概要
明確な基準こそ設けられていないが、一般的には以下のパターンに当てはまる。
端的に言えば「低評価のアニメを限られた視聴者のみが観続け、絶賛している状態」。
背景
長編ライトノベルを原作にしている関係上、アニメ版も2クールで製作された。
物語全般を通じて回想シーンがやたら多く、さらに急なストーリー展開もたびたび見受けられ、それらの点が視聴者をあまり引き付けなかった。
概念の成立と拡散
こうした状況は有史以来から各種コンテンツで幾度か発生してきたと思われる。中には特に意識されないまま歴史の狭間に埋もれていった事例も多かったであろう。
だが、2010年に放送された当該アニメの「事前の期待値」と「放送後の絶賛と酷評が飛び交う賛否両論」、そして最終的には上記にもある「ユーザー界隈の縮小」と残ったファンのみがアニメを絶賛しているというある意味異様な状況がネット社会の昨今の事情ゆえにほぼリアルタイムで観測されたことがきっかけでこの現象がクローズアップされてしまった。
現在ではコンテンツにおける生存バイアスの限界値として特にアニメ史に異彩を放つ事例になっている。