2を見極められず頭部、右腕、右スラスター及び右ビームマント発生器、左腹部の一部を両断され、シールドも弾かれる。それによりフェムテク装甲が破損した部分に高エネルギー長射程ビーム砲を接射される
  • サファイア→分身したデスティニーを見極められず胴体に手刀を受け、そこにパルマフィオキーナをぶち込まれる

と、瞬く間に全滅させられた。なおガーネット以外の3機は分身デスティニーによる連続攻撃で撃破されてしまっている(小説版ではサファイアはレールガンで撃墜され、エメラルドが最後に撃墜されている)。

ブラックナイツのやられ方にこれを感じていた


なお、ルドラ4機がデスティニーにここまでボコボコにされた理由の1つに、デスティニーの武装がフェムテク装甲に対して有効打を与えられるものが多かった点がある。

さらに、シンの精神状態も最高潮で、デスティニー自体も型落ちになったとはいえ、元来デスティニープランの切り札とされるほど高性能な機体であった点も見逃せない。

特に分身攪乱機能とヴォワチュール・リュミエールが産む爆発的な推進力は、使いこなせれば世代差をひっくり返して余りある優位性を秘めた強力な武器であり、愛着ある愛機を再び受領できた上に尊敬する上司から頼りにされたことで自信に満ち満ちた状態となったシン・アスカがそのポテンシャルを極限まで引き出したことで、ルドラは実質的にデスティニーの劣化版に成り下がってしまった。

そして前回の敗北からシンはブラックナイトスコードとの戦い方を学び、追い詰められる原因となった無人機部隊をインパルスSpecⅡらとともに真っ先に潰し、ブラックナイトスコードとの戦闘も囲まれないように常に高速で大きく動き回り、連携を取らせないように相手の武装を執拗に狙い続けるという戦法を取り、ブラックナイツがこれに気づいたときには既に手遅れという状況にまで追い込んでいた。

トドメにアコードである4人が実戦経験に乏しくメンタル面に難ありだったことも影響していただろう。


これらの様々な要素が噛み合った結果、旧型機のデスティニーを参考にそれ以上の性能とバランスを得たはずが、本気を出したデスティニーによって4機まとめて撃滅される形で退場することとなったのであった。


ゲーム作品では

モンスターストライク

2024年2月中旬で映画公開記念としてコラボし、4機分それぞれ降臨キャラとして参戦している。星6枠はダニエルとグリフィン、星5枠はリデラードとリューになっている。同じ機体でありながらレアリティが異なるのは詳しく言うとネタバレになるので伏せるが活躍度によるものだろうか。ボール絵だけ見ると全部同じに見えるが、装甲色以外にももう一つ決定的な違いがある。星5ルドラがビームライフルに対し、星6ルドラはビームソードである。そして更に各々ストライクショットの使用も違いがある。

星5ルドラの場合は、

  • リデラード機は停止後に1番遠い敵にビームライフルで強力な一発を撃つ。
  • リュー機は停止後に周囲の敵にビームライフルを3発乱れ撃つ。

と言った具合で星6ルドラは、

  • ダニエル機は動きながら触れる度に切りつけて少量のダメージを追加で与える。
  • グリフィン機は一度触れた敵に密着し3回切りつけてトドメに少し威力を増した一発をお見舞いする。

と以上に同じ機体でありつつも個性豊かである。

余談だが彼らが乗っている機体はルドラのみの為進化前が実装されてない(他の降臨枠であるシヴァギャンシュトローム等にも言える)。


詳しい性能はこちら⬇

ダニエル&ルドラ

種族ロボット
タイプバランス
ボール貫通
アビリティアンチダメージウォール/レーザーストップ
ゲージショットアンチ重力バリア/アンチ減速壁/SS短縮
ラックスキルクリティカル
ストライクショット〈どーせ同じじゃん・・・・・・〉スピードとパワーがアップし、敵にふれる毎に剣で攻撃(12ターン)
友情コンボ超強ヨーヨー弾

グリフィン&ルドラ

種族ロボット
タイプスピード
ボール貫通
アビリティアンチ重力バリア/アンチダメージウォール
ゲージショットアンチ転送壁/底力
ラックスキルクリティカル
ストライクショット闇に落ちろ!〉ふれた最初の敵を剣で攻撃(16ターン)
友情コンボインボリュートスフィア

リデラード&ルドラ

種族ロボット
タイプ砲撃
ボール貫通
アビリティアンチワープ/マインスイーパーM/アンチウィンド/シールドブレイカー
ストライクショット〈また落としてあげる!!〉スピードとパワーがアップ&停止後に一番遠くにいる敵にビームライフルを放つ(18ターン)
友情コンボ鋭角3方向追従型貫通弾

リュー&ルドラ

種族ロボット
タイプバランス
ボール反射
アビリティアンチ重力バリア/アンチブロック/状態異常回復
ゲージショットアンチ転送壁
ストライクショット〈悪いが沈んでもらいますよ〉スピードとパワーがアップ&停止後に周囲の敵に3発のビームライフルを放つ(18ターン)
友情コンボ超強ウォールムービングバレット

ガンプラ

グリフィン機であるエメラルドが一般販売。残り3体はプレバン限定で3機セットで販売された。

ビームライフル、対MS重斬刀、ビームマントが付属しており、ビームマントはPETシートで表現されている。

エメラルド以外のルドラは、エメラルドの装甲色を塗り替えるだけでも再現出来るので、上記の3機セットをプレバンで入手できなかった場合はそちらで代用するのも良いだろう。

1つ注意点があるとすれば、重斬刀の懸架向きが劇中とは違うことであろう…(ポロリを気にしなければ無理やり付けられなくもないが…)


関連項目

機動戦士ガンダムSEED FREEDOM

ファウンデーション王国 ブラックナイトスコード(MS)

デスティニー

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