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概要編集

那須晃行中西茂樹によるお笑いコンビ。松竹芸能所属。

ガラガラ声(那須)とダミ声(中西)という特徴的な声で知られる。

二人はいとこ同士(那須の母と中西の父が姉弟)であり、コンビ結成の理由も『いとこだから頻繁に会うような機会が無く、その事が互いに寂しかったので、一緒にいる時間を増やしたかったから』という、生粋の仲良しコンビである。共に大阪府枚方市出身。


2001年結成。2008年から東京に進出した。

2010年から一時期「いまぶーむ」というコンビ名に改名していたが、あまり定着しなかったこともあり翌11年には「なすなかにし」に戻している。


主に漫才を披露する。正統派の「しゃべくり漫才」を得意としており、ハイペースなやり取り……特に、「ボケに対するツッコミを2人揃ってシンクロして言う」というスタイルのネタが特徴。

M-1グランプリでは準決勝に4回、THE_SECONDにはベスト32まで進出している。


落ち着いた風貌と声から、若手時代からよくベテランに間違われたという。第42回上方漫才大賞に出場した際、オール阪神・巨人オール巨人「お前らベテランやのに若手の賞レース出るな」と注意された(今大会でなすなかにしは優秀新人賞を獲得している)。


東京進出後も関西圏での活動が多く、長らく全国区での知名度は低かったが、2021年頃から『笑神様は真夜中に』などでその卓越したロケテクニックが注目されブレイクした。現在では『ラヴィット!』をはじめ多数の番組に出演、ロケを行っている。


ロケ芸人としては、『VTRの冒頭など、要所要所でコンビ芸をする』『ワープ(出演者がジャンプし、カメラが追うという場面転換)をする』など、完成されたロケ芸に加えて、自分たちから遠いジャンルのロケ(例:若者の流行・文化を学ぶ企画)であっても、しっかりと話題を引き出しつつ、積極的に笑いを取ってロケを盛り上げ、面白いものにするという技量を持つ。


メンバー編集

那須晃行(なす あきゆき)

1980年12月14日生まれ。出生地は京都府八幡市で、出身は大阪府枚方市。

ツッコミ担当。立ち位置は上手(右)。イケメンでガラガラ声のほう。相方からは漫才中やロケ中だと「那須くん」、ボケのときは「晃行」と呼ばれる。

小学生のころヤンキーに憧れを持ち、剃り込みを入れたことがある。中高生のころも「ヤンチャ」していたという。

特攻の拓ナイトガンダム物語に詳しい。

歌唱力に定評があり、テレビ番組などでたまに披露している。

2022年5月21日放送の『ゴッドタン』にて結婚したことを発表、同年5月25日放送の『ラヴィット!』にて自ら結婚について語った。妻はタレントの濱田准で、相方である中西や後輩のみなみかわなどからは「イタい嫁」などと評判(?)。

「ししまる」という名の犬を飼っている。

2023年12月12日、脳梗塞を発症し緊急のカテーテル手術を受けたこと、治療に専念するため当面の間休養することが、同月17日に松竹芸能より発表された(※発表前の14日放送の『ラヴィット!』は「体調不良」という形で欠席している)。幸い大事には至らず、中西も「何も心配はいらない」、妻の濱田も「とても元気」だと語っている。

2024年1月21日、退院を報告。 4月8日放送の『ラヴィット!』より活動再開したが、6月29日放送の『有吉くんの正直さんぽ』では言語障害のリハビリ中であることを明かした。


中西茂樹(なかにし しげき)

1977年9月24日生まれ。出生地は大阪府寝屋川市で、出身は枚方市。

ボケ担当。立ち位置は下手(左)。メガネでダミ声のほう。相方からは「中西さん」と呼ばれ、麒麟川島明は何故かラヴィット内で「中西のおっちゃん」と呼ぶ。

大のゲーム好き。アニメも好きで、アニメソングに詳しく、アニソンのイントロクイズを得意としている。おもちゃも好きである。

幼少期漫画家を目指していたことがあり、絵が得意。ネタ帳は舞台上での動きを示す詳細なイラスト入りのものである。

妻は梅小鉢の高田紗千子。2017年に結婚し、2019年に第一子となる長男を授かった。

妻の高田曰く、(若い頃の写真の柄は悪いが)非常に温厚で優しい人物。



エピソード編集

養成所卒業からデビュー前まで、コンビそろってひらかたパーク(ひらパー)で働いていた。社員から「君ら頑張ったら行けるんちゃう?」と背中を押されたことで松竹芸能に戻る決心がついたと語っている。今でもプライベートで訪れるという。


二人揃ってモンスターハンターシリーズのファンである。また、PSO2コロコロアニキなどのインターネット番組でMCを務めるなど、ゲームやホビー系コンテンツとの関わりが強い。


特徴的な声を生かし、かよえ!チュー学あはれ!名作くんではメインキャラの声優を務めている。


川島明によれば、中西は「若手時代、大阪の楽屋で入ってくる吉本芸人を逐一睨んでいた」とのこと。中西によれば、かつては大阪において番組内に「吉本枠」と「松竹枠」があり、「松竹だから」という視線で見られないために気を張っていたかららしい。なお、一方の那須の方は女性人気を気にしていたそう。


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