概要
『BLEACH』第三章。
作品内で最大の長編であり、第一部の完結篇でもある。
別名・織姫篇。
原作の183話~423話、単行本では21巻~48巻の内容にあたる。
さらにストーリーから、「破面出現篇」、「虚圏突入篇」、「過去篇」、「空座決戦篇」の4つに分かれる。
アニメ版
110~310話に相当するが、大人の事情によりオリジナルが半分近くを占める。
アニメ1話につき原作を平均約2話のペースで回収している。
※「アニメ1話分 = (平均)原作3話分」という業界の慣例から推算すると、本来は全84話(過去篇4話)ほどであったと思われる。
また64話(バウント篇の第1話)に当篇の序盤の、342話(護廷十三隊侵軍篇の最終話)に終盤の内容がそれぞれあるため、解釈によっては64話~342話が破面篇と言えなくもない。
対応表
破面出現篇 | 虚圏突入篇 | 過去篇 | 空座決戦篇 | |
---|---|---|---|---|
原作 | 183 ~ 228 | 229 ~ 315 | -108 ~ -97 | 316 ~ 423 |
アニメ | 110~127・138~143 | 144~146・150~167・190~203 | 206 ~ 212 | 215~226・266~310 |
あらすじ
破面出現篇
朽木ルキアの救出に成功し、尸魂界にも正式に死神代行として認められた黒崎一護。仲間と共に空座町に戻ってきたが、平穏な日常は長くは続かなかった。
現世に現れた藍染惣右介配下の破面(アランカル)。浦原喜助や派遣されたルキアら護廷十三隊を加えた戦いの中で傷つく仲間たち。
自身の内なる虚の暴走に悩まされる一護は、謎の転校生・平子真子に誘われ、彼の仲間・仮面の軍勢(ヴァイザード)と虚化の修行に入る。
そのさなか、井上織姫が敵の幹部である十刃(エスパーダ)の1人・ウルキオラに連れ去られてしまう…。
虚圏突入篇
織姫を助け出すべく、一護は敵の本拠地・虚圏(ウェコムンド)に乗り込もうとしたが、藍染の目的を突き止めた尸魂界側はこれを制止、さらに守りを固めるため先遣隊を撤収させてしまう。
浦原の助けを借りて、一護は浦原の特訓を受けたチャド、父・石田竜弦によって滅却師の力を取り戻した石田雨竜と共に虚圏へ到達。朽木白哉の黙認で駆け付けたルキアと阿散井恋次を加えた一行は、散開して織姫救出を目指す。
現世での戦いで因縁が生まれた十刃・グリムジョーに、会得した虚化で挑む一護。他の面々も各々戦闘に入るが、隊長格以上の実力を持つ"十刃落ち"や十刃の前に窮地に陥る。
そこにさらなる援軍が駆けつける…!
過去篇
110年前。前任者の王属特務への昇進により空位となった十二番隊の隊長に、浦原が就任する。彼は涅マユリを三席に迎え、技術開発局を創設。前隊長を慕っていた副隊長の猿柿ひよ里との関係も、五番隊隊長の平子の助言で改善されつつあった。その裏で、平子の副官である藍染は既に行動を起こしていた…
そして時は流れ101年前、[流魂街]]で発生した謎の事件の調査に向かった六車拳西率いる九番隊。しかし現地での野営中に何者かの襲撃を受ける。拳西と副官の久南白の霊圧反応が消失したことを受け、護廷十三隊は特務隊として平子らを派遣。さらに浦原の頼みでひよ里も現地に向かっていた…
空座決戦篇
グリムジョーとの決着をつけ、ノイトラ戦でも生還した一護は織姫と合流するが、またしても藍染の手に囚われてしまう。
さらに藍染は通路である黒腔(ガルガンタ)を閉じることで、虚圏に一護や援軍の隊長4人らを幽閉。十刃の上位陣を率いて空座町に侵攻する。
しかし空座町は浦原が準備した転界結柱により、尸魂界に作られたレプリカと入れ替えられていた。
レプリカの空座町で迎え撃つ隊長達は、仮面の軍勢の加勢もあって破面を殲滅。織姫の監視役として残っていたウルキオラを倒した一護も合流するが、藍染の圧倒的な実力の前に倒れてしまう。
さらに総隊長・山本元柳斎重國、一護の父・黒崎一心、四楓院夜一、浦原さえも退けた藍染は、ついに本物の空座町に向かうのだった。
一旦は諦めてしまう一護だったが、一心の言葉で再び奮起。自分の護りたいもののために、最後の月牙天衝の修行を始める…
動画
一護による150秒解説
関連タグ
虚圏 虚夜宮 藍染惣右介 十刃 従属官 破面 帰刃 刀剣解放第二階層 日番谷先遣隊 魂葬刑事カラクライザー
仮面の軍勢 虚化 完全虚化 白一護 天鎖斬月 黒崎一心 卍解