日本人ってのはどいつもすぐに裏切るんだな。侍魂ってのは、とっくに過去の話なの?
CV:畑耕平
概要
マッド・カルテルの武闘派構成員。「京極の轍」に登場している。
人物
基本情報
スペイン語表記 | Davids |
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出身 | メキシコ |
異名 | 血のダヴィッツ |
誕生日 | 11月9日 |
殺し屋ランク | トップランク |
メインウェポン | 拳銃、ナイフ、葉巻 |
経歴 | ストリートチルドレン → マッドカルテル訓練生 → マッド・カルテル本部トップランク戦闘員 → 麻薬戦争 |
容姿
金髪碧眼に赤いシャツと白いパンツを着て、胸と右腕にタトゥーを入れたイケメンのメキシコ男性。
流川隆雄からは「マフィア感全開のダンディ」と評されている。
性格
公式からも「卑怯者」と呼ばれており、マフィアらしく手段を選ばない男である。
単独行動を好んでおり、「泣けてくる」と「シビア」が口癖。自分の実力や容姿に自信があるのか、ナルシストな一面もある。
また戦争末期には「長生き」という言葉も使うようになり、戦死したファビアンJr.への別れの言葉としても発言している。
また、ジョークを嗜む一面もあり、初登場回ではボス相手に「タイタニックに乗った気分でいてください」というどこかで聞いたことがあるやり取りをしていた。
普段は飄々としているが、裏切り者に対しては苛烈を通り越して冷酷無情そのもので、辰巳春希の恋人だったベロニカを組織の命令で拷問死させたどころか、彼女の死をも辰巳を揺さぶる為に利用した(裏を返すと、敵対者の周辺人物を極限まで洗い上げる執念と頭脳の持ち主でもある)。なお後日に辰己と対面した時、この件について何か言われることはなかった。
2024年10月16日の動画で、嘘をつく事は軍事的な情報作戦であった事が判明した。このため「最強の武闘派」かつ「最強の策略家」であるという可能性も高まった。
公式から「卑怯者」と言われているが、少なくとも秋月秀一のような臆病者ではなくエイジのような姑息さとは全く違い、野田一とか犬亥鳳太郎のように戦場のリアルを熟知しているが故のリアリストと思われる。
卑怯者である一方、用心深さやマッド・カルテルへの忠誠心は相当強く、世話になった組織をあっさりと裏切った香坂慎太郎に感情的に怒りを露わにしたり、組織に尽力したファビアンJr.の遺体を故郷へと送るなど、筋の通った一面もある。
泥臭い努力を辞さず、生き残る為ならば、プライドも捨てる叩き上げの精神性を持ち合わせた男である。
野心よりも忠義で成り上がった人物だと言える。
後に明かされた過去から、組織に対する忠誠心は誰よりも高く、道端で徒に野垂れ死ぬ子供達を再び生み出さない為に、組織の為に命を懸けている事が判明した。
それ故に、組織に歯向かう者や恩を仇で返すような裏切り者は決して許さず、モンテロからもその忠誠心が買われ、裏神の殲滅を命じられたと思われる。
趣味嗜好でタバコを好んでいるが、日本産の紙巻きは肌に合わず、本国産のシガーを日本へ上陸時に持ち出しているほどである。
能力
主に使用する武器は銃とナイフであるが、それ以外にも搦手として服の袖に隠したナイフであったり着火すると数秒後に爆発したり大量の煙幕を放出する葉巻型の武器や遠隔操作で起爆できる爆弾を使用する。
香坂と共にマッド・カルテルでもトップクラスの武闘派として名を馳せた戦闘能力は非常に高い。自分の戦闘能力に絶対の自信を持っているのか、「一人は動きやすい」という理由で単独行動を好み、実際にもたった一人で裏神の傘下組織をほぼ無傷で幾度となく全滅させている。
裏神の壊滅を任されるだけあってナイフと拳銃の扱いは超一級品であり、その練度は裏神の鳳崎桔平を防御に回すほど。加えて鳳崎の八極拳を受けても立ち上がり、辰巳の斬撃やつばめ返しを受けても致命傷にならなかったほどのタフネスを持っている。また、「血のダヴィッツ」という異名どおり須永陽咲也や高城蓮太郎、軍鶏のように自らの血を見ればさらに狂気が増し戦闘力もさらに増大する。
また視野が広く、合理的な決断を下して勝ち負けに拘らず逃走を選べることも強みである。さらに卑怯者と自他ともに認める狡猾さを持ち、嘘をついて同情を誘ったり手榴弾や跳弾を使って徹底的に逃げに専念したりすることから「嘘つきダヴィッツ」とも呼ばれている。元CODE-ELのエイジも狡猾で読みも鋭いが、彼とは違いダヴィッツの策は緻密で正確。よってエイジよりその点では上回っている。
また、戦闘とはあまり関係ないが語学力も高く、母国語(スペイン語)に加えて日本語も流暢に話すことができる。
組織の指揮下にいるものの、作戦の為に大量の麻薬を日本に仕入れるなど兵站面でもかなりの資源や裁量を任されている可能性がある。
人海戦術を用いた事はないが、仮に人海戦術を用いて日本の麻薬ルートを封鎖すれば、裏神を兵糧攻めで一気に追い詰める事が出来るだろう。
過去
- 2024年12月6日の動画(ダヴィッツ)
幼少期
物心付いた頃には貧困地区に捨てられ、路上生活を送っていた。
ダヴィッツ少年はパウロ、チアゴらと共に、通り掛かる人に対する強盗で日銭を稼いでいた。
ダヴィッツら少年グループの中で年長のリーダー格は、生き抜く為なら平気で大人を撃ち殺そうとする少年だったが、頭も切れ、「嘘をつく事」によって、効率的に食べ物が得られる事をダヴィッツらに教えた。
しかし、文字の読み書きすら出来ない彼らには、それは容易な問題ではなく、非常に危険な賭けである事をダヴィッツらに忠告する。
そんなある日、ゴミ捨て場でリーダー格が遺体となって転がっているのを発見する。
犯人は「少年グループの天敵」であり、自分達も間もなく殺されるであろう事を悟る。
そこでダヴィッツは、僅かな生存の糸を探して、ゴミ捨て場をひたすら漁るのだった。
そしてその時は来た。
ゴミ捨て場に訪れたのは成人男性のグループで、「自警団」を称して、少年グループの殲滅を行っていた。
仲間1人が撃ち殺されるが、ダヴィッツは男達の前に、あるものを差し出す。
「僕はマッドカルテルと友達なんだ」
それは、マッドカルテル構成員しか入手し得ない、マッドカルテルのロゴ付きの帽子だった。
拙い嘘で生存の糸を繋ぐが、ここがマッドカルテルのシマである事から、一応の辻褄があっていた。
男達は、猶更ダヴィッツを殺すしかなくなるが、警戒を強め、それが僅かな命の猶予となった。
男「ムナクソ悪いことしてんじゃねえぞ。子供は腹一杯パンを食わせてやりゃあ言うこと聞くもんだぜ」
銃ではなくナイフで男に襲われた所に訪れた謎の銀髪男…
それは後のマッドカルテルのボス・モンテロだった。
モンテロ「銃弾をくれてやるなら、パンをやれよ。そっちの方が安いだろ」
男達はモンテロに歯向かい殺害しようとするが、素人の集まりが本物のマフィアに敵うはずもなく、無抵抗で殺されてしまう。
モンテロ「生き残った坊主たち、俺についてくるか?」
明らかに堅気ではない銀髪の男は、単に誘拐と人身売買の為にダヴィッツらを助けた可能性もあったが、一度も大人に守られた事がないダヴィッツらにはヒーローに見えた。
こうして、ダヴィッツは当時の仲間と共に、マッドカルテルに入隊するのだった。
少年期~青年期
チアゴ、パウロらと共にマッドカルテルに入るが、仲間は訓練中の事故で次々と死亡し、14歳になる頃には、生き残ったのはパウロと2人だけになった。
そんな悲惨な少年期の末、パウロに子供が生まれる。
パウロは「俺の生きた証ができた」と泣いて喜び、ダヴィッツも2人が生きて来れた事に感謝する。
だがその矢先、肩の荷を下ろしたように、パウロがミッション中に戦死する。
ダヴィッツは「やっと楽になれた」と言わんばかりのパウロの死に顔に疑問を覚えるが、
「あの路上で死ぬより、よっぽどマシな人生だよな」と、半ば無理矢理に彼の死を納得する。
こうして1人になったダヴィッツは、親に捨てられ、ならず者となった自分達に、何故組織は金を掛けてくれるのか疑問に思う。
遅かれ早かれ死んでしまった命を、何故そこまでして永らえさせたのかと…。
そんな中、廊下でモンテロの話を耳にする。
モンテロ「今回の任務は大きな利権が見込める。ここで一気に稼ぐ。組織トップのセルジオに行かせろ。失敗などできん」
この言葉で、ダヴィッツの疑問は一瞬で解ける。
生き残った優秀な者が、死んでいった者達と、次の世代の分を稼いでいるのだと。
自分のように見捨てられた子供を、また生き残らせる為に。
こうしてダヴィッツは研鑽をより深め、組織への恩義を返すと共に、裏切り者は決して許さない覚悟を、より確かなものにするのだった。
活躍
初登場。
本隊から裏切った日本支部改め裏神の粛清に赴いた。
花宝町で裏神と思しき構成員を殺していたところに獅子王組の阿蒜寛太と鮫洲誠司と鉢合わせる。
圧倒的な戦闘力で制圧し、阿蒜を意識不明の重体に追い込んだ。
「島国で調子こいてるガキを泣かしてきます」
- 2024年5月29日の動画(久我虎徹)
マッドカルテルのボスから増援としてファビアンJr.とパク及びその部下3人を送ったと電話で報せを受けた。
その後、裏神の下部組織である栄峰武を壊滅させるため訪れたところを、たまたまお目付けとして来ていた鳳崎や森川と遭遇し、鳳崎と戦闘となる。戦闘を優位に進めるも鳳崎の必殺技である八極拳を食らってしまう。そして、本気を出そうとしたが、直後に救援として深瀬大也と辰巳が来たため、人数不利を悟って撤退した。
「心配するな…1人ずつ確実に殺していく…」
- 2024年6月21日の動画(久我虎徹)
本編終盤で裏神幹部の辰巳のもとに現れ、臨戦態勢に入った。
「俺ら家族じゃなかったっけ? 裏切るなんて俺、泣いちゃうぜ」
マッドカルテル 一匹狼vs裏神 漆黒の剣士 闇夜の死闘
- 2024年6月24日の動画(久我虎徹)
辰巳を襲撃し、戦闘となる。戦闘前に辰巳の元彼女の贈り物だと言って香水を投げるが罠だと見抜かれ空中に打ち返された。その後、辰巳に元彼女は拷問死したと言い、辰巳が怒気を放ちながら突進したことで戦闘が始まった。戦闘は凄まじい速射とナイフを変幻自在に織り交ぜた攻撃で辰巳に深傷を負わすなど優勢に進める。しかし、辰巳が漆黒の刀を闇に紛れ込ませて振ったと見せかけて背中に隠したことで、不意をつかれて深傷を負わされる。この斬撃をモロに喰らったダヴィッツは仰向けに倒れ決着が着いた…
かに見えたがこれは自らの血が狂気のトリガーだったダヴィッツにとって、寧ろ本気を出すスイッチとなった。そして、辰巳が投げナイフを弾き飛ばす間に懐に潜り込んだ。無論、迎撃されるが完璧に躱す。これを読んでいた辰巳に燕返しを仕掛けられるがこれも読んでおり、半足引いていたダヴィッツは浅く斬られながらもお返しとばかりに二発の凶弾を撃ち、辰巳の肩と腹を抉る。そして、ついに限界が来た辰巳は地面に倒れ込む。立ち上がれない辰巳に助ける代わりに仲間を売れと持ち掛けるが、「香坂さんを死んでも裏切らん」と言って拒否した辰巳に血を吹きかけられる。そして、いよいよ止めを刺そうとした、その直前に、突然京極組の一条康明が現れた。これにより、ダヴィッツは再び臨戦態勢に入ることとなった。
「俺はお前がいた組織のトップ暗殺者ダヴィッツだ…そもそも勝てる道理は存在しないのよ」
「これくらいで死んでたら今まで1万回は死んでる…シビアな世界を生きてきたもんでなぁ!」
マッドカルテル 一匹狼vs京極組 最強の修羅 血塗れの死闘
- 2024年7月6日の動画(久我虎徹)
突如、現れた一条と激突した。戦闘前に死ぬ前には葉巻を一緒に吸いたいと一条に差し出すが、一条はそれを無視して突っ込んできたため戦いが始まる。しかし、戦闘は辰巳との戦いで負った深傷により斬り合いで劣勢になってしまう。この状況を覆すため辰巳との戦いに備えて設置した小型爆弾で一条を吹き飛ばすが一条は意識を保っており、その後の戦闘もフェイントを幾重に仕掛けて頭突きをギリギリで見切られ、腹に蹴りを入れられてしまう。この時、辰巳との戦いで負った深傷が更に裂けたことで座り込んだ。もう助からないと悟り、先程の葉巻を取り出して最期のシガーを吸わせてくれと頼む。一条が任侠者として聞いてくれたため火をつけ、最期の葉巻に思いを馳せ……
てはおらず、なんと葉巻には大量の煙を噴き出す仕組みがあり、これを目くらましにしてその場から撤退した。そう、最初に葉巻を取り出したのはこの時のためのブラフだったのである。
「押したら引く~戦闘と恋愛のコツだ~」
「やるねぇ一条、久々に負けだぁ…ただ勝負は一回とは限らねえぜぇ…」
- 2024年7月29日の動画(久我虎徹)
辰巳、そして一条との戦闘が終わった後、胸の傷を自ら縫合し横になっていた。そして、見舞いに来たパクから麻薬販路の奪還を新たに命令されたことを知らされた。
「なかなかシビアな傷だぜ。こりゃ少々休憩だな」
ファビアンJr.からパクが反町琥治郎に殺されたことを知らされたが、顔色を変えることなく平然と受け入れた。その後、ファビアンJr.とジェフと共にパクが残したダイナマイトの使い道について話し合った。
「まあパクには運も力もなかっただけの話だ」
- 2024年8月24日の動画(久我虎徹)
鳳崎が八極拳を使うことをファビアンJr.達に共有していた。それにより、ファビアンJr.は鳳崎の八極拳をいなすことができた。
「裏神の坊や、そこそこシビアな八極拳を使うぜ」
- 2024年9月21日の動画(久我虎徹)
裏神の辰巳や京極組の一条との戦いで受けた傷が全快した状態で登場した。
傘下組織の構成員が金を持って逃走した事で粛清に動いていたファビアンJr.と合流する。
「シビアな傷も治ったぁ~なら散歩だろ。いい男はやっぱいい風浴びねえと~」
マッドカルテル 一匹狼vs裏神 魅力的なトップ 因縁の邂逅
- 2024年9月27日の動画(久我虎徹)
ファビアンJr.と共に下部組織・苦魔紋の裏切者を粛清に来た所を待ち伏せていた鳳崎やその救援に来た香坂、タンタンに襲撃される。人数不利を悟ったファビアンJr.は自身を見捨てて逃げ、鳳崎はファビアンJr.を追い、タンタンは苦魔紋の三人を相手取ったため、香坂と一対一の状況になる。香坂に裏切った理由について聞いた後、互いに怒気を放ちながらナイフを抜いたことで斬り合いに発展する。両者一歩も引かない斬り合いを見せたが、タンタンが戻ってくることを考え、マンホールから下水道に逃亡。追いかけてきた香坂を出口を爆破して振り切った。今回は本格的な戦闘にこそ発展しなかったが互いに殺す気は満々であり、二人がその命を奪い合う日は間近に迫りつつあった……
「俺は嘘つきダヴィッツ。自他共に認める嫌な奴だ~」
「付き合いは長い…だからこそ最期は俺が殺そう…ここからはシビアな世界だぜ」
- 2024年10月2日の動画(久我虎徹→香坂慎太郎→久我虎徹)
マッドカルテルの密輸船を襲撃し、ヤクを強奪した香坂の情報を耳にし、決着をつけねばならないと怒りの思いを見せた。
「一等先にやることがあるってわけか…香坂ちゃん…邪魔だわ…そろそろ決着といこうか…」
マッドカルテル陣営では初の登場となった。
麻薬を大量に仕入れたにもかかわらず踏み倒していた呉昭伸の粛清に訪れる。そこで呉を捕縛しに来た伊集院と出くわす。伊集院の圧を意に介さず持ち前の卑怯さで殺しにかかるが、伊集院の強さや卑怯を見抜く洞察力からリスクがあると考え、呉が裏口から逃げるという情報を伝えた後、現場から去っていった。
「やーめた。全部見抜かれてるし、あんたはシビアすぎる~」
事態混迷へ!「嘘つきダヴィッツ」の真髄、ここにあり
- 2024年10月16日の動画(久我虎徹)
パクとファビアンの死もあり裏神侮りがたしと見て日本からの撤退を決めた。そして香坂と上半身裸かつ丸腰で会見し、『少量でも構わないからマッドカルテルからヤクを仕入れる』ことを条件に事実上降伏した。
しかし、この降伏劇こそダヴィッツが仕組んだ裏神潰しの策略であった。
ダヴィッツは事前に裏神の下部組織「美多民」を襲撃し、その構成員である小松とそのツレに『一仕事をすればマッドカルテルに入れてやる』と吹き込み、定期的に港に来るヤクの受取人に仕立て上げた。
さらに裏社会に『裏神はマッドカルテルと手を組んで東京に大量のヤクを流そうとしている』という情報を流し、京獅子連合が裏神をマトにかける事を狙ったのである。
結果として京極組の一条と獅子王組の伊武がコンテナ船に積まれた大量のヤクを見つけたことでダヴィッツの思惑通り京獅子連合は裏神と全面戦争を行う可能性が極めて高まったのである。
「さあどうなるだろうなあ」
「たとえ本国が許したとしても この俺が許すワケねえだろが…」
「シビアな大戦争になったら楽しいねえ」
- 2024年10月28日の動画(久我虎徹)
「裏神がマッド・カルテルと手を組んだ」と言うデマを裏社会に流し、上手くいっている事をほくそ笑んでいた。
後に香坂が裏神の幹部に裏切者がいると思い込み、幹部陣を集めて会議を開いた。
しかし、香坂の発現に幹部達が次々と殺し合い始め、裏神は空中分解した噂は裏社会を駆け巡り、狙い通りになった。
しかし……。
それは裏神が極道組織に狙われる事を振り切るための壮大な自作自演であり、目論見は頓挫してしまうのであった。
それでも、裏神が解散していない事をすぐに見抜き、決着を着けようと動き始める。
「ふぅん。裏神が解散ねえ~。いやぁ手間が省けて良かったなぁ…んなわけなぁい。やるねえ、香坂ちゃん…」
- 2024年11月1日の動画(久我虎徹)
ジェフと会議をした後、タンタンを水責めするも香坂に救出されたジェフと香坂、タンタンが相対するのを屋上から眺めていた。
「香坂ちゃん、タンタン。そんな甘くねえぜ」
- 2024年11月13日の動画(久我虎徹)
終盤に突如乱入。香坂へチャカでの不意打ちを仕掛けてジェフのサポートをした。その後、満身創痍のジェフに変わり止めを刺そうと倒れている香坂に接近する。
「香坂ちゃん だから裏切り者は死ぬんだって」
- 2024年11月22日の動画と2024年11月29日の動画(久我虎徹)
香坂に止めを刺す前にタンタンが戦線復帰した為、邪魔されてしまう。しばらくチャカでの応酬が続き、タンタンの左腕を撃ち抜くも香坂の復帰を許してしまう。
それでも二人相手に煙幕やダミー人形も併用して立ち回る。すると、急に物陰から出て香坂と会話を始める。会話の中で組織に恩返しすることの必要性を説き、今まで見せたこのない怒りを香坂に向けるのであった。そんな中、「最後の魔法」を使用したジェフが突如戦線復帰を果たして再び2対2となる。
ジェフの復帰はまったく予想してなかった為、彼の姿を見た際はどす黒く狂気的な笑みを浮かべていた。(次の回でも驚いている為、嘘では無い)
「育つだけ育って都合よく裏切ってんじゃねえぞ クソッタレ」
「おいおい 負ける要素が無いじゃない 笑っちゃうよこれ」
「嬉しい誤算だぁ!すげえなオセアニアン!よりシビアになったぁ!」
- 2024年11月30日の動画(久我虎徹)
ジェフの覚悟を汲み取り、集中力を研ぎ澄ませる。最初は香坂を狙うも、隙を見つけたらジェフと二人がかりで一方を襲う柔軟性を見せる。それによりタンタンの鳩尾にチャカを命中させる。
その後、タンタンが満身創痍になりながらもジェフを銃殺した隙を突き、背後からチャカを命中させる。しかし、タンタンの最期のチャカを腹に直で受けてしまう。
そして、香坂との同期対決が幕を開ける。
「大詰めって感じだぁ!シビアにいこうぜぇええ!」
「坊や ゲフ… 大した置き土産だ」
- 2024年12月6日の動画(久我虎徹→ダヴィッツ)
香坂と激突。
激しい斬り合いの末、路地裏に隠れるが、最早決着はどちらかの死のみである事を悟りながら、育った過去を追憶する。
末期の一服として葉巻に火を点け、決戦の為に腹を括るのだった。
完全決着‼ マッド・カルテル 最強の卑怯者 VS. 裏神 魅力的なトップ
- 2024年12月16日の動画(久我虎徹)
香坂に見つかり、路地裏で銃撃戦を交えながら牽制し合う中、土地勘が無いために螺旋階段のある建物へと入らざるを得なくなり、屋上まで追い込まれてしまう。
香坂のダメージと自身も後が無いと判断し、正面切っての斬り合いに持ち込む。
一時は優勢だったが、香坂の一刀で右手の人差し指・中指・薬指を斬り落とされてしまう。
同時に香坂の右腕もへし折り、互いに片腕しか使えない状況となった(ナイフを拾う選択肢も過ったが、その隙を突かれる危険性を鑑みてしなかった)。
瞬間、片腕のみでの殴り合いに雪崩れ込む。そんな中、香坂と共に研鑽し合った過去を思い出しながら、互いの本心を曝け出しながらパンチを撃ち合う。
強力な一発をもらうも、ジェフによって付けられた肋骨の骨折を3本の指を斬り飛ばされた右腕でその腹部に叩き込む。
一時は勝利を確信するも、香坂は腹に貯まった血液を自身の顔面に吹き付けた事で怯んでしまい、隙を突くように香坂はタンタンに撃ち抜かれた腹部に抜き指を喰らってしまい、筋肉まで裂かれるほどのダメージを負ってしまう。
これ以上はマズいと判断した事で、予め仕掛けた爆弾で貯水タンクを爆破して大量の水を流して屋上からの転落死を狙いつつ、自身は常備していた射出式ワイヤーで生存を試みる。
香坂は自分にしつこくしがみ付き、必死で振りはがそうとした。
しかし……。
香坂「うぉおおおおおお!」
「がぁ…!」
それでも離れなかった香坂に密着された事と片腕で成人男性二人分を支えられなかったせいでその手を放してしまう。瞬間的に香坂は自分が上になる形で、落下する勢いを利用した肘打ちで強烈な一撃を浴びせた。
浴びせた箇所は、タンタンに撃ち抜かれ、追い打ちで香坂が抜き指を入れた腹部であり、壮絶に裂けたそれは完全な致命傷だった。
立ち上がるも、最早一歩も動けない死に体のダヴィッツは、必死に生き延びようとせんばかりにハッタリをかまし続けるが、香坂には最早通じなかった。
完全に死に直面した嘘つきの人間の言葉などはもはや通じず、一時凌ぎすら叶わなかった。
香坂「素晴らしかった… あなたの嘘は全てを無茶苦茶にする兵器でした。強くて狡猾で、魅力的な同期でした」
香坂の皮肉と称賛を交えた言葉を受けながら、ナイフによる刺突で壮絶に身体を貫かれ、遂に地面に倒れ伏した。それは完全に命に届いた。
最早助からない状況になったダヴィッツの意識が混濁する中、脳裏を過ったのは過酷な日々を過ごしたストリートチルドレン時代と親友と過ごした日々だった。
「生きるってのは…なんでこんなにシビアなんだろうな」
「まあ 胸を張って死ぬとするか 俺は誰より…長生きしたんだぜ…」
マッド・カルテルのトップアサシンにして最強戦力の一角を担ったダヴィッツは、壮絶な半生を生き抜いて組織のために貢献し続けた誇りと矜持を最後まで胸に抱きながら、その命を散らした。
余談
マッドカルテル最強戦力?
辰巳との戦いの際「俺はおまえがいた組織のトップ暗殺者ダヴィッツだ、そもそも勝てる道理は存在しないのよ」と発言しており、実際にいくらかの怪我を負った状態で一条から逃げ切ったことも考えるとマッド・カルテル内でもトップクラスの実力者であることが窺える。
もちろんトップランカーが彼1人であるとは限らず、他にも数名の彼に匹敵する実力者がいることもあり得るほか、今後(極秘にされるなどしていた)更なる強敵が出てくる可能性も0ではない。
12月6日の動画でセルジオと言う構成員がいることが判明した
実力は未知数だがボスのモンテロからトップと言われてるため実力はダヴィッツより上の可能性がある。
葉巻について
ダヴィッツは搦手として煙幕放出型の葉巻と爆発型の葉巻をケースに入れ持参しているおり、葉巻のイメージが強い人物であるが本物の葉巻を吸ったのは2024年10月16日の動画であり初登場からかなり時間が経ってからである。それからは戦闘時以外でも葉巻を嗜む場面が見られるようになった。
ちなみにダヴィッツが葉巻をつける際に使用しているのはオイルライターと思われるが、通常葉巻を着火する際は葉巻の匂いに変化をつけないように炎の匂いが薄いガスライターやマッチなどが使用される。
名前について
「ダヴィッツ」はダヴィデ(ヘブライ語)、デイヴィッド(英語)と同じ語源である。
ダヴィッツはオランダ語の姓であり、ラテンアメリカではユダヤ系移民をルーツに持つ者が多い。
英語では「デイヴィス」と読まれる。
生まれ故郷について
ダヴィッツが幼少期に生活していた貧困地区は、前述の通りに生き抜く為なら平気で大人を撃ち殺す子供が暮らす環境であり、これは麻薬戦争で敵対している獅子王組で内部抗争時に敵対派閥のトップだった黒澤航太郎が2023年2月15日の動画で「スラムではパン一個のために人を撃ち殺すんだ」と黒澤派の組員達に話していた。
関連タグ
京極の轍 ラスボス 美形悪役 哀しき悪役 イケメン マフィア
軍鶏 - エルペタスの若手アサシン。血を流すことで戦闘のギアが上がるという共通点がある。
エイジ - 元CODE-ELのアサシン。剣士タイプに相性が良いなど戦闘者のタイプとしては似ているが致命的に雑。
城ヶ崎賢志 - 羅威刃の二代目トップ。京極組と対立しており、一条と激突し最終的に敗れた共通点がある。ただしダヴィッツはギリギリで逃走に成功し生き延びているが、城ヶ崎は死亡している。
海瀬将悟 - 京極組の武闘派構成員。二丁拳銃の敵幹部を屠ったものの、その際に腹部に負った銃創が決定打となり、次に対峙した敵対組織のボスとの戦闘で敗死した点が共通している。
コブラ - 宇宙海賊を名乗る一匹狼の義賊。金髪碧眼・赤い衣服を着用・単独行動が多い・如何なる状況でも軽口を叩く・葉巻を嗜む・多機能な葉巻の使用など類似点が多い。ただし、ダヴィッツは他人に悪影響を及ぼす組織に忠実であるのに対してコブラは(成り行きとはいえ)他人に悪影響を及ぼす存在を倒すところが異なる。